「仮想世界に依存しすぎた世界」サマーウォーズ Byxbeeさんの映画レビュー(感想・評価)
仮想世界に依存しすぎた世界
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個人も企業も「OZ」と呼ばれる仮想世界に依存している世界が舞台。
世界一安全なはずのセキュリティが破られ、世界中が大パニック!
携帯電話やSNSを頻繁に使用する社会に生きている現代人にとって、遠くない未来を描いたテーマだからこそ、コントロール不能になった時、恐怖感を与えてくれる。
この映画が伝えたかったことは、ネットワーク社会で人と人との繋がりが希薄になっていく中で、困ったときにどれだけ結束できるかということ。
数学が得意な人、花札が得意な人、格闘ゲームが得意な人、野球が得意な人などいろんな人がいる。一人だけじゃ何もできなくても、みんなで試行錯誤すれば何とかなる。
人と人との繋がりを大切にするおばあちゃんがいたからこそ、最後のみんなの結束力がありました。
おばあちゃんが「一人でいてはダメ」と言っていたように、休日くらいは家族で集まって、おかし食べながらテレビでも見ましょう。
クライマックスでは元気玉状態になるなど、全体を通して様々な映画やアニメのアイデアを借りてはいたけど、日本アニメの底力を見せてもらいました。おもしろかったです。
※高校野球決勝で「延長15回逆転勝ち、ナインはマウンドで歓喜の輪・・・」という内容の台詞がありましたが、延長の場合だと、逆転サヨナラ勝ちしかなく、ナインはホームベースで歓喜の輪を作るのでは?クライマックスで盛り上がっていただけに、「あれっ?」と肩透かしをくらいました。
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