劇場公開日 2010年7月23日

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インセプションのレビュー・感想・評価

全399件中、361~380件目を表示

4.5面白かった!

2010年8月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

最初は、ちょっと戸惑ったけど、観ていくうちに映画にのめりこんでいってしまった!展開が早く画面全体が迫力のあるシーンで一杯だった。絶対劇場で見た方が面白いと思う。ラブシーンもあり、最後はちょっとジーンときてしまった!!もう一度観たい!

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meru107

3.0ふつうです

2010年7月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

今までもったいぶったり、はぐらかしてばかりいたクリストファー・ノーラン監督からすれば(題材は別にして)方法論は実に分かりやすい。道はほぼ一本道であれはここにつながっているのか?と悩むことも少ない。と言っても観客のために敷居を下げてもいない。ただ最初のエピソードが入ることによって結末が予想できてしまうのは失敗。それと夢の重層性の問題も出すのが早くて損している。重層的といっても各層の時間の問題を別にすれば複雑ではない。

あと、この監督なので相変わらずアクションはだめ。凄くない代わりに画面に酔うこともない。オリジナル脚本と言ってもよくある話なのでオリジナリティはなし。そうしたマイナス要素も含めて全体の印象はきわめて普通。

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ant

4.0ディカとケンちゃんの夢泥棒放浪記

2010年7月31日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

ディカプリオと渡辺謙の共演、そしてあの故ヒース・レンジャー演じるジョーカーを造形した、「ダークナイト」のノーラン監督最新作である「インセプション」の日本向け予告編を見る限り、最初に想起するのは筒井康隆の「パプリカ」である。

人の夢の中を舞台に描かれるSFアクションという意味では同じジャンルに属する作品だと思う。実際、アニメ「パプリカ」の監督である今敏のオフィシャルサイトの掲示板でも、「インセプション対パプリカ論争」とやや挑発的で攻撃的なタイトルのスレッドが立っており、なにやら楽しそうだ。ただ、観賞者の感想をざっくり拾っても似て非なり的なところで落ち着いているようだ。本当にそっくりなら、今さんではなく筒井康隆の方が激昂して、断筆宣言またしちゃうっつうの…。

まあ冗談はさて置き、それで観賞してみて実際のところどうだったのかというと、
思ったより意外に複雑な内容でなかったので入り込みやすかった。 傑作ではないが秀作である。でも観賞後の帰り際、後ろから来たカップルが酷評していた。多分ついていけなかったんだろうね、かわいそ。

「パプリカ」は、筒井康隆の原作で今敏がマッドハウス制作でアニメ化している。
ひとの夢の中に入って精神疾患の治療を行う夢探偵が主人公である。

「JM」は、ウイリアム・ギブソンの「記憶屋ジョニー」が原作で、キアヌ・リーブス主演でハリウッドで映画化されている。
キアヌ演じる記憶屋ジョニーは、自身の脳をメモリーにして機密情報を移送することを生業としている。蛇足だが個人的には「ニューロマンサー」の映像化が期待される。

「攻殻機動隊」は、士郎正宗原作のマンガで、押井守がプロダクションI.G.制作で劇場用にアニメ化し、さらにテレビシリーズ化もされている。
近未来、マイクロマシニングを使用して脳の神経ネットにデバイスを直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。その結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性の公安警察組織「公安9課」通称「攻殻機動隊」の活躍を描いた物語。
あ、これすべてwikiの受け売りね。

「マトリックス」は、ウォシャウスキー兄弟がたぶんこれらの作品を踏まえ、映画化したのだろう。今回の「インセプション」でも、「マトリックス」的な要素やディテールが非常に多く使われている。

もうひとつ「解体屋外伝」は、いとうせいこう原作の小説で、浅田寅ヲの作画で「ウルトラバロック・デプログラマー 」として漫画化しているが、解体屋は、操作者、戦闘者、解析担当という三つのキャラクター(しかし元はひとつなのだが)がチームとなって、洗脳されたひとの頭の中を元に戻すことを生業としている。今回の「インセプション」と比較してこの作品が一番近い作品の気がするのはぼくだけかな…。

こういった感じで、ひとの頭の中をかき回す映画やアニメは意外に多い。
その中のひとつであるから、新しい世界観を創造したような意外性はぼくからしたらない。だから、この作品が「ディカとケンちゃんの夢泥棒放浪記」と酷評されてもしかたない。

でも、この重層な物語をよくここまでエンターテインメント化できたか、そちらの能力の秀でているところが、ノーランの実力と、傑作ではなく秀作である理由である。本当に描きたかった世界観を率直に描いてしまったら多分誰もついていけない。パプリカで今敏が筒井康隆の原作を踏襲できなかったのは、それが映像化の、エンターテインメントの限界だと思う。文学をエンターテインメントは超えることができない、これは別のこととして主張したい。

話はそれたが、今回の作品の秀逸さのひとつは、「夢の中の夢」を「夢の中の夢の中の夢の中の夢」まで入り込んで映像化したことだ。「夢の中の夢」などというフレーズは藤子F不二雄ぐらいしか思いつかない。だから、またしてもSF(すこしふしぎな物語)の領域なのである。それは、ラストシーンで明らかだ。またしても作品の結末を観賞者に任せている。そうして、もうひとつのラストシーンなどと言ってDVDで嘯くのか…。

なんだか酷評しているようだが、ぼく自身の評価は極めて良好である。
渡辺謙の演技は妙技と化して非常によかった。それから、設計士のアリアドネを演じたエレン・ペイジは、予告編では子供かと思ったが、学生のくせに自信満々なのがすごく印象的である。さすが「JUNO」で幼い妊婦を演じただけはある。
あとアーサーの第2層のシーンとユスフの第1層のシーンが非常に対照的なのも演出的に効果的だったと思う。しかしながら、ロバートの潜在意識に潜り込んでからのストーリーがあまりにも単調だったのが残念である。

「インセプション」は結果的にサイバーパンク的なSFアクションに終始してしまったが、この手のシチュエーションをモチーフとした作品が今後作られるとしたら非常にうれしい。「インセプション」の2作目でもいいし、個人的には大好きな世界観なんで大いに映像化してほしいものである。

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Kadwaky悠

4.0「夢オチ」が許される!

2010年7月31日
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知的

面白かったです。映像的にも面白かったです。
私は、もしかしたらスロー映像が好きかもしれません。

最初からぽんぽん展開していくので、飽きませんでした。
私はその展開に理解がおいつかないとこがありましたが、
きちんと途中で整理でき、最後まで楽しめました。

また、伏線をはりめぐらせていっきに回収するような作品でもなかったので、
その点も好印象でした。
「夢の世界」に対していろいろな設定がされているのに、
最後に一気に回収されたら頭ついていけなかったと思います。

タイトルにも書いてますが、あくまで「夢」なので、
なんでもありにしてしまえばそこまでなんですが、
きちんとなんでもありにできない設定がされているので面白かったです。

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ステレオ

5.0難しかったけど面白かった

2010年7月31日
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鑑賞方法:試写会

難しい

う~~ん、難しい(>_<)
人の夢の、また夢の.............そのまた夢の世界に入り込んでく???
なんか複雑で、はじめなかなか内容が理解できませんでした。
でも今回は予告負けしてませんでしたよ。どんどん入り込んで面白くなります。

現実の時間より夢の時間は長いようで短く、そのまた夢の時間はさらに短く......。
だから夢の時間を普通にすると、現実の時間がスローモーションで描かれてくわけで.........。
無重力のシーンは面白かったです。

最後は夢?現実?どっちって感じで...........。
内容は難しいけどお勧めです。
予告やみんなのレビューを見て少し予習をしてから、劇場で観るといいかもしれませんね。

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barney

3.0期待しすぎてたんだな、きっと

2010年7月30日
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鑑賞方法:映画館

興奮

よく目を凝らして頭を使わないと話についていけないだろうと、気合を入れて集中して見た。デザインされた夢のなかの街並みや構造にはすごく興奮したけれど、キャラクターの誰にも感情移入することができず、見終わった後に何も心に残らなかった。映像が私の頭を2時間強ぐるぐる回って、またすーっと出て行ったような感じ。ジョセフ・ゴードン・レビットがいちばん頑張ってたな。

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brick lane

5.0知的欲求を満たしてくれる贅沢な傑作

2010年7月30日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

ディカプリオ、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール(劇中ピアフが使われているのも一味ついてる)、エレン・ペイジ、渡辺謙、キリアン・マーフィ、マイケル・ケイン、そしてトム・ベレンジャー、ルーカス・ハースまで。。。まだまだ名わき役揃い。
彼らの演技を診るだけでも十分もとは取れるのに、この脚本・演出の分厚さ。。。並みじゃないです。

まさしく監督の構想とそれに見合う企画・デザイン、映画そのものの計算され尽くした構造といい、一度見ただけでは把握し切れない用意周到さ。

これぞプロフェッショナル!

そして、時間が許すのならもう1,2度劇場で観る価値のある作品。
これこそ2度目以降に味が染み渡ってくる職人芸だ。

クライマックスの演出が落ち着く際に、「これは天才だ・・・」とカラダがしびれた。

音楽ハンス・ジマーもいい仕事してます。
紙一重だけど、インセプションの世界観と見事にマッチングしている。相当に作りこんだのがわかる。

途中若干中だるみと感じてしまいそうだったが、体調次第だと思う。長いのは確かなので、しっかりと体調を整えて、心して観賞することをオススメします。

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tbone1221

4.0まるで「夢」のような荒唐無稽な世界を楽しんで!

2010年7月29日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

いや~、娯楽作品としてはいいんじゃないでしょうか。
何と言っても映像がゴージャスで素晴らしい。さすが夢世界らしく現実離れした豪華さ。
笑えたのは夢3層の雪山シーンで「どうしてビーチの設定にしなかったんだ!」とつっこむシーン。あれは映画製作スタッフ全員が思っていたに違いない(爆)
あと、夢を共有するためとはいえ、みんなで並んで眠りにつくシーン。保育園のお昼寝の時間じゃないんだから(笑)

ストーリー的にはツッコミたくなる所も。
肝心のインセプションの動機が「ライバル会社を潰すため」って、そんな卑近で世俗的な理由~? コブも、どんな許されざる大罪を犯したのかと思ったら、その程度の容疑ですか?こんな壮大なことやるよりそっちの誤解を解く方が早いんじゃ。。。うーん、もう少し設定は考えてほしかったなあ。

個人的には、この幼稚なインセプションが、誰も想定しなかった理由で失敗・裏目に出たりしたら面白いのに、と思っていました。

最後のシーンいいですね。あれが唯一のスパイスかな。

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jaja100

5.0これぞ映画の真骨頂!

2010年7月29日
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鑑賞方法:映画館

興奮

久しぶりに満足できる映画でした♪

エレン・ペイジ等、脇を固める俳優陣もとてもよかった!
「マトリックス」に比べるとリアリティもあり、
「オーシャンズ11」のように
このメンバーで続編も観たいような…

やっぱり観たくないような…

でも続編云々の前に取りあえず もう一度観ます!

いやぁ、おもしろかった♪

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Kisaragi02

5.0映画館で見ないと損

2010年7月28日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

此所からは完璧に個人的意見です。

まずこの映画を見終わって最初に感じたことは
「ここ数年でこの映画を超える作品はできるのだろうか?」ということです。

ストーリーと映像。
どちらをとっても完璧なクオリティだと思いましたし、俳優も役に適していた。

自分はここのレートを見て映画を見に行ったのですがまったく期待を裏切りませんでした。

ストーリーは複雑に絡み合っていて難しいですが後半に進むにつれしっかり理解できます。

本当に楽しめました。

それと
エンドロールの最後の音楽は個人的に
「夢から覚めろ」と伝えたかったのかなーと思いました(笑)

本当これを映画館で見れてよかったと思います。

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プチマンチョ

4.5マトリクス越えか?

2010年7月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

夢を複数の人間によって共有することができるならば、恐らくその時点で、夢は単なる『夢』の範疇を超えて、現実の一部になるのではないでしょうか。

重層的で異なる時間軸で構成される夢と現実世界との交錯。設定としてはそうではなかったかもしれませんが、生者と死者の意識をも夢世界の中で意識が共有されるとするならば、夢と現実という枠組みのみならず、次元をも超えた多層重層的な世界が出現する。

主人公の亡き妻への愛情は、こんなにも、と思うほどに強いものがあるが、それも『夢』という二人だけの世界を長時間共有したならば、そうなるかもしれないと考えさせられる。

意識上の世界と現実とをテーマにしているという点で『マトリクス』に近いものがあるが、その構想、構成力の進化という観点から、それを超えた作品になったのかもしれない。

ラスト近く、参加者達の空港でのシックな解散シーンが、リアリティーを増幅させ、観終わった後、いくつもの人生を味わったかのような不思議な感覚にとらわれる

渡辺謙の存在感も大きく、ますます大物俳優への道を歩んでいるなという感慨もありました。

少なくとも、本年観た映画の中では、最も印象深く、インパクトの大きな作品であったと思います。

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k.mori

4.0特撮がすごい

2010年7月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

他人の夢に入り込むエルム街の悪夢を、スパイビジネスにしたような内容だった。
アクション的には仲間と行動するミッションインポッシブル的。

渡辺謙が最後どうなったのか?興味深い。 渡辺謙以外の俳優もいい。

無重力状態のシーンがおもしろかった。人間ミルフィーユができていた。

夢で見るいきなりの感じがよく表現されていた。

でも、もっと印象深い内容に出来ると思うのだが。

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volvo960

3.5夢の中に

2010年7月27日
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鑑賞方法:映画館

皆さん、こんにちは(いま7月26日11:20頃です)

僕は、先行上映で「インセプション」を観たんだけど、
途中で、眠りに落ちてしまった。
やっぱり、レイトショーは苦手なんだ。
もう一回観てからレビューしようと思ったのだが、
そのもう一回が、なかなか行けない。

そこで、1回目の感想も「超不完全」ながら書いておこう。

映画「インセプション」の感想というより、場面・場面は
なんとなく”ぼんやりとした頭のなかに”に存在している。
ディカプリオが海水に顔をつけ眼を覚ます場面、
巨大なビルディングが立ち現れる場面、
ふたりのこどもたちを抱きかかえる場面。
そんなシーンが僕の頭のなかをぐるぐる回っている。

「インセプション」のテーマは夢だし、「シャッターアイランド」も
夢と現実の間をさまよった主人公の精神状態を現わしていた。

この映画を観ながら、僕自体、夢と現実を行き来していた。
眼が覚めたとき、この場面はどう解釈すればいいのか。
もう寝ないぞ、と思いながら、いつのまにか、まぶたが
半開き状態だったり、閉じたりもした。
そう、見ていた場面は、突然、脈絡のない場面へ。
取り返しつかないような、焦りとあきらめ。

①シャッターアイランドの夢と現実
②インセプションの夢と現実
③僕自身の夢と現実
この3つが入り混じっている。
いまでも、ボヤ~とした残像が残ってはいる。
『現実と夢の三重奏』
いま言えるのはこんなことだろうか。

そう言っても「インセプション」が退屈なものではない。
あきらかに、僕自体の体調によるものだったのだ。
次に観たとき、もうすこし自覚的にレビューが書けるだろうと思う。

それがいつになるのか?
ちょっと時間を置こうと思っているのだが・・・

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xtc4241

2.0映像だけ…

2010年7月27日
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難しい

自分には「映像だけ楽しんでくれ」と言うメッセージしか読み取れませんでした。
ここまで難解する必要があったのでしょうか?
海外ではウケるでしょう…日本人と言うか万人受けはしない作品です。

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105

5.0【魂が揺さ振られた】

2010年7月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

【魂が揺さ振られた】

としか言い様がないほど大好きな作品

エンドロールで涙が 溢れて溢れて・・・
劇場が明るくなっても涙が止まらず
5分くらいは立てなかった ホントに足も震えていた

その日の夜 寝るまで【思い出し涙】が止まらなかった

ストーリー展開で【嬉しくて】とか【悲しくて】とかの涙じゃなく
あまりに大好きな作品だったから  という涙

【あの終わらせ方】を選んだクリストファー・ノーラン監督の
脚本は あまりにも素晴らしくて 他に例えようがない

【あの終わらせ方】のおかげで 『インセプション』は
永遠に忘れられない作品となった

『マグノリア』と『バニラスカイ』と『ウォッチメン』で感じた
【心を鷲づかみにされた】感覚と 作品に出逢えた喜びを
再び思い出した

今までで一番泣いた『がんばっていきまっしょい』よりも
何倍も号泣した

【素晴らしい作品に出逢えた喜び】で鑑賞後に友人みんなに
メールやら電話したほど心を打たれた『ムーランルージュ』以上だった

『ダークナイト』でも感じられたように 以前から1度は『007』
シリーズを監督したいと公言していたノーラン監督が【007xマトリックス】
を目指したと言っている

確かにスーツ姿のスパイが 銃を片手に人知れず世界を変える

スピルバーグやらキャメロンやらタランティーノやら あらゆる有名監督たちが
『007』を監督したがっている中で いつかノーラン版『007』が
観れることを心から楽しみにしています

その時の悪役はもちろん マイケル・ケインで

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Natsuki

4.5なんということを映画にしようとするのだ

2010年7月26日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

宣伝観てた時はディカプリオとケンさんとの知能戦なのかな?って思ったけど、なんというか、これは夢のなかでオーシャンズ11をやるような映画ですねえ!

きっとこの題材なら、コメディにするともっとわかりやすくて下世話なこともできるんでしょうけど、それをスリル満点のシリアスなアクションドラマに仕上げて、セリフひとつとっても重要なキーワードになるような細かくて強烈なインパクトのある脚本になっていますが、これはノーラン監督の手によるもので、やっぱりすごい人です。

ディカプリオの迫真の演技も、盛り上げすぎというくらいのハンス・ジマーの音楽も、どんどん観客の脳を追いつめてくるので、このトンデモな設定のストーリーも観ている間はのめり込ませてくれるけれど、劇場を出た後、なにがどうすごかったのかがよくわからなくなってきたです。まあ、ありがちなヒーローが世界を救うみたいなカタルシスに逃げなかったのはよかったろうと思います。

でもこれを人に薦めるか?と考えると、これは自分で興味を持って自分で観に行く人だけが観るべき映画だろう、と思いました。

ディカプリオ以外の人たちの個人的感情とかがもっと出るような展開だったら、さらに複雑化して混乱したのだろうけど、そういう部分も小ワザとして入れて欲しかったです。けどよくもまあこんなことを映画にしようと思ったものだと、その意気込みと手腕に喝采を送ります!

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Kawol

5.0インセプション  真実の現実の世界って?

2010年7月25日
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鑑賞方法:映画館

興奮

スケールが大きく、見ごたえのある、満足度、充実度も大でした。2時間40分もあるのに、一部の隙も見せずにひきつけられるほど、奇想天外に溢れ、アクションもあり、ハラハラドキドキの、現実と夢の世界との間、時間と空間の中を行き来して、私自身もすっかり連れて行かれて見入りました。時々、思わず何度も自分自身で手に力を入れているのに気付きました。でも、最後に、愛する子供たちに会えたところでほっとしました。やっと主人公も現実の世界で幸せな、これからは平和な毎日を送ることができるのだととても安堵しました。
あっ、でも、一つだけ!!
テーマソングでしょうか?爆破の合図に使われるあの音楽は大変不釣り合いに思えました。あれはEdith Piafの« Non Je ne regrette rien »で、「何も悔いはないわ」という歌ですから、インセプションの内容に合わないように思います。あの場面ではもっと軽快な、あるいは危機感に迫るアップテンポの曲の方が良かったと思います。最後にも流れましたが、あれでは内容の凄さが薄れてしまうように思えて、残念です。

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アリサ

5.0脳トレ

2010年7月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

夢中になる難しさ!! 出演者も観客も ずっと緊張しっぱなしの148分。 内容も難しければ、セリフ(英語)も 難しい。。
「これはもう一度観ないといけない」と 席を立った瞬間から考えていました。

日本で 宣伝部長を務めた 渡辺謙さん。 レオ様と並んで 重要ポスト、なんですが イマイチ印象が薄い役どころでした。。 始まりと閉めに ポンっと出てくるという感じで。 なんか もったいないです。。

そして 分かってはいたのですが、やっぱりレオ様のための作品。 いや、レオ様だから できる役。 ますます 演技に磨きがかかった感じです。 途中(ストーリーが) 『シャッターアイランド』とカブったりしたんですが、他の出演者が うまくカバーしてくれてたと思います。

コブ(レオ様)を支える“設計者”・アリアドネに エレン・ペイジ。 彼女がよかった! 幼さが残る顔なのに、芯が通った 頭脳派の学生役。 不安な表情を見せつつ、“仕事”をやってこなすところが カッコよかった☆

“偽造者”・イームス役に (イケメン☆)トム・ハーディ。 『ロックンローラ』でハンサム・ボブを演じてた彼です。 今回 レオ様の近くで活躍する一人。

“ポイントマン(重要な仕事、整理・進行を務める人)”・アーサー役に ジョセフ・ゴードン=レビット。一見頼りない感じでしたが、なかなかどうして大活躍でしたよ。女の子の扱いも分かってるって感じが、キャラクターに いい味加えてました。

その他、エクストラクター(潜在意識から アイデアを抜き取る人)に レオ様、ツーリスト(皆の仕事を傍観する、観光客)に 謙さん、シェード(レオ様の心に
影のように寄り添う妻)に マリオン・コティヤール、マーク(潜在意識を狙われたターゲット)に キリアン・マーフィー。
それぞれの役に 【役割】と【名称】があって、それを覚えることで ストーリーを追えます。 でも、名前はまた別にあって、謙さんは【サイトー】という名の ツーリスト、企業のトップで、この仕事の依頼人 といった具合。 自分でもよく覚えたなと思うくらい、脳トレな内容。

観終わって、頭が良くなったような錯覚。 はやくもう一度観たいです(役を忘れないうちに、笑)

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Blue

3.0圧倒的な映像で騙し絵的な面白さ

2010年7月24日
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鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

夢に潜り込んで、アイディアを盗んだり
思想を植えつけたりするSFものです。

その夢の映像がとにかく凄い。

実際に起こることをCGにする竜巻や津波の災害映画とは
異なっていて、夢の中の現実をCGで不可思議に表現してます。
CGを天才が使うとこうなるんでしょうかね。よくわからないけど。

それが初めて観る人には衝撃的な体験になると思いますよ。
CMでやっているシーンは極一部で、映画の中ではもっと凄いです。
お金もかかってるでしょうね。

話の内容は、「夢にもぐる」って設定を
理解させるための序盤の長さが少し退屈でしたが
そこを超えて仲間で協力してのミッションに入るあたりから
俄然面白くなってきます。

夢の中の夢の中の夢の中・・・。
しっかりがんばって、理解しながら着いていかないと
振り落とされちゃいますけど、それぞれの夢のシーンは
とても印象的で観るに値するものでした。

ただ、渡辺謙の下手糞な英語と濃すぎる芝居は
なんとかならないのでしょうか。
恥ずかしいくらいダサいです。
最近日本人を使うのがはやりだからなのか
監督が渡辺謙が好きだからなのか・・・。

あの目つきは何なんでしょう、「目でお芝居」って
ヤツですかね。ダサい・・・。

渡辺謙が出ていなければ4点をあげても良かったんですけど
3.0点にします。

下手糞な渡辺謙が気にならない方は観に行っても
良いとは思いますが、結構気合入れて観た方がいいですよ。

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gdf

4.5いま自分がいる『世界』は、夢?現実?

2010年7月24日
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鑑賞方法:映画館

『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン最新作。ディカプリオと渡辺謙が共演したことでも話題の作品。

話題はそこだけではありません。映画の冒頭のシーンは、新幹線車内。この作品は、東京で撮影が開始されたんですよねぇ。こう言うハリウッド映画でも、もっと東京や日本での撮影が増えると良いと思います。ですが・・・、老いたサイトーが、コブと対峙するシーン。ああいうのが、いまだにアメリカ人の日本感なんですかねぇ。日本人から見ると、どう見ても中国風で、滑稽でしか無いんですが・・・。こう言う様な、誤ったアメリカ人の日本感を払拭する意味でも、日本での撮影を増やしていって欲しいと思います。それでも、近代的な日本の風景は、CGだと思われたりして(苦笑)。

やはり、(日本人にとって)この作品での重要なポイントは、渡辺謙ですよね。今回は、コブに仕事を依頼する役というところで、物語的に重要な位置を占めていて存在感十分。今や、“世界の”と言う冠詞を付けて Ken Watanabe と言う表記でも良いかもしれません。いやぁ、素晴らしいです。彼には、もっと活躍して欲しいですね。

一方、主演のディカプリオ。彼は、『シャッター アイランド』もそうでしたが、この所、心に問題を持つ人物の役が多いですね。そう言えば、『シャッター アイランド』も、妻との関係に問題がある役どころでした。悩んだような、額に皺を寄せる表情の演技が、だんだんとはまり役になってきている気がします(苦笑)。

コブの妻モル役のマリオン・コティヤール。『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』以降、最近の彼女は大活躍ですね。過去の彼女の出演作品を調べてみたら、 TAXiのリリー役で有ったことを発見! って言うか、最近彼女は、コケティッシュな雰囲気の役どころが多い気がしますが、TAXiでのリリーは、それとは全く違うので、私は全然気が付いていませんでした。そして今回も、やはりコケティッシュな女性。コブの心の闇と言っても良いかもしれません。そんなポジションを上手く演じています。

意外な存在感を示していたのが、アドリアネを演じたエレン・ペイジ。若いながらも、コブの心の奥に潜む闇を知り、理解するという役割を見事に演じています。相手に共感するという意味では、そう言う役はやはり女性で有るのが良いと思うので、そういう意味でも良かったと思います。。ところで彼女は、カナダ・ハリファクスの出身だそうなんですが、だからパリ在住の学生と言う設定だったんですかね? 気になるところです。

パリの街がロールアップされたり、海岸直ぐ近くにある崩れ落ちるビルがあったり、あるいは、同じような形状の超高層ビルが林立していたりと、夢の世界の不思議な映像が繰り返されます。もちろんCGですが、上手いですねぇ。

全般的には、いい作品ですが、ツッコミどころもあります。ツッコミどころの際たるところは、クライマックスで出てきます。この物語では、夢のなかで死んだら夢から覚めると言う設定です。しかし、クライマックスになると、強力な鎮静剤を使っているので、夢の中で死んだら、深い潜在意識の底に落ちていくと言う設定になってしまいます。まぁ、そこまでは良いです。でも、夢のなかで死んでも、更に一段下の夢の世界に行って戻ってくれば大丈夫という話が突然出てくるというのは、究極の後出しジャンケンじゃないかなぁ。推理小説だったら、徹底的に非難される描き方です。あんまりこの辺りの事をセリフで描くと、説明的になりすぎるという話もありますが、この描き方はちょっと気になりました。

さて、映画の結末ですが、この手の話には有りがちな結末・・・と言ったら、怒られるでしょうか。そう言えば、また例に引いてしまいますが、『シャッター アイランド』も、まぁ、同じ様な感じの結末でした。うーん、ああ言う結末がいいんですかね、やっぱり。でも、と言う事は、サイトーは・・・。

ところ所ツッコミどころはありますが、映像的にも、話的にも面白い作品です。そして、渡辺謙の活躍も見所です。

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勝手な評論家
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