「望まなかった続編」パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉 太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
望まなかった続編
この作品は、ジャックとウィル、エリザベスにバルボッサがいてこそのシリーズだった。
1作目からの事件はすべて解決し、生命の泉へと向かう海賊たち。
彼らの旅は途絶える事など無い・・・。
・・・・・・・という風に完結したはず・・・なのだが、どうして続編を作ってしまったのか。
前作の2部作にわたったデイヴィ・ジョーンズとの壮大で壮絶な戦い。
あれだけ見事な終わり方をすれば、次回作でどんなインパクトのあるものを作ろうとしても地味になってしまうことくらいわかるだろう。
過去何度も経験したディズニーは、これにいつ気付くのか。
さらに今作、監督が変わったというだけでなぜあれだけギャグの味が変わるのか。
パイカリらしい笑いがほとんど無い。
というか、いつものバカ二人組がいない地点でギャグがまとまるわけがない。
非常に残念だ。
悪役の黒ひげもインパクトが小さく、説明も不十分のまま終わってしまい、何とも言えなかった。
他にも色々と、悪い所が沢山ある今作、これは頭をスッカラカンにして観れば面白いのだろうか。
と思うが、どうしても前作を忘れられない。
本当に作ってはいけない作品だった。
え?続編やるのコレ?
コメントする