劇場公開日 2009年10月9日

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「女性への愛」ワイルド・スピード MAX サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0女性への愛

2023年5月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

本作から本格的に主人公となったドミニクことヴィン・ディーゼル。同時に、製作を務めることに。そのおかげか、過去3作品とはガラリと変わったテイスト。かなりドラマチックでシリアスで深い内容になっており、かなりパワーアップ。見応えのある作品に仕上がっているし、どんどんレベルが上がっている感じがすごく嬉しい。

今までの悪ノリ感は払拭され、相変わらず馬鹿げてはいるけれど、結構真面目なストーリー展開。ドミニクやオコナーの過去や家族が描かれており、アクション全振りだったこれまでとは、全然違う面白さが本作にはあった。笑えるシーンもあれば、悲しいシーンもある。本格的にワイルドスピードが始まったような感じがして、ワクワクが止まりませんでした。

ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーのタッグが最高に良い。謎の安心感があり、身を任せられる。一緒になってひとりの女性(妹)を守ろうとする姿は胸アツだし、互いに認め合って高めあっていくのも、バディものとして素晴らしい出来。また、女性陣が大活躍するという点に置いても今までとは違い、新生・ワイルドスピードって感じで面白い。

MEGA MAXに繋がる前編のような作りであったため、1本では解決し切れていない部分もあるが、歴代ワイスピの中では今のところダントツ1位。ドミニクが持つ信念がめちゃくちゃカッコよくて、強面だけど根は優しいという愛されキャラが本作で確立していました。

サプライズ