50歳の恋愛白書のレビュー・感想・評価
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何歳になってもあやふやな人生の物語
10数年ぶりに観返してみて、その間に自分も50歳になり、この映画が描いている人生の座りの悪さみたいなものが、よりしっかりした像として捉えられた気がした。レベッカ・ミラーの映画は基本的に、どのキャラクターにも倫理的なゆらぎがあって、この映画ではロビン・ライト演じる主人公と、キアヌ・リーヴス演じる35歳という設定のプータローのゆらぎが大きいのだけれど、どちらもあまり感情を爆発させたりはしない。そのふんわり感を、かつてはただふんわりとしか捉えられていなかったのだと思い知った。特に主人公は、ブレイク・ライヴリーが演じた若い頃の堕ちっぷりがわかりやすく描かれているだけに、初見のときは現代の姿をちゃんと理解できていなかった。と言っても、それが言葉にしづらいのがこの映画の長所であり、また、他人に伝えづらい弱点でもあるのだと思う。ハッキリいえるのは『50歳の恋愛白書』という邦題やラブコメという触れ込みは本作にとっては結構な邪魔であって、もっと人生そのものみたいな映画ですよコレは。そしてこれだけ人生のあやふやさを描きながら、ラストにちゃんと希望のようなものを提示してくれるレベッカ・ミラーは偉いなとも思いました。
高齢者の恋愛
今では良妻賢母として誰もが羨ましくなるほどの夫婦。物語は彼らが老人ホームのような老人ばかりのコミュニティに引っ越してきてから。で、現在と過去を交互に描く。
現在では友人サンドラ(ウィノナ・ライダー)が恋人との不仲の相談に乗ったりしていて、そんな時15歳年下のクリス(キアヌ・リーヴス)と出会う。
母親(マリア・ベロ)は薬物中毒。家出して叔母の家に転がり込むとレズビアンのルームメイト、カット(ジュリアン・ムーア)が棲んでいた。カットの小説のモデルとしてSMプレイをさせられ、喜んでしまうピッパ(ブレイク・ライヴリー)。叔母に家を追い出され、ドラッグまみれとなり、どんどん堕ちてゆくピッパだったが、ある時、小説家のハーブ・リーと出会う。財産家のジジ・リー(モニカ・ベルッチ)がいたにもかかわらず、彼に恋してしまったピッパ。ハーブもピッパを手放したくないと感じ、ランチの席上で離婚を切り出そうとすると、そこで拳銃を咥えて自殺をするジジ。衝撃的なシーンだが、なぜか突然切り替わり、ハーブとピッパが結婚式を挙げるシーンへと変わる。その後は薬物も止め、良き妻となろうとする・・・
しかし、現実に戻ると、80歳を越えてるというのにハーブがサンドラと浮気していると発覚!突然のことで戸惑い、ピッパはクリスのもとへと駆けつけるのだ。サンドラがすぐさまカミソリで手首を切るなんてところが笑えない(ウィノナ・ライダーらしいんだけど・・・)。さらに、突然ハーブが倒れてしまう。脳死状態となり息子と娘を呼び戻したピッパはハーブの安楽死を選択する(なぜだか重要な問題が感じられるが、さっと流された)。クリスと車の中で彼女にとっては久しぶりのセックス(最後までやったのかは不明)。告別式には出ないと宣言して、クリスとの新たな生活を求めて旅立ってエンディング。
胸にイエス・キリストの刺青をしているキアヌとか、リストカット女王のウィノナ・ライダーとか、いかれたジュリアン・ムーアとか、自殺するモニカ・ベルッチとか、印象的なシーンは多いが、最後のピッパの選択という無茶なストーリーが最も印象的。“老い”や高齢者の恋愛に関する問いかけみたいなテーマは感じるが、倫理的なものは無視か?子供たちも中東の危険地帯でのジャーナリストとして活躍するほど、全体的にキャラはぶっとんでいた・・・
母と娘は、行ったり来たり。
映画「50歳の恋愛白書」(レベッカ・ミラー監督)から。
「中年女性のラブストーリー」と解説にあったが、
私には、その恋愛場面では、引っ掛かるものがなく拍子抜け。
逆に、母と娘の微妙な距離感に、頷くものがあった。
主人公とその母、もちろん、主人公とその娘との関係は、
父親とその息子との距離感とは、ちょっと違う気がする。
血の繋がっている女性同士の関係は、未だに謎の部分が多い。
そんな関係を上手く表現した台詞が「母と娘は、行ったり来たり。」
さらに「いつも揺れ続ける、逆の方向へ」と続く。
仲がいいのかと思えば、こちらが驚くようなケンカしたり、
仲が悪いのかと思えば、べったりくっついていたり。(汗)
他にも「母がショートする日があった。電池切れだ」とか
「母の気分が私を支配した」
「母の正体を知るのに、私は16年かかった」など、メモは尽きない。
それでも、一番身近な同性として、離れられない関係なんだから、
ずっと仲良くすればいいのに・・は、息子であり夫であり父親の私の弁。
適当な距離で、見守るしかなさそうだな。
人生白書
監督さんは、桜🌸好きなんですかね〜。至る所に満開の桜や濡れた車のに散った花びら沢山ついてたので✨ 主演ピッパとキアヌ・リーブスが恋に堕ちていく話かと思いきや…💦 ピッパが生まれてから起こった人生白書って感じかな。 モニカ・ベルッチ いつ見ても綺麗すぎます‼ヾ(≧∇≦*)〃ちょっとしか出てなかったけど😓 キアヌ・リーブス ホモ説を以前聞いてから女性とキスしたり身体を触るシーンは 見ててなんだか…💧ね😅 家族の事 結婚の事、死…イロイロ考えさせられた、思わず軽く泣いてしまったょ。
何を描きたかったのかがわからない・・・
評判自体はすごくいいのに、私の心には全然響いてこなかった。中年女性へ、まだまだ頑張れるよという応援歌なのか、人生いろいろあるという話なのか、わかりましぇ~ん!!! お手上げでした。キャストがかなり豪華だったので、期待したのだが、残念だった。ショーン・ペンと別れたばかりのロビン・ライトを使ったのは思わせぶりなところがあるのかもしれないが、キアヌー・リーブスも魅力が感じられず、よくなかった。
短いので時間つぶしにちょうどいい
ロビン・ライト・ペン、モニカ・ベルッチ、ジュリアン・ムーア、ウィノナ・ライダー、アラン・アーキン、キアヌ・リーブス。
これだけの豪華なメンツが揃っていたとしても、名作になるとは限らない。しかし、駄作でもない。
邦画にはほとんどないアラウンド50歳のシニア恋愛映画だが、恋愛に奔放なアメリカ映画だけに退屈することはない。
確かにありがちな展開ではあるが、ピッパ(ロビン・ライト・ペン)の過去はなかなかどうして優等生とは真逆の人生で面白い。
今作は分かりやすいラブコメディ(50代以上部門)代表と言っても良い。
みんながそれなりに歳を重ねているので経験を積んでいて、様々なものを背負っている。
それなのに、何故だか尊敬できない大人たち。それは皆が皆、ちょっとダメなところが目につくからだと思う。
やはりそれなりに欠点はあった方が逆に親しみやすいものだ。
ピッパは旦那(アラン・アーキン)の浮気によって背負っていた重圧から解放される。突然アニメーションが挿入され、妻から旦那を寝取った後ろめたさのバトンがロビン・ライト・ペンからウィノナ・ライダーに手渡されるのだ。そのコメディに徹した描写は観客の笑いを誘う。
そこでピッパは晴れやかな気持ちになり、何の憂いもなく若い男(キアヌ・リーブス)に走れるわけだ。
総じて楽に見れる映画で、何より98分という短い尺は観客に無駄な負担をかけないので気楽さが売りと言っても良い。
見て損はない。だが過剰な期待はしない方が良いのも事実だ。
年齢設定が致命的……
最初にお断りしておくと、ストーリーとしてつまらないわけでも、
映画として出来が悪いわけでもありません。
でも…
リアリティがない、、、
と、感じたがゆえの辛口評価です。
まず、何がびっくりしたって
ロビン・ライト・ペンが50歳の役をやってるということです。
「え???そんな年だっけ??あんなに綺麗なのに、、、」
と気になって実際の年齢を調べたらまだ43歳でした。
よかったーーー(何がだ??)
では実際に誰が50歳かと思ったら、本作にも出ているジュリアン・ムーアが50歳。
だったら、ジュリアン・ムーアを主演にすればいいんじゃないの??
ジュリアン・ムーアだと、“恋に落ちる年下くん”キアヌとのバランスが悪いとでもゆうの??
でも、このキアヌ、35歳という設定なのですが、
腹がたるみすぎで逆方向にムリありすぎです…
しかも、これまた年齢を調べてみると、
キアヌは、ロビン・ライト・ペンより2つ年上の45歳じゃないですかーーー!!
なんだこのキャスティング、、、
仮に、
「50歳を演じるロビン・ライト・ペンと35歳を演じるキアヌでこそ、美しい釣り合いがとれる」
という理由だとしたら、
その「釣り合い」ってなんなのでしょう?
リアリティのある50歳のオンナと、
それなりにいい年なのにフラフラしてる35歳のオトコが、
どう見てもバランス悪いのに恋に落ちる…からこそ面白いのでは???
せっかくこんなに豪華なキャスティングなのに、もったいなーーーい、、、
話自体もつまらないわけではないのに、
なんかこうゆう予定調和感が全体に出てしまい、
ありがちな奇抜、ありがちな個性に陥ってしまっているように思えました。
残念、、、、
でもDVDで見る程度なら、キャストの豪華さだけでゆるせると思います。
夫婦仲を測るリトマス試験紙になるかも
今作は、初めて訪れる劇場にて鑑賞。 どの座席が観やすいのかわからず、 HPから手探りで予約したのですが、 いざ行ってみると、もっと観やすい席がある(泣) また行くかどうかわかりませんが、次回はその席で観ましょう。 ☆彡 ☆彡 作品タイトルどおりの年代向けかな わたしは、この終わりかた好きだけど 登場人物たちを、ハナっから拒絶しちゃう人いるよね 私の前の回を観ていた年齢層も、 私と同じ回を観ていた年齢層も、 作品タイトル前後のお客様が多かったのですが、 作品のターゲットは、その世代になる気がしました。 これまでの人生への後悔 これからの人生への挑戦 私ですら、普段考えることがあるくらいですから、 この年代の人たちは、リタイア後も視界に入ってきますし、 ボーっとしていると、このことを想像している人は多いのではないでしょうか。 テーマは良いと思います。 シリアスになりすぎず、コミカルな描き方も良かったです。 ただ、登場人物像を受け入れられるか否かで、 今作、楽しめるか楽しめないか、二手に分かれると思います。 その理由なんですが、 薬物(麻薬)が深く関わっています。 またメンタル面に異常をきたす場面もでてきます。 ここ観ている側からすると、少々えぐいんです。 観終わった立場からすると、例えば軽度なDVなどでもよかったかな、と。 エンディングで 清らかで明るくなれるだけに、 序盤と中盤さえ、もうちょっと 筋道が整っていれば、更に良質な大人向けの作品になれた気がします(笑顔) ☆彡 ☆彡 エンドロールが流れ始めたときの 心地よさはお約束できますが、問題は それまでイラつかずに席についていられるかどうか(苦笑) 人生に迷いを持っているかた、 普段なんかモヤモヤしていて、 スキッとしたい女性にお薦めかな。 夫婦やカップルで行ってしまうと、 下手をしたら男性が蒼ざめる結果に なるかもしれませんので、御注意下さい。 夫婦仲に絶対の自信がある人は大丈夫です(笑顔)
50歳の薬物白書。
好き好きはあるだろうけれど、
とりとめのない映画って私的にコレだなと感じた作品。
まぁ…タイトルからして恋愛映画か?と思わせるあたり、
いえいえ、どちらかというとまるでそうではありません^^;
女性監督独特の視点で描かれる物語は薄暗くて自堕落、
R・ライトとM・ベルッチ以外は女性の撮り方もイマイチで、
あー女性監督っていうのはこういうの多いなぁと思わせる。
年上の作家と結婚し、美しく歳を重ねた50代女性の過去、
まぁ~凄い生活、と思うほどのドラッグにまみれた日々は
自分の母親との葛藤にも起因しており、今の夫と出逢って
違う自分を演出してきたに過ぎなかったことが判明する。
そもそもそこへ至るまでの原因は…最後まで明かされず
それがまた、けっこう衝撃的だったりするが^^;
なにしろどこをとってもリアル感に程遠く、ごく普通の家庭
では起こり得ない話のような気がしてならなかった。
でもって…突然、前半身刺青のキアヌが登場!である(爆)
彼との出逢いが彼女のこれからを変えるのは想像できるが、
なぜ彼なのか?というか、どうしてそこでするんですか?と
いう疑問がやはり湧きあがって…やっぱり共感できない。。
50歳という節目を迎えて何かが変わり始める、というのは
理解できるのだが、そこまでのとりとめのない描き方では
このピッパ・リーが背負ってきたものが伝わってこないのだ。
さて、ロビンが相変らず美しいのはさておき^^;
似ても似つかない顔?若い頃のB・ライヴリーが巧かった。
A・アーキンをはじめ超豪華なキャスト陣が軒を連ねており、
彼らを観る意味では楽しめる作品といえる。かも。
(なぜかロビンの顔を観ると不幸を感じてしまう私が悪い?)
本作の核心は、恋愛よりも親と子のつながりにあると思います。
本作は、タイトル通りの恋愛映画ではありませんでした。キアヌも、キアヌでなければいけない理由が見あたらないほどの脇役ぶり。それでも、本作のタイトルにしたのは、女性ファンを取り込みたい配給会社の苦肉の策だと思います。 本作の核心は、親と子のつながり。トラウマの根源にあるものは親子関係にあると思います。本作は、人気作家のハーブと幸福な結婚生活を過ごしているピッパの現在から、繰り返し少女時代にカットバックし、彼女が抱えているトラウマの経緯を同時進行で描いて行きます。 ピッパが母親から逃れるように家出してしまったのは、DVではなく、むしろお節介すぎる母親の愛の押し売りに息詰まってのものでした。このトリモチのようにネバネバと子供に干渉してくる親の愛ほど、子供にとってウザイものはありません。建前は、子供を労り、導いてあげているつもりでも、しっかりそこに親としてのエゴを見抜かれているから、子供としては、その独善的な優しさが凄く嫌なのです。 ところが親の因果が子に報いというのは、このトリモチの愛も例外ではなかったのですね。あんなに嫌っていた母親のお節介なところを、ピッパ自身が親になったとき同様のことを娘のジジにやってしまうですね。そしてジジもまた家出同然で、報道カメラマンとなり、あえて紛争地域へ取材に出かけたのです。そのため娘の消息を案じた、ピッパの心が安らぐことはありませんでした。 ビッパも娘時代は、薬にのめり込み、荒んだ生活を送っていました。ビッパと娘のジジに共通するのは、親の独善的な優しさに対する復讐心が潜在的に働いて、無意識に親を心配させる生き方に自分を追い込んでいくところです。そして、困ったことにその発端となるトラウマ自体、ふたりともほとんど忘れてしまっているところなんですね。 このように『かいじゅうたちのいるところ』と同様に、本作も親子のあり方について深く考えさせられる内容になっています。 ところで、強烈な体験をするとき、忘れていたトラウマがパンドラの匣を開け放したように反応することがあります。ビッパの場合は、信頼していた夫の浮気でした。そして事もあろうに、その相手とはビッパの親友だったのです。そして追い打ちをかけたのは夫の告白でした。浮気に走ったのは、自分を男として見なくなり、介護対象として扱われたからだと憤懣やるたかない表情で口走ったのです。 老人ホームに引っ越していらい、年老いた夫のために尽くしてきたつもりだったビッパにとって、青天霹靂の言葉だったに違いありません。 心の支えを失ったビッパは、夢遊病癖が酷くなり、やがて自傷して入院してしまいます。ここで意外なことが起こりました。行方も分からなかったジジが駆けつけてくるのです。そして母親の傷心の深さに初めて直面したジジは、初めてビッパの辛さを理解して、心から心配かけたと、涙ながらにビッパの懐に飛び込み謝罪するのです。ここが一番クグッと泣けました。 トラウマが解消していくためには、トラウマにかかわった親・兄弟などの人生を深く理解する必要があります。どうしてそんな立ち振る舞いをするのか、辛い思いをさせられた人物の、バックヤードに綴られてきた人生の轍を理解したとき、初めて深く赦せる気持ちが起こせるものではないでしょうか。 えっ、じゃあキアヌ様の出番がないじゃないのということになりますね。 キアヌが演じるクリスは、ビッパがよく買い物するコンビニの店員でした。彼も心に影があり、近所ではトラブルメーカーとして煙たがられていました。 夢遊病になったまま、店にやってきたビッパを見て、彼女の異常さに気がついたクリス。そんなクリスを意識したとき不思議な心の安らぎに気がついたのでした。 夫の裏切り、そして死去。ぼっかり空いた穴に、クリスの孤独さが忍び込んできました。ふたりの燃え上がるようなセックス描写が印象的。 これがただの恋愛映画に止まらないのは、ハッピーエンドなラストシーンすら、不安定に見えてしまうところです。 互いに心の傷と孤独を背負ったまま、15歳の年齢差も介せず、激しいセックスに身を窶すシーン。それは幸福な未来の到来よりも、一時の『渇き』を埋めるだけの刹那い関係を暗示させるものでした。 ということで、特別に50歳だからというところは全然ありませんでした(^^ゞまぁ、お相手がキアヌ様だから、なんと羨ましい!と思わせるところがツボなのでしょう。
結婚
私はまだ18歳ですが 主演女優の人生を観て 人生経験が人を大きくする こう思いました。 結婚と恋愛の違い コメディチックなシーン 彼女の苦しみ 色んなものが 混ざりあった 女性への贈り物 こんな作品だと思います
なんともコメントのしようのない映画><
はっきり言って期待はずれの映画でした。 過去の事と現在の事を並行にしてストーリーが進んで行くのですが、頭の中を整理して考えていかないといけない多少、理解に苦しむ映画でした。 ただ、良き妻を演じていた女性が50才を起点にある男性と巡り合い、恋に落ちたって事に関しては、わからない事もなかったですが・・・ 実際、この映画で楽しめたのはラストの15分位ではなかったでしょうか。
まだまだイケる~?!
“人生半分過ぎたら、やりたいことだけやろう。”←何ともポジティブなキャッチ!あれ?吾輩も人生折り返し地点に、刻一刻と近付いてるんやなあ~(哀)。 ロビン・ライト・ペン、アラン・アーキン、モニカ・ベルッチ、ジュリアン・ムーア、ウィノナ・ライダー、そしてキアヌ・リーヴスと、何とも“地味~に、豪華なキャスト”が結集いたしました(^^;。アクション・シーンのないキアヌを見るのは、久々のような気が…。そしてこの映画で描かれているのは、“いい歳をした大人の自分探し”でございます。ムチャにムチャを重ねた若き日々を過ごした女性が、『家庭を守る事が“幸福”なのだ』と考えを改め、脇目もふらずそれを実践し続け、30年近く経過して、ふとその息苦しさに気付いてしまう。そして彼女は“新しい人生=セカンドチャンス”の始まりを確信するのです。そう正に『人生、幾つからでもやり直せる!』と、この映画は思わせてくれます。ただ、それを実行できるかどうかは、人それぞれに掛かってくるんですがね。でも50歳くらいで、『後の人生、やりたいことだけやろう!』なんてことが果たして可能なんですかね?50歳って、吾輩はまだまだ“現役”だと思いますよ。吾輩の周囲を見回しても実際そうですし、確かに人生半分過ぎたってことにはなるんでしょうけど、本当に何もかも投げ捨てて、新たに突き進んでいけるのは、普通の人ならもう少し歳を重ねてからになるでしょうね。まあ金銭的に恵まれてるとかいうのであれば、話は別ですが、吾輩なんてまだまだ…(爆)。そういう意味では、本作の主人公ピッパ・リーも、恵まれていたと言えると思います。う~ん、吾輩はいつになったら、“新しい人生”を歩めるでしょうね(何?まだ歩く気かって??ホットいてください!)。まあ、死ぬまで今のままかも知れませんが…(>_<)。 ロビン・ライト・ペン、実年齢43歳→今回50歳。キアヌ・リーヴス、実年齢45歳→今回35歳(!)。このキャスティングはどうかな~?劇中ロビンは老けメイクしてても、結構キレイでしたし、何ぼ若く見えるっつっても、キアヌは少々シンドイかと(^^;。あ、アラン・アーキンの“若作りメーク”には笑えました。 この映画、これからの高齢化社会に向けて、とてもマッチした内容であると思います。即ち『人は、幾つになっても恋をする』なんかこうやって書くと、素敵ですよね。不思議と元気が出てきます。でも、同じ恋をするなら、やはり若いうちにしておきたいかな?だって肌の張りとか違いますもんね(←エロオヤジのささやかな本音(^^;)!
キャストに惹かれた映画で、観てよかったですね!
美貌と知性を兼ね備え女性、ピッパ・リーの人生を振り返りながら展開する映画、50歳で15歳年下のクリスと恋に落ちる羨ましいストーリーでした。 ウィノナ・ライダーの演技には笑えましたし、キリストの刺青を全身にまっとたキアヌ・リーブスにも、ちょっと笑えてしまいました。モニカ・ベルッチ出てるし、キャストは豪華で、面白かったですね・・・
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