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血のエイプリルフールのレビュー・感想・評価
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リメイク失敗
「エイプリルフール/鮮血の記念日」のリメイク版。オリジナル版は地味ながら雰囲気が良く、詩的な表現も感じられて二回、三回と観たくなる作品だったが、本作はただ単に地味なだけに終わってしまっていた。どこか雰囲気やカメラワークなどが安っぽいのである。演者も決して魅力的な役者とは言いがたいため、本当に予算のない映画を観ているように思えてしまう。
登場人物がクズばかりなのだが、徹底的にクズに描いているのは好印象だ。そんな彼らが理不尽な死を迎えるのは残酷だがどこかニンマリしてしまう。若い頃にはめをはずすことも人間ならばあるだろうが、やって良いこととやってはいけないことの区別はつけるべきだ。本作を観て、より日頃の生活態度をしっかり正すように心がけるようになった。
メッセージ性はあるだろうが、怖くて面白いホラーを観たければ別の作品を観るべきだ。
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