USB

まあ、作家性の強い映画なので好き嫌いは人それぞれでしょうが、私は全く苦手。人を不快にする演出に長けた、偽悪趣味の変人映画としか思えません、評価不能。
父の跡を継いで医者になろうと言うのは殊勝な了見だが、いい年をして親のすねかじり、挙句にギャンブルに嵌って800万の借金、ヤクザに脅されヤクの売人、放射能すら小馬鹿にしたような薄笑い、妊婦の彼女と放射線を浴び、頭が二つある子が欲しいとは錯乱状態も極まれり・・。
３．１１の後でも同じ映画を撮れるのか製作陣に訊いてみたい。

動画配信で映画「USB」を見た。

劇場公開日 2009年6月6日

2009年製作／95分／日本
配給：NEGA

渡辺一志33才
桃井かおり57才
大森南朋37才
大杉漣58才
野田秀樹54才
小野まりえ
峯田和伸
奥秀太郎監督

豪華キャストだと思う。

オープニング後すぐにホットプレートでモツを焼いている女性に見覚えがあった。すっぴんのようだった。

「あ、桃井かおりだ。年を取ったなあ」
しかし化粧をすると、とたんにキレイになった。

職務質問をされた男女が警察官を射殺した。

予備校生がヤクザから預かった覚醒剤を売りさばく。

被爆の治験者になったら報酬は2か月で200万円。

この監督のことはつい最近まで全く知らなかったが、
見ていて非常に痛みを感じる作品ばかりのようだ。

満足度は５点満点で４点☆☆☆☆です。