「続けば続くほど落ちぶれていき、ヒットした第一作の名まで汚してしまう...」ワイルド・スピード MAX yosさんの映画レビュー(感想・評価)
続けば続くほど落ちぶれていき、ヒットした第一作の名まで汚してしまう...
続けば続くほど落ちぶれていき、ヒットした第一作の名まで汚してしまうシリーズものの映画は多々ある。四作目となった『ワイルド・スピードMAX』は、まあなんとかそのパターンにギリギリハマらずに済みそうであります。。今となっては立派に主役をはれるまでになったヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが、再び出演するとあって一気に話題性がアップした最新作。
始まりからいきなりハイテンションなカーアクションで観る者の気持ちをガチリとワシ掴み、そのままのノリとリズミカルなテンポでグングン進んでいく……と思いきや、中途半端なサスペンス要素を盛り込んだり、人間ドラマも描き方が下手くそだしで、一番面白かったのは冒頭のシーンという哀しさ。
挙げ句の果てには、有力な客である車好きを落胆させるように、登場する車種と数が圧倒的に少ない。
まあでも、相変わらずワイルドな魅力満載なディーゼルさんと、イケメンに渋味が入ってよりカッコようなってきたウォーカーさんのコンビは十分ご馳走で、ミス・イスラエルの姉ちゃんや、学園もののイメージが抜けつつあるジョーダナ・ブリュースターと、女性陣もええとこ揃えてます。
二作目、三作目で悲しい思いをし、今度こそは!と意気込む姿勢で見ず、まぁハズレてもいいや的な広い心を持って挑むべき一作かと思われます。。
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