劇場公開日 2010年7月24日

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「ナチュラルボーン”ゾンビ”キラーズ」ゾンビランド にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ナチュラルボーン”ゾンビ”キラーズ

2022年6月1日
PCから投稿

「生き残るためのルール」を駆使してゾンビと戦うのかと思ったら、
途中から関係なくなっちゃった。
そんな映画です。

そもそも何故そんな「ルール」が前提になっているのかというと、
ゾンビ映画がたくさんあるからですね。
そのルール作りの「フラグ」が既存のゾンビ映画(=ホラー映画)の
セオリーになってしまってるからですね。
で、もはや昨今のゾンビ映画は、そのフラグやルールを越えて来ないと
面白くなくなってしまったのです。
リアルではゾンビに遭遇したこともないのに、
ゾンビの倒し方だけは知っていて、もはやゾンビ怖くない状態。

例えば「28日後」ではゾンビがアスリート並みの速さで疾走してくる怖さ。
え!?ゾンビってノロノロじゃないの?
例えば「バイオハザード」では動物がゾンビ化する怖さ。
え!?ゾンビって動物には感染しないんじゃないの?
他には、ゾンビが道具使ったり、ゾンビが塀を上ったり。
昼に襲ってきたり、墓から自分で出てきちゃったり。
この映画では遊園地の遊具を登ってましたね。

それで、この映画は途中まではそんなゾンビ映画のルールに
則って作ってた気がするんですが、
めんどくさくなっちゃったんですかね?
遊園地に全部集めて、一気にマシンガンぶっ放せばいいじゃん!
そんな役はナチュラルボーンキラーズことウディハレルソン以外は
やってはいけない。

そんな映画です。

にゃろめ