チェイサー(2008)のレビュー・感想・評価
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たばこ屋
「元刑事で風俗店経営」ジュンホは、
最初は柄の悪い、“警察クビになって正解”な人物で、
ヨンミン捕まえたのに逆に疑われちゃったりするのだが、
失踪したミジンの子どもと会ってからの心境の変化に、
あれあれ?随分な変わりようで?とも思うのだが、
ハゲドーせずには居られなくなる。
それくらい話の転がり方が見る者を急かす。
ヨンミンに対し「あれ?いきなり殺しちゃうの?」と疑問視したが、
こいつが犯人なのに何で誰も現場押さえられないんだ!と、
終始こちらのイライラが募っていく。この展開は上手い。
釈放されてからのドキドキも堪らない。
あのたばこ屋に入るところ、ゾクゾク。
基本的に警察が愚鈍過ぎて、ていうかそういう風に映していて、
だからジュンホが活躍?するのだが、
彼は異常に強すぎないか?
それでもラストまでの救い用の無さ、あー胸糞悪い。
ジュンホの、風俗店の元締めという感じの悪さを、
全く忘れさせてくれる絶望感。
ヨンミンは最後、正装して何しようとしたのか。
神父も殺そうとしたのかな。
ミジン母子が可愛かった。そこだけが救い。
映画としては最高の出来!
ですが、私は怖いのでもうみません笑
韓国映画は本当にすごいなぁ、と思わせてくれる作品でした。日本のヤクザもの?サイコパスもの?ホラーなんか比にならない!!
同時期に日本映画、黒沢清監督のcureをみて
心身ともにやられました、、、
(cureもこの作品に負けず劣らずでした
こーわーーいーーー!! 韓国サスペンスの真骨頂!やばい。 犯人の「...
こーわーーいーーー!!
韓国サスペンスの真骨頂!やばい。
犯人の「は?」が、んもー腹立つ&こわい!
後味最悪だけど、すげー良かった。
悪くはないが・・・
韓国映画にしては良くできてるんじゃないだろうか?それとも韓国映画は良く出来てるのか?これでまぁまぁ観れる韓国映画は三本目だ。
実際に会った事件が題材だそうだ。
初めからかなりスピーディーな展開で淀むことなくラストまで突っ走っている。
注意点:警察は無能。
韓国のクライム映画で登場する警察は大概が
無能。だからムカつきます。ここが注意点。
暗く閉ざされたような冷たい世界観。
テンポの速いストーリー展開。
圧倒的な胸糞の悪さ、グロさ、エグさ。
序盤中盤の愚行の全てが
終盤の盛り上がりに集約されている。
見終わった後、腹に来る余韻が凄い。
メンズデーで本命ではなかったが、もう一本見ようかと思って見た作品。...
メンズデーで本命ではなかったが、もう一本見ようかと思って見た作品。
韓国映画でよくある猟奇的殺人&ミステリー。
カルっていう映画あったけど、それを彷彿とさせる。
元刑事で今はデリヘルの店長とEDの犯人。ストーリーは難しくないのでいいけど、とにかくエグい。最後殺されかけて助かると思いきや・・・。そういう結末もアリなのか。
R12の二時間ドラマって感じでした。
初長編作品がこれとは
初長編作品でこのクオリティ、ただただすごい。
ストーリーは実際にあった事件を脚色したものなんだろうけど恐ろしい。
想像していたよりグロテスクなシーンは少なかったが、殺人鬼の思考が終始よめないことで恐ろしさが増してなんてないシーンも緊迫した雰囲気に。
ただ一貫してシリアスというわけではなく、時々挟まれるギャグがほとんど外してなくて面白い。
序盤にある殺害シーンのインパクトはかなり強く、傷つけることにためらいのない感じが殺人鬼の異常性をよく表せてて怖いがよくできてる。
とてもスリリング!
とてもスリルがあって、観ている人を退屈させない映画。この先はどんな展開になっていくのか、全く読めない。とにかくハラハラする2時間だった。
この間、哭声を観に行って、とても面白かったので、哭声の監督の他の作品も観てみたくなり借りてきましたが、ナ・ホンジン監督とはすごい監督なのだと改めて思いました。
チェイサー
風俗店を経営する元刑事と連続猟奇殺人犯との緊迫の攻防を、
巧妙な脚本とパワフルかつスピーディな演出でスリリングに描き出す。
デリヘル嬢の管理が雑で日本ならまず起こりそうもない事件なんで、
違和感はありましたが、
韓国ではこれが当たり前なんでしょうね。
実際に起きた殺人事件を基にしている。
2004年の、
デリヘル嬢や金持ちの老人など20人あまりを殺害して韓国社会を震撼させた柳永哲(ユ・ヨンチョル)の事件がモデルになってる。
殺人犯は凶器のノミと金槌で一発できれいにきまらず、
何度もくりかえされる不器用な殺害は異様に生々しい。
助かった様に思えたあのミジンの悲しすぎる結末。
ハリウッドでリメイクの話があるらしいけど、
ハッピー・エンドに改悪されて台無しにされそう。
キムユンソク
相変わらずおもしろい。警察署前で犯人に掴みかかってくる遺族に警察官が飛び蹴りするカットがあった気がしたけど、思い違いだった。韓国はあっさり、ユヨンチョルとか映画化できちゃうけど、日本でM君とかS君とか猟奇系を映画化しないのはなぜなのかしらん。市橋君もの映画化したのは外国人だったし。福田和子とか女性犯罪者ものはチラホラあるけど
畜生!面白い。
二回目だけど、やはり面白かった。
犯人が分かってるのに捕まえきれないもどかしさ、腐ってる警察組織、囚われた売春婦、暴走しる主人公、狂人、証拠の出ない殺人、旋律のラスト。
どう考えても後味悪すぎだし、胸糞悪いし、気が狂いそうになるけど面白い。
結末は分かってて変えられないけど、ドキドキとイライラが最後まで途切れる事なく映画として楽しませてくれる。
後味悪い=面白くないは違う。
傑作だと思います。
ナ・ホンジン監督イイね!
コレはかなり面白い!助けたい人の居場所が解りそうなのに、自分のコレまでの行動が邪魔をして、上手く事が進まない。その結果、状況は段々と悪い方向へと…
色んな意味で、手に汗握る映画でした。
ナ・ホンジン監督イイね!
どこまでが
事実なんだろうか?元になった事件をもう少し調べてから見ればよかったかな。
最初はテンポよくて見入ったけど、途中飽きてきたので評価は若干低め。
警察の態度やら、途中の展開にイライラしてくるわ、韓流ってドラマも映画もひっぱるのが好きなんだろうか?
他の映画とは違う味
まず、韓国映画は映像のとりかたがうまいと思います。引き込まれますよね。自分のやってきたことが主人公にも倍になってかえってきたんですね。追う側も追われる側もやってきたことは変わらず犯罪的なもの。
とても印象深い映画でした。是非見て欲しいですね。
お粗末刑事
連続殺人が起こっているのにも関わらず、お粗末刑事の姿が皮肉に描かれてるのも面白い
メインは殺人鬼を元刑事が人間らしく、追う姿が、走る!走る!とにかく走る!階段も駆け上がる!
決して、イケメンでない元刑事が凄い迫力で追いかける姿が観客も応援してしまう、スピード感のある作品
誰もが駄菓子屋の奥さんを、なんでやねん!って思ってしまうでしょ
実は同類の人間同士の闘い
追う者と追われる者とが激しく戦うシーンが見どころだが、実は、とても興味深いのは、両者とも最初は同じ考えの持ち主、という点だ。その考えとは、女性をモノとでしか扱っていないこと、である。
主人公の元刑事でデリヘルの支配人ジュンホは、商売のためなら風邪をひいている女であっても客のもとへと行かせる。一方の連続殺人犯ヨンミンは、デリヘルからやってくる女など生きている価値もない、と言いだけなくらいで、どちらも女性には冷酷だ。
ところが行方不明の女性の子供と接しているうちに、元刑事のジュンホの心が次第に変化し、女性への愛情が沸き立つ。だからこそ、最後の命を賭けた、犯人ヨンミンとジュンホの戦いは、観ている者さえも息を呑むくらいの迫力を感じる。そのシーンには、女をモノとしか見てきていなかった悔恨の情が漂っていることが、陰惨な内容のこの作品の中にある「美しさ」だ。そこが、この作品の一番の魅力ではないかと思う。
それにしても、長編第一作となったナ・ホンジン監督の演出力は見事という他はない。
物語は、殺人の証拠がない犯人の拘置時間12時間内を目安とした、ほぼ半日のみの短い時間の中で構成されている。刑事たちと犯人ヨンミン、そして行方不明の女性を追うジュンホが、たくみに絡み合う、よく出来たシナリオに、迫力あるアクション演出はとても一作目とは思えない、手馴れたものを感じた。特に、アクションシーンは昨今、カメラを振りすぎて観客に見づらい映像が多くなっている中、しっかりとカメラを固定させて激しく争う者たちをしっかり画面にとらえていたことには、とても好感がもてた。
元刑事のジュンホが、警察をやめることになった理由や、政治力と警察との関係をもう少し掘り下げてほしかったことと、釈放された犯人がカギもないのにしっかりと家に戻っている点など、納得できない演出も多々あるのだが、今後ともナ・ホンジン監督の作品は注目に値することは、この作品一本で充分に証明している。
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