「久々に笑えるアメリカン・コメディー」ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)
久々に笑えるアメリカン・コメディー
日本ではあまり馴染みのない結婚直前の男友達だけの旅行、いわゆる独身さよならパーティーのドタバタを描いたコメディーだが、花婿の失踪事件を絡めて、これがまた結構おもしろい。
アメリカの喜劇というと、笑えないパロディーと下ネタの連発で、お国ではヒットしても日本では不発という作品が殆ど。その点、今作の台詞は、ある意味、気の利いた下品さで、アジア系のイカれたチンピラに脅迫されるなど、3人の男たちの置かれた状況自体に可笑しさがあり、これは日本でも受けそうだ。
失踪事件の謎解きは少しかったるいが、まるで記憶がないほど酔っての所業が少しずつ暴かれていく過程がミステリアスだ。ただの馬鹿騒ぎではない展開が、この映画の懐を広く深いものにしている。
そして、数々の所業の全容が明かされるエンド・ロールは爆笑必至だ。
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