「ノスタルジックモラトリアム」ソラニン クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
ノスタルジックモラトリアム
昔感じた郷愁が迫ってくる感じ。
今の自分は戻れない想い出の中の淡い純情。
多分10代20代には響くであろう。
自分もその年頃であれば、この作品は劇薬かもしれない。
悲しいかなおじさんな自分には、わがままな若者の話でしかない。
それでも同情を禁じ得ないのは、まだまだ未熟な自分が中にいるから。
カエルに手紙を入れようとするおじいさん。
呆けてる割に応答ハッキリしてる、あのテキトーなやりとりの中で、
残された人は亡くなった人を、忘れないでいようとするが、
亡くなった人は残してきた人を、はたして覚えているのだろうか。
天才・宮崎あおいの序章。
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