「これぞハリウッド・コメディ」ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い ikuradonさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞハリウッド・コメディ
今年のゴールデングローブ作品賞(ミュージカル・コメディ部門)に輝いたおかげで、当初は日本ではDVDスルーの予定だったのだけど、急遽劇場公開が決定した実力派コメディ。
ストーリーは、タイトルの通り(笑)。
ハリウッドの現代コメディって、どれだけ下品さが抑えられるか、それでいて笑えるかが勝負だと思うけど、この作品はそこまでお下劣さがないのが好印象。たとえばセス・ローゲンの「スーパーバッド 童貞ウォーズ」「スモーキング・ハイ」などは笑いに負けじとエログロさが半端なかったり、ウィル・フェレルの「俺たち」シリーズ(注:日本で勝手にシリーズ化ぽくしてるだけで実際シリーズではない)はオフビートにハズしすぎて笑えなかったりする。ちょうどその中間に位置するのがこの「ハングオーバー!」。ありきたりなバチェラーパーティの失態だけど、最後まで爆笑した。
“謎解き”写真でエンドロールまで大いに笑わせてくれるこのサービス精神。このコテコテのエンタメ主義が正統派ハリウッド・コメディだ!
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