劇場公開日 2010年2月5日

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「まだまだイケる~?!」50歳の恋愛白書 mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0まだまだイケる~?!

2010年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

難しい

寝られる

“人生半分過ぎたら、やりたいことだけやろう。”←何ともポジティブなキャッチ!あれ?吾輩も人生折り返し地点に、刻一刻と近付いてるんやなあ~(哀)。

 ロビン・ライト・ペン、アラン・アーキン、モニカ・ベルッチ、ジュリアン・ムーア、ウィノナ・ライダー、そしてキアヌ・リーヴスと、何とも“地味~に、豪華なキャスト”が結集いたしました(^^;。アクション・シーンのないキアヌを見るのは、久々のような気が…。そしてこの映画で描かれているのは、“いい歳をした大人の自分探し”でございます。ムチャにムチャを重ねた若き日々を過ごした女性が、『家庭を守る事が“幸福”なのだ』と考えを改め、脇目もふらずそれを実践し続け、30年近く経過して、ふとその息苦しさに気付いてしまう。そして彼女は“新しい人生=セカンドチャンス”の始まりを確信するのです。そう正に『人生、幾つからでもやり直せる!』と、この映画は思わせてくれます。ただ、それを実行できるかどうかは、人それぞれに掛かってくるんですがね。でも50歳くらいで、『後の人生、やりたいことだけやろう!』なんてことが果たして可能なんですかね?50歳って、吾輩はまだまだ“現役”だと思いますよ。吾輩の周囲を見回しても実際そうですし、確かに人生半分過ぎたってことにはなるんでしょうけど、本当に何もかも投げ捨てて、新たに突き進んでいけるのは、普通の人ならもう少し歳を重ねてからになるでしょうね。まあ金銭的に恵まれてるとかいうのであれば、話は別ですが、吾輩なんてまだまだ…(爆)。そういう意味では、本作の主人公ピッパ・リーも、恵まれていたと言えると思います。う~ん、吾輩はいつになったら、“新しい人生”を歩めるでしょうね(何?まだ歩く気かって??ホットいてください!)。まあ、死ぬまで今のままかも知れませんが…(>_<)。

 ロビン・ライト・ペン、実年齢43歳→今回50歳。キアヌ・リーヴス、実年齢45歳→今回35歳(!)。このキャスティングはどうかな~?劇中ロビンは老けメイクしてても、結構キレイでしたし、何ぼ若く見えるっつっても、キアヌは少々シンドイかと(^^;。あ、アラン・アーキンの“若作りメーク”には笑えました。

 この映画、これからの高齢化社会に向けて、とてもマッチした内容であると思います。即ち『人は、幾つになっても恋をする』なんかこうやって書くと、素敵ですよね。不思議と元気が出てきます。でも、同じ恋をするなら、やはり若いうちにしておきたいかな?だって肌の張りとか違いますもんね(←エロオヤジのささやかな本音(^^;)!

mori2