「家族の愛、人同士のつながり」サマーウォーズ カルベさんの映画レビュー(感想・評価)
家族の愛、人同士のつながり
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世界中につながる仮想空間Oz。あらゆることがネット上でできる時代。趣味、買い物、仕事さえも。そのOzが、ある日乗っ取られる。
主人公小磯健二は数学が得意なだけのパソコン少年。夏の一日、先輩の篠原夏希にバイトを頼まれて彼女の一族の集まりに彼氏役で参加する。慣れない大家族に戸惑いつつも田舎暮らしを体験していたそんなとき、たまたま手元に届いた数式暗号を解いたところ、Ozの乗っ取り犯人にさせられてしまい。さて・・・。
コンピューターウイルスがOzのアバターを乗っ取っていき、世界を脅かす。仕事にも使用されるOzを介して、あらゆるシステムに侵入し世の中を混乱させていく。それに主人公と周囲の人たちが立ち向かう。そんなストーリーです。
テンポが良く、最後まで飽きずにみられます。昔ながらの大家族と現代の仮想空間やらネットワークなんて相容れないようなものなのに、実によく融和しているように感じました。
作中でおばあちゃんが言っていたように 「大切なのは人と人とのつながり」ということなのでしょう。
印象的だったシーンは、おばあちゃんの亡くなってから。陣内の人達のふれあい、花札のシーンでしょうか。
おばあちゃん、陣内の人達はそれぞれキャラが立っていて良かったです。
わび助さんは実は一番おばあちゃん思いだったんじゃないかなと感じました。
気弱な主人公も、最後は皆に認められてハッピーエンドで何よりでした。〈翔太以外〉
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