キング・オブ・コメディ(1983)

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

「タクシードライバー」「レイジング・ブル」のマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ主演によるブラックコメディ。コメディアン志望の青年ルパートは、有名コメディアンのジェリーに接触し自分を売り込もうとするが全く相手にされない。そこでルパートは、ジェリーの熱狂的ファンである女性マーシャと手を組んでジェリーを誘拐し、自らのテレビ出演を要求するが……。ジェリー役に往年の名コメディアン、ジェリー・ルイス。

1983年製作/109分/アメリカ
原題または英題:The King of Comedy
配給:松竹富士
劇場公開日:1984年5月19日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 カンヌ国際映画祭(1983年)

出品

コンペティション部門
出品作品 マーティン・スコセッシ
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

4.0Artsy Comedy: Sticks out on Scorsese's Resume

2020年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

Having watched The King of Comedy for the first time, I was surprised to see how much Philip's Joker borrowed from the film, to the point of remake status. De Niro's character is quite similar to the Taxi Driver in his maniacal disconnect. Falling in the category of Scorsese's playful films, the plot and character are handsomely constructed so that the climax is sincere and less so over the top.

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Dan Knighton

4.0【”どん底にいるより、一夜の王になりたい。”誇大妄想狂のコメディアン志望の男と、人気コメディアンの熱狂的ファンが惹き起こした事を描くブラックコメディホラー。ロバート・デ・ニーロの怪演が物凄い作品。】

2024年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

■コメディアン志望のパプキン(ロバート・デ・ニーロ)は、人気コメディアン、ジェリー・ラングフォード(ジェリー・ルイス)の大ファンで、執拗に彼に自分のネタを売り込むが相手にされない。
 同じくラングフォードの熱狂的なファンであるマーシャ(サンドラ・バーンハード)と知り合ったパプキンは、2人でラングフォードを誘拐し、交換条件で、パプキンがテレビショーに出演しようとする。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・中盤までのパプキンの異様なまでのジュリーに対し、自分を打ち込もうとする姿は、コメディと言うよりホラーに近い。
 序に言えば、マーシャも同様である。
 二人とも、完全に常軌を逸しているからである。
 そして、ジェリー・ラングフォードを演じる喜劇俳優であるジェリー・ルイスの苦り切った顔が真実味があるのである。

・二人が、ジェリーを誘拐して椅子にテープでぐるぐる巻きにして縛り付け、マーシャが彼を見張る中、パプキンが意気揚々とTV番組に乗り込んで行く姿も、デニーロ・スマイルが炸裂していて、怖い。

■だが、パプキンがTVで披露した小咄の数々が、結構面白くて、凄いなロバート・デ・ニーロと感心してしまったモノである。

<当然、パプキンは逮捕されるのだが、彼が刑務所に入っている間に書いた自伝がベストセラーになり、早期釈放された彼は”キング・オブ・コメディ”として大歓声の中、ステージに立つのである。
 今作は、実にブラックであると思った狂気性漂う、シニカルコメディである。>

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NOBU

3.5僕はルパート・パプキン

2024年11月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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共感した! 6件)
こころ

5.0才能と運と。

2024年11月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

知的

見ていて居た堪れなくなり、録画だったもので何度も停止ボタンを押してしまった。
「ジョーカー」がこの作品の影響を受けている、って確かにまんまその通り。

実家暮らしの三十代、コメディアンを夢見ており、人気コメディアン・ジェリーに妄執する男。惚れた女にも一方通行、ジェリーにも一方通行、それでも自分が正しいと信じて疑わない。その行動は常軌を逸しており、かなりの歪みを感じる。

ただその常識はずれの行動で手にした一生に一度のチャンス、ジェリーの人気番組を自身が背負う。公開収録の観客・TVの前に座る視聴者は、パプキンが何者か、何故ショーを担うことになったのか、知る由もなく。

そして、ラストはどうなるの?と思ったが、表題「キング・オブ・コメディ」の由縁が明らかに。
芸能の世界に、我々大衆はある種の刺激を求めて触れ、消費している。21世紀の今、大分浄化されてきてしまっているが、クリーンであることってそんなに刺激的ではないような気もする。

ちょっと話はズレるかもだが、松本人志さんが、対文春の訴訟を取り下げたのが昨日。今後日本の業界、オーディエンスは、どのように彼に接するのか、興味深くはある。本作のパプキンよろしく公衆の面前に留まり得るのか?そして、本人はそれを望むのか?

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Nori

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