インセプションのレビュー・感想・評価
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癖になる難解さ
ノーラン監督の頭の中は一体どうなっているんだ、凄いアイデアを見事に映像化した技術に拍手👏を贈りたい。しか〜しメメント程ではないが難解だ。内容を理解するのにエンディングを何回も観て、色々なレビューを読んでしまった。最後はハッピーエンドだったのかな?考察も楽しい名作だ
夢の中の夢の中の夢?
難しかった。設定を理解できた頃には物語がだいぶ進んでいた。
夢の中で夢を見る?3階層?今どこ?全く頭が混乱してしまう。それがこの映画の醍醐味とも言えるのだが。
ラストは気になる終わり方だが、私はバッドエンドと思った。色々な方の考察を見ると違う解釈もあって、作品を観たあとも楽しめた。
ストーリー 5 キャスト 4 演出 5 正直見始めて30分...
ストーリー 5
キャスト 4
演出 5
正直見始めて30分は
あれ?って感じだったのが
物語が進むに連れて引き込まれていく感覚
終わってみると最高の映画!
完全にインセプションされてしまった笑
ダークナイトにも劣らない
クリストファー・ノーランの至高の作品
ディカプリオの演技はさすがの一言で
渡辺謙もすごいいい味出してた!
ノーラン作品ではやっぱりこれが一番面白い!
アマプラで2回目視聴。ノーラン作品は世間的にはCGを使わず実写に拘る映像美という部分が強めに評価されてて、インターステラーやダンケルクのほうが評価されがちだけど、個人的にはインセプションがダントツ!(テネットとあわせてツートップかも)
評価されにくい原因はストーリーの難解さ(金ローで放映されたときはわざわざ今何階層目という解説付きだったという異例の対応(笑))といわれるけど、そこが面白いんでしょ!複雑なストーリーに頭の中ぐちゃぐちゃにかき回される感じ(結局ラストの老いたサイトーは5階層目だったのか?)、1階層目ではまだコマ送りで車が落ちていくなか2階層目・3階層目でまだドタバタやっててなかなか終わらない(笑)ハラハラドキドキ感、大きく広げた風呂敷を最後に一気に畳んできれいに終わらせる爽快感、そしてそれを支えるCGを使わず実写に拘る映像美…。何回見てもエンタメとして完成度が高くて見終わったあとの満足度がすごい。
映像としても当然完成度が高く、無重量の中銃撃戦をするシーンはホントにセットをグルグル回して撮影したそうだし、電車が街の中を車を跳ね飛ばして走るシーンも実写とのこと。実写によるリアリティは当然のこととして、夢の階層が深くなるほど暗く現実離れしていく風景、雪山のシーンで白一色の画面はうら寂しい心の中に秘密を厳重に守ってる心象風景としても美しい。ストーリーと映像どっちも完成度高いのがより満足感を高めてくれる。
ラストのシーンもここのレビュー見てようやく言語化できたけど、トーテムのコマが止まるか止まらないかは重要ではなくて、メタ的に映画内の登場人物と同じことを観客に体験させてるという面白い趣向。映画が終わってスタッフクレジットの画面に切り替わった瞬間「ハッ!……フ~」となる感覚は劇中でキックされて目覚める感じと同じだし、そのことを考えると映画という装置を通して観客が同じ夢を見ていたともいえるし、そう考えると映画から覚めたこの現実はホントに現実…?実は夢の1階層目だったりしない…?となる。さらにラスト、ずっと振り向くことがなかった子どもたちが振り向くことでホントに現実に帰ってこれたんだと思わせつつトーテムのコマが止まる瞬間を見せないことで「実は夢なのでは?」というアイデアを観客に植え付けている、そして観客は一度植え付けられたアイデアから離れることができず考察をSNSに書いたりする…。ラストを見せないことで観客に判断を任せますという単純なオチでなくて、映画の枠を超えて現実を侵食するためのラストシーンというすごさ。
「人の夢に入り込んでなんやかんやする」というアイデア自体はSFでは使い古されたネタだしアイデア自体は誰でも思いつくけど、これだけ複雑なストーリーを2時間にまとめ上げて、かつ実写にこだわって映像化するのは並大抵の人間にできることではない。映画評論家がエラそうに「使い古されたネタ、色気がないからダメ」なんて意味不明な批評をしていたが、私はこの作品大好きだ(そして映画評論家はあてにならないというのを確認できた(笑))。国語の授業の影響かすぐ「作者が伝えたい思い」とかを言いたがる・映画に重要視する人がいるけど、この映画で監督が言いたいことは「俺の頭の中のアイデア、それと技術、どっちもすげぇだろ!」の一言に尽きる。機会があったら何回も繰り返し見たい映画だった。
あえてディカプリオさんを
あいかわらず素晴らしいエンターテイメント。
にしても、ディカプリオさんの存在感。もちろんもちろんもちろん作品としての大傑作はもちろん!そこはあえて語らず。。ディカプリオさんの凄さを改めて再認識した映画でした。映画に喰われないディカプリオさんの凄みを。。
終わり方が特に好き
設定がすごく良いし、その設定にリアリティを持たせられる映像が本当にすごい。もちろん俳優陣の演技も良い。そして一回も子供の顔を映さないことによって、最後の終わり方がハッピーエンドなのか、夢の中なのかわからない。他の場面でちょっと理論的じゃないなって思うシーンがあってもそれが夢っていうことの伏線にしかならない。でも夢の中だとの確信もない。
観客側がこの先を考えれる作品で本当に傑作だと思う。
定期的に見返しても楽しめる作品だと思う。
自分に呪いをかけている人に。
インセプション。それは情報を植え付けるということ。
そして夢の中なのか現実にいるのかを教えてくれる道具、トーテム。
僕たちも、知らないうちに、
何者かにインセプションされているのかもしれない。
その相手は、知らない誰かかもしれないし、この社会かもしれないし、
愛する人かもしれない。
何よりも自分自身なのかもしれない。
より深い階層へ降りて行けると言われれば、
おそらく僕自身も降りていくだろう。
それは人間のエゴ、天地創造の誘惑なのだろうか。
理由はなんであれ、人は、人を救うために降りていく。
でも、現実を否定する言葉は「呪い」となる。
自分には、どんな呪いが植え付けられているのだろうか。
自分で、どんな呪いを植え付けているだろうか。
完璧なものを求めるよりも、現実を受け入れ、いまある目の前の小さな幸せに気づくためにはどうしたらいいんだろうか。
自分にとってのトーテムとはなんだろうか。
相手を信頼し、同じ夢を見れるだろうか。
復讐や罪悪感ではなく、和解や赦しこそが
人の意志を動かし人生を創っていく力になるのかもしれない。
もう少し削っても・・・
潜在意識から違法に情報をかすめ取るグループが、逆に情報を埋め込むというミッションに挑む物語。
レオナルド・ディカプリオと渡辺謙が共演したSFサスペンスです。
渡辺謙が、「日本人の渡辺」ではなく「渡辺」でキャスティングされているのが凄いですね。
映画は、困難なミッションへのチャレンジをメインストーリーに、主人公と既に亡くなった妻との交流を絡めて進みます。
特にクライマックスは畳みかけるアクションと緊迫感。限られた時間の中での攻防に、手に汗を握ります。
また、映像の迫力は驚嘆です。アカデミー賞を受賞したことも頷けるクォリティです。
ただ、長い・・・時間にして2時間28分。SFアクションにこの時間は厳し過ぎる。
設定はしっかりと煮詰めているのでしょうが、特にクライマックス近くのスピード感で全てを理解するのは難しく、勢いで見終わった印象になったのも少しマイナス。
設定を少し削り、時間を少し短くすれば、より観やすくなったように思えます。
個人的に、「設定でどうにでもなる」と感じてしまう映画は少し苦手なので私的評価は標準点にしましたが、十分に楽しめる映画だったと思います。
夢までコントロールできたら、自分の夢とは
面白かった。ただ、夢まで他人にコントロールされるようになった世界は怖い…でも結局夢でもなんでも自分を救えるのは自分しかいないのかと、自分を苦しめるのも自分。夢も現実とそない変わらず、そこだけは変わらなかったね
複雑ですね〜。
設定が複雑で理解するのに必死でした!
しかし、最後に近づくにつれてバラバラになったパズルを繋げるように謎が解けていって面白かったです!
可笑しかったのは、第一階層で車が橋から落ちそうになっている時の第二階層の時間設定ですね。
時間は2〜3分しか無かったはずなのに作業量異常に多くなかったですか?笑 まぁいいや。
気になったところは最後の第4階層に落ちた時に最後に斎藤を助け出す場面になって、第4階層の中で空間がいきなり飛んで和室の室内になっていたので、『ん???』こういうのも有りなんだ、と、半ば無理矢理腑に落とさせました!笑
クリストファーさんの頭の中は無限大ですね!
この映画で1番良かったシーンは、やはり最後に息子、娘と再会した際にコマが倒れそうなシーンで終わりを迎えた所ですね。
あそこで含みを持たせていたのである種『ゾッ』として、恐怖感が押し寄せてきました。
まぁ、私はコマは倒れた派なので、ハッピーエンドで終わった事を望んでいます。
斎藤さんの会社はその後上手い事いったのでしょうか?
色々とその後が気になる映画ですね!笑
面白かったです!
エレン・ペイジは男性だった
最初、エレン・ペイジが出てきたときにミスキャストではないかと思った。
映画の中の人物としても(夢の中の造形を作るのは年とったら貫禄のある人物をイメージした)、キャストの大役としても(当時の若手ならジェニファー・ローレンスあたりが敵役だったかも)、若きエレン・ペイジで良いのか?ミスキャストではないか?彼女は青春映画の主演ならわかるが、この映画でのキーポイントとなる役柄にはふさわしくないような気がしていた。だが、次第にストーリーが進んでいくうちに、それはまったくの杞憂であったことがわかってくる。また同時に、彼女に感情移入してしまっている自分がいた。そして、この映画をきっかけに彼女のファンになったのである。
ちなみに、彼女は最近自分がトランスジェンダーであることを公表して、名前をエリオット・ペイジという男性名に改名したようである(2020年)。
それはともかく、映画はストーリーそのものも、ちょっと複雑ではあるが面白いし、なんといっても夢の中の映像は驚嘆に値する。さすがノーラン監督だと思った。ノーラン監督以外にこんな映像を作れる監督はいない。もしスタンリー・キューブリックが生きていたら作れたかもしれないが(笑)。
ある記事でノーラン監督は、最も影響を受けた映画として「007」シリーズを挙げていたが、この映画の雪山での戦闘シーンは、「ユア・アイズ・オンリー」へのオーマージュかな?
夢か、現実か。
2回視聴しました。なんせノーラン監督の映画は1度の視聴で理解できない…w
感想はというと、まず映画のコンセプトがすごい。「人の潜在意識の中に入り込み、"アイデア"を植え付ける」というだけでワクワクする。ぜったいありえない設定だけど、なぜかリアリティがある。
一番印象的だったのは、妻と半世紀以上夢の中で暮らしたというエピソード。「夢から醒めたくない」という彼女に対し、「ここは夢じゃない」というアイデアを植え付ける(インセプション)。それによって、現世に戻っても「ここは夢じゃない」という考えに取り憑かれ、最終的に自殺してしまう・・・。
壮大すぎるがなぜかリアリティを感じさせる演出。また、夢か現実か?は刺さるポイント。あたかも夢の中にいるような微睡の状態で生活している者、現実に向き合い今を一生懸命生きようとする者。両者が存在していて、当然自分は後者の生き方をしたいと感じた。
自分の頭でそれは本当に考えたことなのか?
インセプション
辞書を引くと発端とか端緒とある
本作の劇中では、他人の意識にある種の考え方を「植え付け」ることをインセプションという用語として扱われている
ウィルスや細菌より最強の寄生物は"アイデア"
アイデアはウィルスのように感染する
いったん頭に芽生えたら、取り除けない
アイデアは杭のように突き刺さる
そうだろうか?
何か画期的なアイデアならばそうかも知れない
つまらないアイデアなんか見向きもされはしないではないか
アイデアではなく、「疑い」ならばわかる
信じ込んでいるもの、無条件に信頼しているものに対する疑念を、誰かに植え付けならそれは他人に感染するだろう
信頼度が高く、その信頼が崩れれば大変な事態を招くならばそうだろう
主義や主張、体制への疑念はそれこそあっという間に伝染するかも知れない
だから発端や端緒なのだ
ならば最愛の妻の愛情、偉大な尊敬する父の愛情はどうか?
しかし、それは伝染するのか?
もうここでノーラン監督に騙されているように感じる
本作の物語はつまるところ、エヴァンゲリオンに似ている
つまりコブの死んだ妻を取り戻す為の補完計画だったのだ
エンドーはその為のスポンサーでさしずめゼーレにあたるというわけだ
夢の中の夢、その中で見る夢
夢と現実の時間の進行速度の違い
誰もみたことのない騙し絵の世界
アイデアを他人に知らぬ内に植え付ける事ができるのなら、逆にアイデアを盗聴する事も可能
アイデアが脳裏から知らない内に盗まれるというなら、それへの対抗手段もあるはずだ
極めて映画的で刺激的だ
そんなものを撮ろうと考えるのはノーラン監督しかいない
誰も観たことのない映画になる
しかしそれは本作のテーマでは無いのではと「疑う」のだ
本作の本当のテーマは別のところにあるのではないのか?
誰も観たことのない映像は本当のテーマを扱う映画を撮るための綺麗な包装紙に過ぎないのではないのか?
そんな「疑念」がいつの間にか植え付けられていたのだ
本作の本当のテーマとは?
一体それは何か?
「その考えは自分の考えたことなのか?」
突き詰めて考えると本作で言いたいことは、この一言では無いだろうか
そのアイデアは、その見方は、一体どこから出現したのか?
自分の頭の中に、何もないゼロのところから生じたのものなのだろうか?
様々な記憶やアイデア、知識、経験そんなものの断片が長い時間をかけて無意識に様々に組み合わされている内にある日突然化学反応を生じて、脳裏に生まれ出たのかも知れない
しかし本当は、誰かの何気ない一言から生まれ出たアイデアなのかも知れない
それは注意深くヒントを与えられて、まるで自分が無から考え出したかのように植え付けられたアイデアであったのかも知れないではないか?
まるでスティルスマーケティングのように
政府のいうこと
支持政党のいうこと
メディアのいうこと
評論家の言うこと
どこかのネットに書いてあったこと
教師の言うこと
先輩の言うこと
知人の言うこと
家族の言うこと
世間がそう言うから
自分は、あなたはそれらを無批判で無条件に鵜呑みにしているのではないのか?
そんな疑問を私達は本作で「植え付け」られてしまったのだ
だからエンドロールの最後の最後に勝ち誇ったようにインセプションと大書きされていたのだ
つまりそれは「植え付け大成功」という意味だったのだ
自分の頭でそれは本当に考えたことなのか?
このテーマはメメントと同じだ
これこそノーラン節だ
こんな映画、こんなテーマを古今東西の誰が映画に出来るというのだ
素晴らしい作品だ
感服するしかない
既視感の正体
誰が観ても「凄い」と言わせる説得力がある映画だと思います。
クリストファーノーランの作り出す世界観には毎度驚かされますが、この映画、なぜか既視感を感じませんか?
おそらくこの映画の狙いはその既視感にあると思うのです。
勝手な推測ですが、夢の中で高い所から落ちて目が醒める経験をしたことが誰しもあると思います。もちろん、世界的な名監督であるクリストファーノーランにだってあるはず。
あの誰もが経験したことがある、小さな「夢あるある」から生まれたのが、この『インセプション』という映画なのではないか?と私は思うのです。
人類共通の「夢あるある」から想像を膨らませた結果、これだけの超大作が生まれたのだとしたら??
クリストファーノーランって超凄いと思いませんか?
夢とわかった夢はとにかく疲れる
実体験がいくつかあるんですが
・夢の中で夢から醒めてそれが夢だとわかったことがある
・夢だとわかったので魔法を使ったことがある笑
・10年間に渡って6回シリーズの夢を見たことがある(勿論すぐあの夢の続きとわかる)
・夢の中で死んで目を覚ますと真っ白な世界にいたことがある
夢はあの世とこの世の境と言うけど
やはり彷徨うのは良くない
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