劇場公開日 2009年3月7日

「自分にもおなじような人生の経験がいろいろあったなあ。 この映画を見て妻のことをさらに愛おしく感じた。」つみきのいえ ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0自分にもおなじような人生の経験がいろいろあったなあ。 この映画を見て妻のことをさらに愛おしく感じた。

2025年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

動画配信で映画「つみきのいえ」を見た。

2008年製作/12分/日本
劇場公開日:2009年3月7日

監督
加藤久仁生
ナレーション
長澤まさみ

おじいさんは背中が曲がっている。
おじさんは一人暮らしだ。

テレビを見ながら、
ワインを飲み、
食事をする。

就寝した。

翌朝、おじいさんが目を覚ますと、
家が浸水している。

おじいさんは煉瓦と漆喰を注文すると、
家を増築しはじめた。

誤ってパイプを水中に落としてしまった。

パイプを拾うためにおじいさんは潜水服を着た。

潜って行ってパイプを拾った。

パイプを拾ったときに妻のことを想いだした。

妻はもういない。

おじいさんはさらに深く潜って行く。

妻が寝ていたベッドを見つける。

さらに深く潜る。

娘夫婦と孫と記念写真を撮ったリビングルームがある。

さらに深く潜る。

ひとり娘が娘婿を連れてきたときの情景。

娘が家から巣立った日のこと。

妻と二人で娘を育てたあの日々のこと。

ついにおじさんは海底に降り立った。

そして幼いころに妻となる女性と出会ったことも蘇ってくる。

青年になり、妻にプロポーズし、そして夫婦になった。

妻と二人で、煉瓦と漆喰で小さい家を建てた。

その家でワインを片手に妻と食事をする。

懐かしい思い出がよみがえる。

我に返ったおじいさんは転がっていたワイングラスを拾った。

住居スペースに戻ったおじいさんは自分のワイングラスと、
妻のワイングラスの両方にワインを注いだ。

自分にもおなじような人生の経験がいろいろあったなあ。

この映画を見て妻のことをさらに愛おしく感じた。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック