「圧倒される重量感」インセプション ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒される重量感
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2020年に映画館で鑑賞。
予備知識がない状態で、IMAXで見ました。
映像と音声から、質量を持った波が向かってくるような、重量感を感じました。
体験として、見て良かった映画でした。
物語は、夢を共有することでターゲットの人物の心に先入観を埋め込み、人物の行動を制御する、というマインドコントロール技術が舞台装置として使われています。
夢の共有は個人的に好みの設定で、てっきりこの映画はイギリス人SF作家のクリストファー・プリーストや、マイクル・コーニイの小説から発想したのかと思ったら、監督のノーランはボルヘスの小説からインスパイアされたみたいで。ボルヘスは読んだことが無かったので、機会があれば読んでみようか。
夢の階層を重ねることでマインドコントロールが強くなるため、主人公は3層の罠を仕掛けることを計画します。物語のクライマックスで、1層目のバンが橋から落下した後、2層目のホテルでは重力が無くなりますが、3層目以降は重力が残ったままのようでした。理由は説明されてましたかね?
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