母なる証明のレビュー・感想・評価
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子に対する親の愛って?
息子を溺愛する母親と知的障害のある息子。行く末を案じて心中をしようとしたこともあったけど、なんとか頑張って生活している。息子を心配するにしても過保護過ぎない?食事にしても世話し過ぎ、寝るのも一緒、用を足してる時も覗き込む。それはダメですよ🙅🏻♀️
息子が殺人犯として逮捕され、(この映画でも警察の捜査はいい加減😫)無実を信じる母親は独自に犯人を探し始める。怪しい人物を見つけるが、、、
母親のとった行動は人として間違っている。でも、母親として正直に生きればあのような行動になってしまう可能性も、、、決して正しくない、間違った母親の愛情を描きたかったのだろうか。正しくはなくても愛は確実にある。
別の人物が無実なのに逮捕され、申し訳なく思い号泣しても、何事もないように以前と変わらない、息子との生活を送っている。ずっと闇を抱えて生きていく。
不思議だったのは、バスツアーの様子。韓国のおばさま達はバスツアーであんな風に踊り出すことはよくある事なのか?それともパロディ?
母と息子
ずっと気になってた作品。
何度も何度も、この人が犯人?と思わせる展開にドキドキしながらも、ワクワクして鑑賞。
母からの無性の愛の強さ。
一歩間違うと、自分自身が罪人に。
殺されたアジョンの携帯にもっとやばい人間がうつってて(警察関係者とか、権力者とか)るのかと思いきや、そうではなくて、ガックシ。
真犯人のジョンパルがでてきた時に、トジュン(ウォンビン)の母が流した涙とはどんな意味があったのか。
我が子の無実が証明された安堵感からか。それとも、自分の侵した罪への罪悪感からなのか。
不気味な親子
アマゾンプライムで観賞。
障がいを持った息子を溺愛しすぎな母が物語が進むにつれ不気味さがどんどん際立ってくる。
息子も障がい者には見えないくらい顔立ちが整っている。
この親子は第一印象と映画を見終わった後では180度印象が変わったといっても過言ではない。
素晴らしい
ポンジュノ監督はパラサイトしか見たことないけど、どちらもラストシーンの印象深さと絵の良さが最高。
物語の緩急もすばらしいし、ここで終わったら嫌だなというところを有に超えてくれる。
最後のダンスシーンまでの流れも好き。余韻がある良い作品。
邦題が素敵
キム・ヘジャ演じる母親が圧倒的です。
息子の無実を証明するため奔走します。
冒頭の枯れ野原での奇妙な踊りのシーンからガッツリ心を掴まれました。
改めて鑑賞してみるとウォンビンもすごくいい演技してたんですね。
ウォンビン自身はそういう風に意図して演じてはいなかったそうですが、本当は何もかも分かっているのでは?と感じてしまうような表情をすることがありゾッとさせられました。
特に右目を怪我した後の面会シーンが不気味で良かったです。
この映画、ちょい役でイ・ジョンウンが!
ちょうど椿の花咲く頃を観終わったところだったので嬉しい発見でした。
ラストの踊り、忘れたいけど忘れられないもうどうにでもなれって感じでしょうか。
笑っちゃうような哀しいような。
夕日がキラキラと綺麗で切なくなる終わり方でした。
当時観た時は「えーい踊ってしまぇ~」と思った
障害のある息子の面倒を見ながら生計を立てる母親の心理は経験しなければ理解できない。
社会の心無い差別や侮蔑から子どもとその心を守りながら生きるのは容易ではないからだ。
そんな親子に降ってわいた事件。
主演のキム・ヘジャは当時韓国のおかあさん的存在だったので、この作品は衝撃的であった。
知的障害があっても自尊心があり、時折反抗心を出す息子の姿にイラッとしてしまったりした時点で私自身も差別していると悲しくなったが、中盤から母親の形相が一変、人間の母親から動物の母親に変わった気がした。
ただただ、息子を守ると言う執念はホラーだった。
当然息子、娘の立場から見ればうちの母はどうだろう?と比べそうになるが、自身が親に身になって考えるとここまでやれるのは…母性愛なのか?ちょっと恐ろしい。
犯人は誰か?冤罪なのか?そこらへんも含めて、体力と思考力が充分なタイミングで観たい作品です。
手に負えない
これまで何となく避けてきたけど、「パラサイト」から遡ってポン・ジュノ監督作品を観てきて、最後にこの作品を観た。
一言で言うと「自分の手には負えない」作品という感想だった。
観終わったあと、色んな感情や考えが次々に浮かぶんだけど、それが一つにまとまらないというか。
だからといって難解な作品というわけではなく、起こっていることは全部理解できるし、ポン・ジュノのブラックなコメディー演出に思わず笑ってしまうんだけど、劇中で明確に描かれなかった部分に思いを馳せると上手く思考がまとまらないんだよね。
ハッキリ分かるのは、ポン・ジュノはとんでもなく映画を作るのが上手いってことだけだった。
ミーハー
パラサイトで一躍有名になったポンジュノ監督、韓国映画は食わず嫌いだったが、パラサイトを見て漁り出した自分。
この作品、パラサイトが好きなら面白さのベクトルは同じ方向でした。
息子の無実を証明する為の母親の愛、ただ物語は全然違っていた。
意外に悪い友人、結構いいやつだなあと思いつつ、おかさあん、お金はあんなによく用意できたなあと。
どんでん返しを期待するとそこまでではないが、人間性の問題、内面のえぐり方が面白い、なによりセリフより表情や感情がぐっとくる。いかにもなダウン病ぽい彼との面会での母親はいるの?の質問、そして涙。
かなり良かった。
息子、イケメンすぎるなしかし笑
ちょっと残念なのはわざわざミスリードを誘うような部分が多すぎるところ。
それ以外はとても良かった。
最後の息子が針を渡すシーンにはぞっとする。
どこまで理解しているのか?と思わせる
そして、お母さん、太もも綺麗ね笑
いやー、ポンジュノ監督のこのテイストはやはり良いですね。母の愛情の...
いやー、ポンジュノ監督のこのテイストはやはり良いですね。母の愛情の深さを狂気を持って示してくる感じが良かった。ラストシーンはまたもや印象的でよかった。
監督の力強い作品
超面白かった!!
ポンジュノ監督の力強い作品
うまいよな〜
前半と後半(ラスト30分)のギャップ!
ストーリーだけじゃなく、映像や演技、仕掛けてくる問い、情勢など…
息子の無罪を証明する為のはずが、逆に苦しむ事になった
心の苦しみを忘れるツボ
教えて欲しいーっ!!
日本ではなかなかない
脚本がとにかく面白い。
韓国作品恐るべし。
決して目新しくはない。
だいたい想像がつく、そのちょっと斜めをいく。
これ思いついた人、天才!
あらすじ読んでもピンと来ない人は多いと思う。
しかし、ああっ!そう来たか!!
と声が漏れてしまう。
ボン・ジュノ監督のイタズラ心が見えた気がした。
韓国の社会事情は解らないし、
なぜそうなった!!と突っ込みいれたい部分もたくさんあるけれど、
日本でやろうと思ったら大幅にキャラクター変更をさせられそうな、
コンプライアンス作品。
重要なシーンには雨が降る
唯一見てなかったポン・ジュノ監督作を。
息子を溺愛する母親役が吉行和子に見えてしょうがなかった。中盤からグッと面白くなるサスペンスだがそこまでがチト長い。一筋縄ではいかない脚本は流石。韓国の猥雑さが色濃く出た内容でその辺り慣れてないと面食らう。
ウォンビンの真にピュアな瞳が色んな意味で効果的。
親の愛、というものを考えさせられる、考えこんでしまう内容でございました。
何よりも。
善悪よりも
倫理よりも
道徳よりも
何よりも優先される
「守る」ことへの執着
それは、愛なのか。
エゴなのか。
線を引くのでなく、
包括して初めて「母」であるのでしょうか。
障害を持った息子。
彼は未発達ゆえの幼さ残る一面と
健常者のような狡猾さを思わせる一面がある。
偶然なのか、計算なのか。
疑いが晴れることはない。
この不安定さを内包しながらの
あのラストは、母でいるための執着かもしれません。
なんとも考えさせる素晴らしい映画です。
物語を描く
殺人の追憶→パラサイト→母なる証明、という順番でポンジュノ作品を見てきましたが、わかりました、凄い。
物語を描ききりながらきちんとアート性とカメラワークの驚きとコメディとミステリーとホラーとアヴァンギャルドがごちゃ混ぜな映画を作る人なんだ。
思い浮かんだのが黒澤明でしたよ。
ストーリーの反転力、構図の見事さ、雄弁なカメラワーク。
ラスト近く、キッチンの水飲み取りにいって水を注ぐシーン、俺は包丁を取りにいって惨劇が起こるに違いないと思って観ていたし、それと同じ緊張感をそのシーンで感じていました。
マジで凄いっ!
「踊り続けるんだよ。みんなが感心するくらいに。」
個人評価:4.5
村上春樹の小説ダンス・ダンス・ダンスのそんな名言がふと浮かんできた。
母親の子に対する思い、また心理描写を見事に描いている。
母親に友人・協力者も少ない為、母親の伝えたい想いは台詞には無く、見る側は母親の無言の眼差しから感情を読み取る。
その眼差しは、台詞以上に雄弁に見る側にひしひしと気持ちが伝わり、各シーンにとてつもなく映像のチカラが備わっていると感じる。
自らによって証明した、息子と自身の内なる闇。
その闇に目を背け、人生は続き、生き続ける。
生きる事と、踊る事をメタファーに捉えた演出も素晴らしい。
母親という人間の本質を詰め込んだ、素晴らしく作品性の高い映画だと感じる。
これが最高傑作と言われるとそうでもない
ポンジュノ映画の真骨頂のような
扱いがなされる事もあるこの映画。
殺人の追憶や、グエムルほど派手さはないから
なかなかに渋い映画ではある。
しかし、最高傑作かと言われれば
そうでもない。
ただ一点、この映画がポンジュノ映画の中でも
特に優秀な点は、ポンジュノヒロインの幼顔ショートカット
が、一番露出しているところだと思う。
この映画は、そこだけは一番評価できる。
そうきたか
パラサイトを見る前に監督を予習と思って見てみました。
純粋そうな息子を、母親が頑張って無実を証明する
映画なのかと思いきや、全然違うラストでしたね。演技も含め最後の方は引き込まれる良い映画でした。
母親の愛の深さは伝わりますが、韓国映画らしい
まっすぐで重たい空気感でずっしり来る感じですね。
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