「ポジティブクッキング???」ジュリー&ジュリア 祭秀海さんの映画レビュー(感想・評価)
ポジティブクッキング???
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えっとそんな感じの映画でしたっけ?ジュリアの「私の名前を使った売名行為だ」とか、ラストにジュリーがジュリア博物館にバターを置いてくるところが衝撃的で、そればかりが印象に残っている。なんでもそうだけど、物語らエンディングで色が決まるものです。私はどうしてもこの映画のエンディングがハッピーハッピーエンドだとは思えませんでした。なんというか人生エンドみたいな、あまりこういう映画を見ない私にしてみれば目が飛び出るようなものでした。ジュリアはジュリーを(恐らくは)嫌いであると公言し、ジュリーはあからさまな嫌がらせをする、現実を感じますね。行動だけ見ると有名な「檸檬」を彷彿とさせますが、あんなドキドキ文学じゃない、一抹の醜さがこの映画の好きなところです。
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