「要らぬ、心配したくなるかも!?…」インセプション OverYoungさんの映画レビュー(感想・評価)
要らぬ、心配したくなるかも!?…
「夢」の映像化という、
ある意味、映画発祥当初からの夢の視覚化実現か?
荘子の「胡蝶の夢」とか、ユング心理学的(?)精神分析手法あたりから影響を受けたかのような、
夢の中にいるのは、分かっている(?)のに、他人の夢の中だからか(?)、
自由が効かず夢のまた、
夢(本作品では、「夢」を階層風?に、捉えていて、第4層目を最深部のアンタッチャブルな危険領域的に、設定?)
に翻弄されてしまい、
とうとう現実に戻れなくなってしまう、
といったカンジの
作品という名の幻想(「夢」?)を観て(観せられて?)しまっている観客をも巻き込んでしまう、かのようなロシアだかのマトリョーシカ人形的入れ子細工状の内容だったはず…
←たしか、…「コマ(本作中で、主人公が、「夢」と「現実」を判断する為に、考案した「シンボル」的な役割だったから、夢に飲み込まれてしまったのか?夢の中で、夢見ていたのか?…)」
は,回り続けていたはず…
(←要するに、御覧になった方なら、分かる通り、まだ?、「夢」は、続いているんだ、…?という不毛感というか、徒労感というか、脱力感というか、何とも表現するのも難しい—それこそ、観た人によって違った感情を抱くに違いない"シーン"からの感想です…)
でも(?)、
「夢」から戻れ(ら?)なくなってしまった本人(主人公?)が、幸せだったなら、それは、それでイイの(それも、また有り?)かも?…
な〜んて少々、ある意味、危険極まりない(「夢なら、覚めないで、おくれ!」的な?)
思想に、傾倒してしまいそうになりました…
映像は、
実に、いかにも、夢に出てきそうなシーンの連発(中には、日本人の中のある筋?には、お馴染みの"ドリフのコント"風まで、登場!?)
で、本当に他人(ヒト)の夢を見せつけられている気分でした.
にしても、
レオ様は、最近、コノ手(?)の精神的題材を扱った作品にばかり、出演している気がするが、"現実の御本人"の方は、(精神的に?)大丈夫なんだろうか?
表現者が、そういった題材に、惹き付けられてしまう時は、得てして、自身が、病んでしまっている場合も、多いらしいなんて言われるから、ひょっとしたら、ヒョッとするかも?…な〜んて、ネッ!?