「疾走」チェイサー(2008) ぉゃっさんの映画レビュー(感想・評価)
疾走
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いなくなった女を探すのをきっかけに、連続殺人犯を追っていく話
といっても、犯人は早々に捕まっており、証拠不十分で釈放してしまうまでの十数時間のうちに、女と、証拠を見つけださなければならない。
元刑事の主人公は正義感ではなく、女がいなくなったことによる手付金のために、女を探すわけだが、女の子供を嫌々連れ、また、殺人犯のふてぶてしさなどから、徐々に、女を見つけ出す、ではなく、女を助けるという意思にかわっていく。
路地を疾走し、街を疾走し、走って、走って、汗をかき、でもどうにもならない焦燥感。
刑事達の、何とかしたい気持ちと、上からの命令。
胸の中にもやもやとしたものが詰まる。
けしてハッピーエンドではないけれど、興奮につつまれた凝縮した時間を過ごすことができる映画。
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