劇場公開日 2010年7月3日

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「テンポが終始良い」ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い crisさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0テンポが終始良い

2024年8月25日
iPhoneアプリから投稿

めちゃくちゃ久しぶりに見た。10年ぶりくらい。
当時見た時も「テンポ良かったし面白かった」って印象だったけど、今回見ても同じように思った。本当にテンポが良くて間延びしない。
ドタバタ系、やらかし系コメディものって、リアルからかけ離れてどこかチープすぎちゃう時があるんだけど、この作品はなーんか不思議とそれがないんだよな、なぜだろう。キャストかな?テンポかな?
テンポも、上げすぎるとコメディタッチすぎる、リアルからかけ離れていくのかも。今作は、テンポいいんだけど普通のドラマのようなテンポでもあったのかもしれない。そうだ、それかも。やらかし系なのに演出は普通のドラマみたいだったんだ。それが見やすかったんだ多分。

やらかし系コメディの登場人物って、あんまりその人物の人となりを知れないというか深掘りしないけど、結構この作品の登場人物はちゃんとどういうキャラ、人間なのかが際立っていたように感じる。気づけばどのキャラにも愛着が湧いてる。2シーズンくらいのドラマを見てきたかのような親近感。

・何がどうなってこうなったんだろう?
・あいつはどこ行った?
・帰らなきゃいけないタイムリミットがある
この三軸はすごくわかりやすい。
見てる側も同じような気持ちになって見れる。入り込みやすい。

ブラッドリークーパーの役も、合ってたなあ。
いい加減さもあり、リーダー気質もあり、まとめ役でもあるけど「なんとかなるっしょ」感もちゃんとずっとある。

ステューもわかりやすい。
しっかりしてる。でもダメダメなところもある、心配性でもあるけどいい加減さもある。まじめな面もあるけどノリもよかったりするんだろう。
だからここ友達なんだろうな、っていうそういうのが垣間見えて良かった。
ときどき「違うキャラがコントラストになっていい」という考えなのか、いやいやここ友達になるかな?合わないだろ、みたいな「親友」とか「恋愛」の設定見るけど、このハングオーバーのメンツは「ああ、だから仲良いんだろな」って納得できる人物設定だった。

そのグループに追加された、嫁の弟(問題児)って図も、なんかわかるし愛おしい。笑
「おいお前〜〜なにやってんだよ〜」ってお兄ちゃんグループに言われつつ可愛がられてる奴。

やばいことやっちゃうけど、なんか一生懸命なとこもあったりして憎めないんだよな。その感じがめっちゃ出てた。アラン。よかった。

こりゃ3部作見ちゃうよな。会いたくなっちゃうもんあの3人に。
次はどこで何が起きちゃうんだろう。
3部作全部見たはずなのに忘れてる。笑
もう一回、楽しめるね。笑

p.s.
こんなことが起きてたらしい。が最後EDに乗せて見れるのがほんとちょうどいい。いい演出。
バカやな〜〜〜〜〜〜笑 THEベガスやってんな〜〜笑 が微笑ましい。笑

cris