劇場公開日 2011年5月20日

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「海賊たちの戦い」パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉 SAOSHIーTONYさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0海賊たちの戦い

2011年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

この作品を観る前はいろんなことを考えました。監督がロブ マーシャルで大丈夫だろうか?とかジェリー ブラクハイマーはここのところヒット作もないので大丈夫だろうか?とかそんなことを考えていました。しかし、結果的には“呪われた海賊たちには遠く及ばないもののなかなかの作品ができたと思います。

いちいちストーリー説明はしませんが、生命の泉をめぐりジャック、バルボッサ、黒ひげそして、アンジェリカが戦いを繰り広げるというものです。

注目は俳優陣の演技とインディー ジョーンズを彷彿とさせるストーリーです。これまでの3作では船上や海での戦いが多かったのに比べ今回は方向性を変え極力陸地での戦いが多くなっています。アクションシーンも非常に長い上にあのハンス ジマーのテーマ曲がふんだんに使われていて爽快な気持ちにさせられました。

演技面もジョニー デップのコミカルなジャック スパロウの演技やバルボッサ演じるジェフリー ラッシュの強かな演技そして、なんと言ってもアンジェリカ演じるペネロペ クルスのセクシーさを極力押さえた演技。特にペネロペ クルスに関しては撮影中妊娠していたそうです。ややふっくらしたなとは思いましたが、まさかあんな激しいアクションシーンにまで挑戦するとは思いませんでした。

ストーリー面はと言うとかなり地味ですがそれは「呪われた海賊たち」から始まったことで今に始まったことではありません。加えてなぜロブ マーシャルが起用されたのかは本編を観れば一目瞭然です。しかし、私が思うにロブ マーシャルは今回は完全にディズニースタジオとジェリー ブラッカイマーに完全に操られていたように思います。まるでプロデューサー側がロブ マーシャルという人がどんな人なのかちゃんと知っていた上で起用したのではないでしょうか?それが今回の成功の鍵になったと私は思います。

さて、本作の弱点は主に2点あると思います。1つ目は派手なアクションとは対照的にドラマ要素がかなり地味だということ。そして、もう一つは敵役のはずの黒ひげというより演じたイアン マクシェーンが最強の海賊とか言われているわりにはあまりたいしたことがなかったという点です。

そして、3Dのことですが、私は3Dで観なくても十分楽しめる作品だと思います。ちなみに私は2Dで観ました。

いずれにしてもこれは良作です。周りはかなり悲観的な見方をしているようですが、私には理解できません。ディズニーは新たなる3部作を製作すると言っているのでどんな展開を魅せるかが気になります。

SAOSHIーTONY