劇場公開日 1984年5月19日

「笑えない冗談 その2」キング・オブ・コメディ(1983) colt45SAAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5笑えない冗談 その2

2019年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

他の人も書いているが、「ジョーカー」を観てその後この映画に興味があり観賞。
観た後の印象は、なんでこの映画長らく観なかったんだろうと後悔している。
確かに評判はいいが、同じスコセッシ、デ・ニーロの映画「タクシー ドライバー」や「レイジング・ブル」と比較して地味な印象があり現在まで見逃したのかなぁ・・・
主人公はコメディアン志望の男。有名なコメディアンのジュリー・ルイスに自分の芸を売り込むのだが上手くいかず、ついには誘拐までして彼の番組の代打として出演する事を画策する。
とにかくデ・ニーロ演じるコメディアン志望のパンプキンという男は確かに「ジョーカー」の主人公とダブる部分があるが、とにかく観てると気持ちが悪く、中盤で不気味に感じる。
彼の脳内は妄想でほぼ埋め尽くされている。それが映像化されるが、観ているこちらが引いてしまう。大きな勘違いなキャラは「タクシードライバー」と共通している。
ただ、後半は思いっきりこの主人公が浮き上がる。いい意味でも、悪い意味でも。
本当にもっと早く観るべき映画だった。

colt45SAA