Disney's クリスマス・キャロルのレビュー・感想・評価
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底抜けな優しさが泣ける、ゼメキス流CG映画の到達点
半世紀以上も金以外の物を信用しなかった男が、クリスマスの奇跡によって一晩で優しい心を取り戻すなんて……子供騙しの童話?
そうかもしれない。
実際、こんな甘ちゃんな話もなかなか無い。
けどそこがいいんだ。
どんな嫌な奴にも良心があるし、
どんな嫌な奴でも心配してくれる誰かがいる。
優しい心があれば人を救える。
優しい心があれば自分も救える。
所詮は理想論かもしれないが、やっぱりそれを信じたい気持ちはある。この映画はそんな心のヤワな部分を直撃する、底抜けに優しい映画だ。
映像にするとそうそう長い時間にはならない原作をどう料理するのかと思ったら、成る程、3D映画に見合ったアトラクション的な演出が満載で、まるで主人公スクルージと一緒に空中を飛び回っているような気持ち良さ。子供向けと呼ぶには少しばかり重くおどろおどろしい本編に明るさや解放感を与えていてバランスが良い。
ここ最近は役者の演技をモーションキャプチャーで取り込んだCG映画を作っていたゼメキス監督。それらは今回の映画を作るための“試し撃ち”だったのかと思えるほど、技術的にもCG映画としての演出的にも完成されている印象だ。
クリスマスにぴったりの良作。
大人な物語
原作は読んだこと無いのですが、映画でも十分楽しめる内容だったと思います。
人と人は助け合って生きていかなければならないと考えさせられる映画でした。映像もとても綺麗で、時にとても怖かったです。ホラー感満載でした。
子供が観るとちょっと怖いんじゃないかな?
見終わった後、とても幸せな気分になれる映画だったと思います。
スクルージはもともとはいい人だった
ジム・キャリー、ゲーリー・オールドマン、ロビン・ライト・ペン
***
3Dの出来の良さは大方の人が賞賛している。
吹き替えであることを考慮しても3Dを選択すべし、という人が多い。
私は残念ながら2Dでの鑑賞だが、それでも映像は十分見事だった。
**
「クリスマス・キャロル」のストーリーについては既にご承知のとおり。
エベニーザ・スクルージという強欲でけちな嫌われ者の高利貸しが、
クリスマス・イブの夜、過去、現在、未来のクリスマスの幽霊につれまわされて改心し、その後は幸せに生きる物語。
ストーリー自体は良く知られたものでひねりがあるわけではない。
クリスマスが題材だが、あまりキリスト教的善悪感を強いるという感じはしない。
スクルージは根っからの悪人ではなく、もともとは心の優しい人間であり、
今もティムの行く末に涙する善良な老人である。
それが長い年月の間にひねくれてしまっただけで、何か切っ掛けがあれば元の善良な自分を取り戻せるものとして描かれる。
**
この原作が書かれた1843年のイギリスは産業革命の末期。
産業革命は、いわゆる家内制手工業、工場制手工業から
工場制機械工業へと進化した時代である。
生産性は飛躍的に向上し、経済的な繁栄をもたらした。
しかし、その一方で、単純労働者を生み、格差と貧困を生んだとも言われる。
この物語はそんな社会環境の中で、富めること自体は悪ではないが、
富める者が貧しい者に手を差し伸べるのは当然で、ある意味社会的義務でもあり、
その時期としてクリスマスがもっともふさわしいのだ、としているとされる。
**
私はさらにもう一つの面からの見方を加える。
それは「教育」
産業革命以前は、裕福な子供しか教育が受けられず、
1843年はやっと「すべての子供に教育を」の考えが実現しつつあったころ。
また、教育によって無知と貧困から自己を解放することができるとされた。
スクルージはちゃんと教育を受けており、本来は正しい心を持った大人になるはずが、
どこかで曲がってしまったが、心底悪い人間ではない。
精霊の見せる無知と貧困の行く末とは違う道を歩むべき人間なのだ。
だからこそ、たった一晩で改心したのであり、
子供のころの教育で培われた本来の生き方に導かれた。
ディケンズは自分自身のわずかしか学校に行けず、親は借金で投獄され、
自分は重労働に苦しめられた。
そんな経験も踏まえて、そう言っているようにも思える。
ホッコリした!
3Dが見たくて、映画館へ行きましたぁぁぁ!
3Dすげぇ~!って事になりました!!
今まで見た事のある3Dとは格が違った!!
雪が降るシーンなんて、避けちゃったもん。w
いや、まじで凄いんだって~!
3D版を見る場合は日本語吹替えなのですが、
もちろん、山ちゃん。
合格。w
やっぱりなぁ~って感じですね。
映画は全体的にCGに力がかなり入っている為
ちょっと雑な部分もあってちょっと残念でしたが、
ダークな中に感動ありって感じでオタマはもちろん、
泣いてしまいました。
見た後、ちょとホッこりする感じの映画だと思います~
字幕版での声優人がかなり豪華なので
字幕版でも見てみたい☆
心が洗われました
とにかく映像のきれいなことにびっくりしました。
普通の字幕で見たのですが、3Dだったらスクルージと
一緒に旅をしている気分になって、さらに
楽しめるかもしれません。
スクルージのあまりの変わりように、
びっくりするやら、ププッと笑ってしまうやら。
でも、不機嫌なおじいさんより、ずっとステキでした。
私も目の前の細々したことにとらわれて
不満を持ってしまったりすることがありますが
精霊に諭される前に、前向きにならなくちゃね、
と思いました。
やっぱこのストーリーはずるい・・・。
ゼメキスが監督する3DCGシリーズはたぶん、これで3本目なんでしょうが、毎回、期待を裏切られ落胆(ポーラーエクスプレス、ベオウルフ)。今回は息子にせがまれたのでいやいや劇場へ。半分、寝そうになりながら見ておりましたが、あるシーンから一気に覚醒、そして、号泣。いやはや、これまでも有名なお話を3DCG化してきたゼメキスですが、今回のはずるいっす。泣かずにいられない話なんですもの。3Dメガネも曇るっつうもんです。
映像ももちろんいいですよ。ジム・キャリーのスクルージもいいですが、何よりよかったのは大好きなゲイリー・オールドマンのボブ。昔の狂った演技はどこへやら。CG技術によって身長、外見を大きくモディファイして清貧おじさんを熱演。ゲイリーなんだけど、ゲイリーでない、こんなことができるのが、この手法による映画なんだなー、と感心してしまいました。(ベオウルフのアンジー以上に感心。)
もちろん、子供も大満足。大人も子供も楽しめる最高のクリスマス映画です。とくとご覧あれ!
改心に感心。
文豪ディケンズの不朽の名作をR・ゼメキスが映画化。
予告もイヤというほど観たし^^;しかし、なんだか
ディズニー…というよりホラーだよね?的な恐々しさ。
楽しいクリスマス、というより何かを訓示される作品で
宗教的な匂いもプンプンするのだが…。
守銭奴スクルージの現在の生き方は、自分の殻に籠り
他人を排し、自らの価値観のみで生きようとする男だが、
少し前のどこぞの国や、病める現代人と似ている。。
誰もが生まれた時から悪人ではないが、生きる過程で
施される様々な体験から自分なりの固定観念が根づき、
さらに性格や環境も加わって人格が形成されていくので
その人の本質は、その過去を辿ってみないと分からない。
よく、犯罪者がなんであんな事件を起こしたのか、という
検証番組で生い立ちや家族関係に話が及ぶのはそこだ。
まぁそれほど大げさに考えなくても^^;
今作で訴えたいのは彼が今からでも変われるかどうか、
まだ、そういう気持ちを失くしたわけじゃないよね?と
過去の亡霊が脅しをかけつつ(汗)教えてくれる有り難さ。
誰かに言われて変われるくらいなら、もうとっくに
変わっている筈じゃないか?の様な意地悪な見方は捨て、
聖夜だからこそ♪のマジックに酔いしれたいところだが…。
確かに映像は素晴らしいので観応えがある。
さらに今回は字幕で観れた!(嬉しい)のでJ・キャリーの
7変化の声を堪能できた。見事だった。彼の7変化する
顔はあまり好きではないが^^;声優としてはホントに見事。
他の俳優のP・キャプチャーの動きも似ていて堪能できた。
3Dで観ればなおさら(吹き替えだけど)だろうと思う。
確かにいい話なのだけれど、面白かったかと言われると…
笑えないファンタジーを観た後の気分。という感じだった。
エコとケチは微妙に違う、らしい。
(原案を元に様々な作品が作られているのでそちらもどうぞ)
ぜひ3Dで
ディズニーのアニメーションです。
汚い顔の金に汚い爺さんが改心するお話です。
そんなに簡単に改心しちゃっていいの?
と思っちゃいました。
あれよわれよと心悔い改めちゃいます。
CGがとってもすごいです。
特に風景や建物など
人の動きは本物にかなうわけありませんけど
おじさんにとってのクリスマスは、適当な鶏肉とケーキとシャンペンを頂くだけの日ですが、やっぱり、あちらでの意味は違いますね。
今回は2Dの劇場でしたが、CGがすごいので
可能であれば3Dの劇場で見ることをお勧めします。
技術が生かされた綺麗な映像!!
まず映像の綺麗さにびっくり。
3Dじゃなくて2Dで見たけど充分楽しめました。
モーションキャプチャーで撮られてるだけあって、顔は違えど動きのクセか出てて誰が演じてるか分かってしまうんですよね。それが映画をさらに楽しませてくれました。
指などの細かくて繊細な動きには目を見張るものがあります。
ストーリーはディズニーだけあってエンターテイメント性が強いですが、充分大人でも楽しめるはずです。
映画が伝えたいメッセージも分かりやすいので子供にもオススメですね。ただホラー要素はディズニーにしては結構怖かったほうだったかも…。
3Dでなくても映像が綺麗
「クリスマスキャロル」のストーリーは知らずに見に行きました。
3D上映は日本語吹き替えのみだったので、字幕の通常版を見ました。
3Dでなくても充分きれいな画像でした。
「ボルト」もそうでしたが、大人も見るアニメは字幕で見たいんです。
ハリウッド映画の場合、豪華な声優陣ですので、特に声優の声を楽しみたいんです。
ストーリーも単純明快で気楽にみれました。
ディズニーリゾートにアトラクションでいつか出来そう?です。
ところどころ、ジムキャリーらしさが出てました。
予告編や事前情報を見ないほうが楽しめると思います。
内容を知ってても楽しめる!!!
主人公はケチで金銭欲の強い街で嫌われ者の老人スクルージ。あるクリスマス・イブの夜、死んだはずのビジネス・パートナーのマーレイが恐ろしい姿の亡霊となってスクルージのもとへ訪れる・・・。
3D-IMAXで観賞しました。
映像美が素晴らしいのはもちろん音量も最高!!
冒頭から雪の降るシーンは自分の頬にも冷たい雪が着くのではないかと思うほど。
実際に人の動きに合わせて作ったCG映像はリアル感がたっぷりあります。
今までにアニメ等で映画化されてたりと内容は知っていましたが、3人の亡霊がスクルージを導く映像のアイディア等は先の展開が知っていてもハラハラドキドキします!
一般料金2,200円と高いですがお勧めです!!
※隠れミッキーありましたよ!!
※ロバート・ゼメキス監督代表作は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』です。
徹頭徹尾エンターテインメント!!
ロバート・ゼメキスは“モーションキャプチャー”が大好きで仕方ないんですね。
その大好き度は、信仰心にまで昇華してる気がします。
もうずっと、これで行くんでしょうかw
何て言うんですかね…この手のアニメって、題材が重要になってくると思うんですけど―前作の『ベオウルフ』は正直戴けなかった。
技術云々より、まずお話がツマラナカッタ…(大好きだって方はスミマセン;)
ただ…その点、今回は何だかイケそうな気がしたんですよ。
ジム・キャリーとゲイリー・オールドマンが参加してるってのもツボでしたし、予告で観た時の表情の豊かさに心奪われてました。
クリスマスって題材も、時期的にはマッチしているし…
で、3D版(吹替えw)で鑑賞………
いっや~、メチャメチャ良かった!!!!
3Dの観せ方がとても心地良かったし、スピード感溢れるシーンはまるでアクション映画を観てる様だったし、まず何より絵がキレイ!!
あの街並は鳥瞰でずっと観ていたいぐらい!!
ストーリーも単純明快でイイ!!
原作は読んだことないから比較できないけど、これぐらいの軽やかさで適当じゃないですかねw
だから鑑賞中はワクワクしっ放し!!ホント幸せな余韻を味わいながら劇場を後にしました!!
久々に童心に返った気分でしたよ~。うんうん…3D映画バンザイ!!
今回はロバート・ゼメキスに感謝w
楽しんだモン勝ちですよ!!!!!
3D以外は、、、、
3D映画を初めて見るには良い作品かもしれません。ディズニー映画ですので内容もシンプルかつ単純で最初の10分で最後までのエンディングまでの展開はイメージ出来てしまいますので3Dで無ければワザワザ映画館で観なくてもDVDレンタルでも良いのではないかと、、、、。数年後にはディズニーランドのアトラクションに加わっているかもしれません。ということで男性よりは女性向き、かつデートに向いている映画ではないかと。またファンタージーとしては小学生低学年には少々ホラー度がきついかもしれません。
お金より人間愛!
金の亡者スクルージが,
3人のクリスマスの霊に根性を叩き直されるお話。
画面を縦横無尽に導かれる3D演出が素晴らしい!
とくに,現在の霊が見せる俯瞰の映像が秀逸!
オープニングの雪景色の町並みが美しい。
CGと3Dの完成度が高くて満足!
の反面,ドラマは・・・。
嫌われ者スクルージが改心してゆく様子は,
余韻と知的さに欠けて,
あまりにも単純で,物足りない・・・。
慈愛と人間愛と希望が
じわじわ響く原作の持ち味が活かされておらず残念。
全38件中、21~38件目を表示