インセプションのレビュー・感想・評価
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複雑だがおもしろい!!
いつか見てみたいと思っていたのですが、IMAX総選挙のおかげで大スクリーンで見ることができました!評判どおりとてもおもしろかったです。
まず、寝ている間に相手の潜在意識に潜るという発想自体がおもしろいです。そして、意識の中だから理屈の通らない展開や現象が起きるのですが、そんな不思議な情景を斬新な映像で見せてくれるところがまたおもしろいです。
加えて、潜在意識の中でさらに何層も深くダイブしていくストーリーがワクワク感をあおってくれます。「これはこの人の意識の中だから、あれがこうなって…」と考えていると、頭が混乱してくるぐらい複雑です。おかげで、つっこみどころはあるものの、「そんなの気にしている場合じゃない!」っていうぐらい、頭をフル回転させなければなりません。
それでも全体をしっかり理解できたという自信はないので、機会があれば頭を整理してもう一度見てみたいと思います。
妻の死から立ち直る男の話
深層心理にもぐりアイデアを盗むというアイデア(設定)、これをきちんと映像にしている。各階層の描写が面白いし、それぞれの能力を持った仲間を集め目的を果たす、という王道とも呼べるべきストーリー展開がある。冒頭に終わりの方のシーンを持ってくるのも王道か。ベタ好きとしては楽しめる展開。ワクワクする。
設定を活かすためのカラクリや小道具がまた洒落ていて好き。夢と現実を区別するためのトーテム。最後、この小道具にしてやられる。「おいっ!」なんて声出しちゃう。結果どっちなのか分からない終わり方だが、そこが良い。あだち充的な?いやま、この映画はそんな清々しいものでは無いけど。
主人公のコブはある意味「妻殺し」だった訳だが、そこの罪悪からの立ち直り、というか救いと言うか、なぜ吹っ切れることになったのか?もう一度観るならここを注目したい。
あのタイミングで?あの仕事の中で?少しまだ釈然としない。設計士の学生に自分の罪を、おそらく他人と共有するのは初めてなのだが、それが引き金になるのか?いや、それは安すぎる感がしてしようがない。
結局、コブもモル(妻)と同じく現実と夢との区別が曖昧になっているのか、夢のモルに愛、というか慈愛というか、そういうものを引きずっている。
二人が列車で轢かれるシーン。若い頃と年老いてからのシーンと二つ出てくる。この意味とか。若い頃のはただミスリードさせたいだけ、ではないだろう。実際の状況では長年連れ添った老夫婦が夢から覚めるために自殺するということだろうから、現実の肉体は若いままなわけで。。。
夢に何層も潜ることによって時間の流れが遅くなっていくのが、きちんとそれぞれの階層のシーンで表現されリンクされている。起こすためのキックである音楽。重力。痛み。意識。そういったものがきちんと別の階層にも影響する。こういう細かい作りがこの映画を深くしている。
3回目にして、やっと内容が理解できるようになる。
ノーラン好きにはたまらない、TENET待ちのインセプション公開。
IMAXで観るべき映画と思い、3回目、やっと映画館で鑑賞。
前回のレビューで、何重にも重なった夢の時間軸の違いを都合のいい解釈と書いたが、
今回観ながら、その解釈は、実はノーランの中での物理学的な発想からの考えなのではと考えてみた。
しかし、本当に1回観ただけでは理解出来ない映画。それがこの作品の良さなのかも。
2回目鑑賞後レビュー2018/1/3
夢と現実の境目とは?
途中まで見て、もしかしたら前に一回見たかも、、、とちょっと思いながら、もしかしたら予告編だったかもとも思う。
しかし、今回は、ダンケルクを見た後のクリストファーノーラン監督の他の作品が見たいと思って、あえて見たインセプション。
多分、以前に見ていたとしても、内容が理解できていなくて、半分寝ちゃっていたかもと思うくらい、ストーリーは衝撃的。
人の夢の中に入って、その人の深層心理を変えていくという行為が理解されるのは、2010年公開当時とすれば浸透するのは難しかったかもしれないが、今であれば、VRもあるし出来るかもとも思える。
ただ、何重にも重なった夢の世界は、時間軸が違うという少し都合のいい複雑な仕掛け。そして、ラストの終わり方といい、思わせぶりな部分多数。でも、結構余韻を残す面白さなんだよな〜と思う。
2回目が面白い!
正直、1回目の前半は全く理解できなかった!
それでも後半1時間で、うおおおなんかよくわからないけどいけぇぇえ!的なテンションに盛り上がれるので、その勢いで2回目を観ると構成が分かるという感じ。
さらにいうならDVDのメイキング映像は必見です。
ここまで実写で撮ってるんだ!?ってなります。てっきりCGだと思ってたよ…まさかセット回して役者さんが吊るして、要塞作って爆破してさらにミニチュア作って爆破してロスで雨降らせまくってるなんて…!いったい幾らかかってるん?!ベニヤ板で電車作るとか!映画作りって、地道!それを知って観ると更に面白い。
ノーラン監督の凄まじいオタク的拘りが感じられますね、しかし些細なところまでとことん拘って作られた映画はやっぱり引き込む力が違うなって納得します。
デカ様も我らが謙さんも素敵です。エレンペイジちゃんかわいいです。
それでもやーっぱり、役者さんより世界観が主役な、「ノーランワールド」でした。
あー、面白かった!
全部理解したい!(笑)
他人の潜在意識に入り込み考えを盗むエクストラクト、他人の潜在意識に対して意図的にアイディアを植え付けるインセプション。この設定だけでカッコよすぎてワクワクする(笑)
キャラ全員が最高にイケてる。アーサーとイームスはちょっとカッコよすぎる。映画全体でもお気に入りのキャラになった。
ただ、設定が難しくてわからん箇所がいくつか(*_*)
①虚無がイマイチわからない。鎮静剤が切れるまで寝っぱなし?階層を飛び越えて目が覚めるとアウト?
②ロバートを第4階層まで落としてキックすると、第3階層のロバートが生き返るのはなぜ?
③イーサムのバズーカ、アーサーの無限階段、ああいうのができるなら、どうしてロバートの武装兵達にあんな苦戦した?イメージを現実にできるなら一撃で勝てそうだけど。条件がよくわからない。
まああとで解説を読むとしよう。笑
でも、わかる範囲でもすごい楽しめた。コブの潜在意識にモルが出てくる度にイライラしたけど、過去を知るとその辛さが身に染みた。この世界はリアルじゃないというインセプションか。。。まさにうっかりミス。。。
ロバートは結局まんまとインセプションされたわけだけど、その後の人生にはプラスになりそうだし良いのではないか。まあでも、操作されて植え付けられた考えか。でも自覚はない。知らぬが仏なのかな。
あとアクションがめちゃくちゃスタイリッシュ。アーサーが天地無用のなか戦うシーンはめっちゃ興奮する。
傑作SF!!
天才により描かれる厨二世界
人間の無意識に入り込み頭の中の情報を抜き出す企業スパイとして暗躍するコブとアーサー。彼らにその逆の相手の脳内にとある考えを植え付ける依頼をかけてきたサイトー。
前科を抹消し、家族と再び暮らすことを約束させたコブたちは様々な仲間を集め、遂行困難なミッション、インセプションへ挑む。
舞台は夢。
重力や街並みが思いのままの世界。
その世界で死んだらその魂は「虚無」へと落ちて行く。
時間の流れは通常の世界の1/20。
某FFも某KHを手がける某SEも真っ青の厨二設定!
圧倒的な世界観でハリウッド規模の厨二病を実写映像化!
後世に残る黒歴史どころかダークナイトで爆発したノーランのキャリアを確立させた作品に!
今作の特徴として他のSF映画に比べ、世界観や用語などが段違いによく練られている。おかげで正直何言ってるのか全くわからないが序盤から中盤の1時間近くを仲間集めに並行し、違和感なさげに説明にあてているためどうにかこうにか理解はできる?笑
リーダーのコブを筆頭に夢の世界での建築物などを組み替える「設計士」のアリアドネ、偽装や変装などでターゲットを翻弄する「偽装士」のイームス、より深い眠りで夢を安定させるための薬を作る「調合士」のユフス、右腕で相棒のアーサーと同行を希望した依頼人のサイトーの6人でターゲットの夢の最深部を目指し、潜入する。
バッチリ二つ名も用意したキャラクター設定や夢の中への侵入者と戦う能力を「夢の武装化」と呼んだり、自分独自の形や方法で夢か現実かを判別するための道具「トーテム」など心踊る展開や用語が後半は連発する笑。
キャスト陣もレオナルドディカプリオに渡辺謙、常連のマイケルケインやキリアンマーフィーにトムハーディなど今までと今後のノーラン作品を象徴するようなノーランオールキャスト!
おそらくマリオンコティヤールの度重なる悪女役のキャリアは今作から始まったのではないかと感じています!笑
2017年のダンケルクの公開を記念した新宿ピカデリーでの爆音クリストファーノーランオールナイトにてライブ音響で劇場での初鑑賞が出来た。
1作目にダンケルクの戦場、2作目にインターステラーの宇宙、3作目に今作を鑑賞して完全に夢の中へと誘われた。。(うまい!)
この作品をダークナイトとライジングの合間に2年ペースで発表した当時のクリストファーノーランはきっと神の生まれ変わりかなんかだったんだろうな笑。
ちなみに自分はラストの解釈に関してはわからないし、毎回観るたびにラストシーンを考察する体力が残ってない笑。
いろんな人のレビューを観るのが楽しい作品!
2015年07月18日(土)1回目
2017年09月08日(金)2回目@新宿ピカデリークリストファーノーラン爆音上映
2018年02月18日(日)3回目@早稲田松竹
めちゃくちゃ好きです!
強い
人間の睡眠中の夢の中から情報を盗み出す諜報員のコブは日本の事業家の...
最初はそのややこしさにどうなる事やらと最後まで見られるかなと心配し...
この作品の発想がノーランの中で一番変態的(笑))
新宿ピカデリーで鑑賞。爆音上映で!
インセプションは他の作品に比べてやや個人的には思い入れ強い作品だったりする。というのも、公開時に劇場で見た初めてのノーラン作品であることとノーランの名前を覚えた作品であることからくる(笑)あんまり横文字に強くなくて、役者も監督名も覚えれないんですが、あまりの衝撃の覚えてしまいました。が、過去作品で『メメント』『プレステージ』『ダークナイト(当時は未鑑賞)』って見て納得はしましたね。
メメントも相当イカれてるとは思ったけど、個人的にはこの夢の夢の夢の…って空間を操ったインセプションがダントツでイカれてると思うな(笑)最後らへんなんか4階層が同時に、異なる時間のスピードでリンクさせながら展開していくんやが、あんなのノーランだからこそ作り上げられたとしかいいようがない。
公開時、あまりの変態っぷりにもそうやし、やはりちょっと構成が難解すぎて全てを理解することはできなかった。それでもクライマックスに向けたあの複数階層の夢での話の展開に入り込んでしまったし、2回目からはより理解できてさらに面白かった。
多分一番多く見てる作品でもあって、だからか今回はより登場人物の心理描写を見れた気がして何回も見てるはずなのに飽きずに見てしまったな(まあ久々に見たってのもあるが笑)
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