母なる証明のレビュー・感想・評価
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凄い映画を観た
BS松竹東急 よる8銀座シネマ「鬼才に喝采!アカデミー賞受賞監督ポン・ジュノ特集」で鑑賞。これぞポン・ジュノ監督という作品。今作では母にスポットが当てられているが、目を背けたくなるシーンが多いなか予想を裏切る展開に唖然。母親役で国民的人気女優らしいキム・ヘジャと息子役のウォンビン、
鳩山由紀夫が首相の際に国会質疑の場に与謝野馨が立ち、お母さんから毎...
鳩山由紀夫が首相の際に国会質疑の場に与謝野馨が立ち、お母さんから毎月数千万のお小遣い貰ってるんでしょ、弟の邦夫にあなたにお金を配る子分いないの?とその弟の邦夫から聞いた話を披露してましたが、その与謝野馨も武士に二言なしと言いながら、民主党内閣の閣僚になってますが、鳩山由紀夫の母がもう多国籍企業のブリヂストン創業者の娘ですが、その会社の株主としての毎月の配当金の額が高額ですが、当映画で米と交換で身体を売る女子高生が、またその独り身の母が知的障害者ですが、その米と交換で身体を売る女子高生の死亡事件があり、当映画の主役も知的障害者ですが、高麗人参もどきを高値で売る母と一緒に暮らしてますが、当映画の主役がその米と交換で身体を売るその女子高生を殺害したのですが捕まらず、その女子高生殺害を目撃した屑鉄拾いの乞食然の髭面もその女子高生殺害をしたその息子の母に殺されて、また当映画の広告がその年輩の母とその知的障害者の息子が床に一緒に寝て、その年輩の母の片胸を鷲掴みですが、その米と交換で身体を売る女子高生にばかーっと言われて、足下の重い石を持ち上げて、それをその女子高生の頭に投げつけてその女子高生が死亡ですが、その高麗人参もどきを売るその母の息子もその地元で知的障害者で有名でその米と交換で売春する女子高生もその地元で有名なような
あの終わり方いいね
障害を持つ息子の容疑を晴らす為に母ちゃんが頑張るんだけど 最後の結局血は争えないという事実にあーマジかよ!ってなってしまい変な余韻のまま劇場を後にしましたが ポンジュノらしい作品で相変わらずハズレが全く無い職人監督だなあとつくづく思いました!
説明のなさがかえって、物語の余白となり、見る側の想像を掻き立てる
凄絶な女子高生殺人事件の容疑者となってしまった息子の無実を証明するために 、母親が狂気的に真犯人を探す。
登場人物それぞれの背景や生い立ちについての説明がないまま進むが、主人公は貧しい母子家庭であり、息子には少し知的に問題がありそうで、母親はどこか偏愛的であることは想像に難くなく、その説明のなさがかえって、物語の余白となり、見る側の想像を掻き立てる。
母親が無条件に子どもを守ろうとするのは女性”性”のなせる本能だが、本作の母親はそれだけではなく、息子への贖罪や自身の存在意義や、あるいは懸命な記憶の改ざんや、様々な個人的要素を内包しており、それらが渾然一体となって、常軌を逸した行動へ駆り立てる。
後半、時々挟まれてきた、よく分からない映像が全て見事に回収されながら、怒涛の展開を見せる。息子とは違う「彼」に面会し泣き崩れるシーンが秀逸。母親の息子への躾が因果応報的にきいてくるあたりは無情。
よくわからなかった
芸術性とかで評価が高いのかな。
大女優らしいけど知らないからただの地味なオバさんだし、ストーリーも理解力の乏しい自分には今ひとつわからなかった。結局犯人は息子だったの?
パラサイトは面白いと思うけど、この映画は‥。
評価2.5
愛と狂気
愛と狂気が混ざり合っている不気味さが味わえる。
息子の殺人事件が信じられられない母親は、独善的な行動に走ってしまう。
ついには、他の人に危害を加えてしまうなど、際限がなくなってしまう。
そこで、息子が犯人であることを心では分かっていても、別の人が容疑者になることによって、状況は一転する。
容疑者の前で泣くシーンは、同じ親としての贖罪や後悔があるのだろう。
愛とは時として、行き場のない狂気になる姿が描かれていた。
好みな要素の詰め合わせ
自身『殺人の追憶』『パラサイト 半地下の家族』に続くポン・ジュノの三作目として鑑賞。
伏線の回収も後半からエンディングにかけて素晴らしかったし、やはりポン・ジュノは天才だ。
個人的には文句のつけようのない、芸術性すら感じる秀作だった。
名匠ポン・ジュノ監督のスタイル確立
濃密な人間ドラマのなかにサスペンスやホラーからコメディといった要素を絶妙なバランスで忍ばせ、ジャンルを越境したエンタメ。
先の読めない展開で、結末に苦悩する。
母の真っ直ぐな愛情を見事なストーリーのうねりで表現している。
冒頭とラストのダンスシーンは印象的。
原題「Mother」を「母なる証明」にした日本語タイトルも秀逸。
強い母の二面性
大事な一人息子を守るために奮闘する母の物語のつもりで鑑賞していたが、クライマックスの息子とのやり取り
からエンディングへの一連の行動が、見方を大きく変えることになり、むしろこの作品の本質はこれだったのかと考えさせらた。
そう考えるとオープニングの謎もなんとなくわかる気がするのだが、果たして真相はどうなんだろうか?
まともってなんだ?
みんな自分の罪のことなんて忘れてる。
いや、忘れたように振る舞っているだけなのかな。
思い返すとひとつひとつのシーン構成が本当に緻密で
設定から何からしっかりテーマに矢印を向けている感じ。
「パラサイト」「殺人の追憶」そして本作とバラバラの順番で見てしまったけど
素晴らしい作品をつくる監督だと再認識した。
印象的なのは「この街にまともな奴は一人もいない」ってセリフ。
まともってなんだ?清廉潔白なんて本当にあるのか?
みんな自分のフィルターを通して見てる世界で、何を真実だなんて言えるんだろう?
あのシーンを境に、いろんな疑問を提示されたように思う。
愛こそすべて
今まで好んで食べなかった「野菜・クレソン」。信頼するレストランで提供されたステーキの横には山盛りのクレソンが。気まぐれにひと口食べたことをきっかけに、彼女はその魅力に異常なまでにハマっていく…。
ハイ、うちの奥さんの話です。映画の話ではありません。でも、今のポン・ジュノ監督に対する印象がまさにコレ。まるで食わず嫌いが克服された後の揺り返し。「パラサイト 半地下の家族」でハマり、速攻アマプラで氏の名前を検索し「母なる証明(2009年)」を平日夜に観ることになりました。
やはりこの監督はすごい。圧倒的なのは画のセンス。彩度を絞った美しさと、空気すら映すような高解像度感(YouTubeにあった予告編はなんとも低解像度だが)。この人が4Kとか8Kとかで撮ったら、多分目の前の映像を捕まえられちゃうと思う。
そして「どんでん返し」の辞書すら書き換えてしまうのではないか?と思えるほど秀逸な脚本。まさに母は強し。息子への深い愛情がたどり着く先に、狂気と慈悲が激しく入り混じる独特な景色が見えるのです。
それにしても日本ではお目に掛からない題材が新鮮。だがそれがいい。コレこそ人が生きるというリアル。いや、韓国映画をほめたたえる人の気持ちがやっと理解できた。 そして、この人が「ウォンビン!ビール瓶!!」で有名なウォンビンだったのかと知る。いい俳優さんですね。
人殺し映画
見なきゃ良かった。
YouTubeの推奨映画で知ったと思います。
どちらの目線で見るかによるが当然主役のおばさん目線で話が進みます。誰もが同調しますか?自分は後味悪いすネ。まずは冒頭のおばさんの踊りで見る気を失せたが、ここは我慢して最後まで.....踊り始めた所で辞めれば良かった。人に勧める映画では無いでしょ。この映画を勧めたユーチューバーの動画はもう見ません。どの映画にも人それぞれの好みがあるように、この映画が好きな人もいるでしょうが私は、このおばさんと息子は嫌いです。あと味、悪っ。雑巾でも食べた後、見たいです。
カッコイイ韓国映画
タイトルとかキービジュアルでは、こんなにもカッコイイ作品だとは思えなかった。決して美男美女が出ているわけでもなく、内容も美しくない。けれど、こんなにもカッコイイ韓国映画は見たことがない。
まず音楽の使い方が素晴らしかったように思う。印象的で、感情表現を一層高めるその効果は絶大だった。
映像も素晴らしくて、なんであんなくすんだ物事・事柄があんなにもキレイに表現できるのかと─ちょっとした驚愕。しかも、ただ安定した映像を連ねるだけでなく、カメラをかなりアクションさせた映像というのもふんだんに盛り込まれていて、それによって絵のメリハリ出ていたように思ったし、内容・映像・音楽、完璧な絡み合いで相当見入ってしまった。
悪人なる証明‼️‼️‼️腐る韓国社会の証明‼️
まず、シンプルに映像やセリフが映画最高品質、黒澤明と双璧とも言える。
演技も最高、息子は山崎賢人、母親は吉永小百合、そんな感じです。
母息子はともに人格障害の生まれながらの殺人鬼でしょう、自覚がないだけなお悪い。
ホームレスが殺されても誰も気にしない、孤児の知的障害者が冤罪で死刑になる、それが韓国社会、リアルです。
立ち食いするバイキング、弁護士と検事がカラオケ密談、腐敗した警察、どれもリアル韓国。
これぞリアリティパラサイト。
見事です、これぞ歴史的名作、韓国の証明‼️
【”バカと言われると激怒する軽い知的障害のある息子”を溺愛する母が行った事・・。ポン・ジュノ版”イヤミスムービー”である。イロイロな解釈をしたくなる作品でもある。】
■今作の魅力
<ネタバレあり>
1.前半は、コミカル要素を少し塗したストーリー展開。
2.そして、観る側は、ポン・ジュノ監督が仕掛けた”罠”に徐々に嵌って行く・・。
3.軽い知的障害のある息子、トジュンを”ある理由”で溺愛する母親(キム・ヘジャ)。
- 最後まで、彼女は”トジュンの母親もしくは、叔母さん”と呼ばれる。実名は出ない・・。成程。
”ある理由”は後半、トジュンから語られる・・。ー
4.ある晩、アジョンと言う女子高生が、頭を強く殴られ殺され、遺体は”何故か二階建ての建物”の屋上に晒されている・・。
そして彼女について徐々に明かされる出来事。
・誰とでも寝る女性だった事。
・時折、急に鼻血を出す事。
・寝た男の顔写真を携帯で映していた事。
5.トジュンは、警察の杜撰な捜査で、アジョン殺しの犯人にされ、勾留される。
トジュンの無実を明かすために、”母親”は懸命に真実を掴もうとするが・・。
- この辺りまで、観る側はトジュンが無罪だと、ミスリードされる・・。愚かしき弁護士、検事、精神病院長の姿を見せられることで・・。-
6.”母親”が自ら捜査を進めていく中で、マッコリに呑まれているアジョンの祖母から、彼女の携帯を渡される。そこに映っていた、サッカー2チーム分の顔写真の中から、トジュンが指さした人物は・・、”母親”が雨の中、傘を買った屑拾いの白髪の男だった・・。
”母親”はその男が住む、粗末な町はずれの一軒家を訪ねる。
が、そこで屑拾いの白髪の男が、”アジョンが殺された晩に見た事”を聞いた”母親”が行った事・・・。
- 完全にミスリードされたよ・・。ポン・ジュノ監督。ー
7.真犯人にされた青年、”ジュンバル”に会いたいと”母親”は言い、留置場の面会室で、 彼から”両親は居ない”と告げられ、号泣する”母親”
ー ジュンバルについていた、アジョンの血は勿論、鼻血であろう・・。
”母親”のあの涙は守る者の居ないジュンバル対する謝罪の涙であろうか、それともこれでトジュンは捕まることはないという、安堵の涙であろうか・・ー
8.トジュンに見送られ、小旅行に出る”母親”
待合室で、息子から差し出された
”屑拾いの白髪の男の燃やされた家で、息子が見つけた母親の鍼灸針の箱”を
”駄目だよ、忘れちゃ・・”
と言われながら、渡される”母親”
驚愕する”母親”。
<浮かない顔で、バスに乗った”母親”は他の乗客が狂ったように踊る姿を見て、自らの太腿の”嫌な記憶を取り除く”ツボに自ら針を刺し、狂ったように踊り出す。
冒頭と最後部の、枯れた草原をフラフラと歩く”母親”の姿を見て、
ポン・ジュノ監督、ヤラレタよ・・と思った作品。
ポン・ジュノ版、”イヤミスムービー”でもある。>
- 本当にトジュンは知的障害だったのだろうか・・。様々な感想、観方が出来る奥深い作品である。
(これについて、自らの考えを記載すると、レビューが2500文字位になりそうなので、止めておきます・・。)-
いわゆる胸糞悪い、けれど不思議
まぁ、親ってやつは・・・という感じ。
日本ではこういう系を作るのは難しそうですね。
見ていてうざったくなるのは母親の素晴らしい演技力なのかなと。
踊っているという意味ではダンサーインザダークと呼べるのかな。
愛情が愛情ではない、毒親が流行?の最中だからこそ見る価値があるかもと思いました。
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