おとうとのレビュー・感想・評価
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手がかかるほど可愛い
原作を読んだ時にぼろ泣きしました。
映画化されて、弟が随分長生きしていてびっくり笑
弟の存在を恥に思う人達ばかりの中で、3兄弟の真ん中の姉だけが弟を心底想っていて、いつも弟の尻拭い。
原作では兄がおらず姉と弟のみで、両親との距離感があったため、より一層絆が強く、姉が弟の心情をよくわかっていたと思います。
そこが大きな違いに感じましたが、姪の結婚までめちゃくちゃにし2代に渡り弟の存在が影響する演出が、一族の恥部感を増し、現実味が増して良かったです。
他の部分が一切ダメでも、1番温かみに敏感なのは弟で、そのお陰で、姪も素敵な再婚。初婚の夫と加瀬亮の対比が素晴らしかったです。
姉の無償の愛はとてもよくわかります。映画よりもっと深いかも?現実でも最終的にはもちろん面倒をみるんですが、姉の弟の扱い方が親切すぎて、負い目がよく表現されているとも感じましたが、若干他人行儀な違和感もありました。
あとは、おばあちゃんも一緒に暮らしているからなのか、監督が老齢だからなのか、時代の割に暮らしぶりが古びていて、気になりました。電話の子機だけ、シャープ?笑
鶴瓶と商店街のおじさん達以外は全員台詞回しが嘘くさく、台本のせいなのでしょうが、ちょっと残念でした。
山田洋次演出は厭味な位に上手い
市川版の名作『おとうと』に捧げられた、今回の山田洋次版には、前半部分に幾つかの違和感が付き纏う。
映画の前半は、蒼井優演じる吉永小百合の娘のナレーションに沿って映画は進んで行く。
その為に、おとうとよりも寧ろ“おじさん”と言った方が相応しく、更に蒼井優以外の視点による映像もちらほら出現するのが少し気になる。
また、映画のキャストを決める決め手となったのが。先ず初めに笑福亭鶴瓶と吉永小百合による姉とおとうとが念頭に置かれているだけに。小林稔侍を含んだ3人の兄弟で笑福亭鶴瓶1人だけがコテコテな大阪弁なのは、一体どうなのだろう?
吉永小百合はやむおえないとしても、小林稔侍の役柄はもう少し関西弁が達者な役者でも、と思ったのですが…。
しかし後半に進むに従い、蒼井優のナレーションが無くなるに従って、この思いは薄らいで行く。
市川版と山田版の一番の違いとして、後半笑福亭鶴瓶が入居する《みどりのいえ》とゆうボランティア施設が登場する。
これまでにも『男はつらいよ』シリーズを通して、監督山田洋次は様々なボランティア施設や、社会の歪んだ仕組みに翻弄されて来た人達を、寅さんを通じて紹介して来た経緯が有り、この辺りは監督による“拘り”に見えた。
映画の始まり辺りは、人間関係等を除き、市川版との関係性がなかなか見いだせ無いのですが。この《みどりのいえ》の出現から、姉とおとうとによる“リボンの絆”によって、市川版との関連性がはっきりと浮き彫りになって来る。
違和感と言うか“あやふや”と言うか…そんな感覚は最後まで残るのですが、それでも山田洋次演出は…。
うまい…本当にうまい!
後半にかけての人物の収束のさせ方や、脚本に於けるファーストシーンと重なるラストシーンの纏め方等は、是非若い脚本家は参考にするべきでしょう。
但し、その既成概念をぶち破る若手こそが一番望ましいのですが…。
中盤で、個人的にお気に入りのキムラ緑子が登場。これまでで一番セリフが多かったかも知れない。これをきっかけにもっと知られて欲しい女優さんです。目指せ余貴美子(笑)
(2010年2月12日TOHOシネマズ西新井/スクリーン7)
とにかくホームドラマ
とにかく山田監督は、笑わせるのが上手ですね。若者から年配の方までが心から笑わせることのできる監督は日本にはいないのではないでしょうか。内容はごく普通のドラマ。もっとぎすぎすしたストーリーにしたほうが良かったのではないかと思う。きれいすぎるというのは、当たり前の日常を描いたからなのかもしれません。俳優が監督の指導通り、きちんとやっているというのがなぜかわかるような映画になってしまっているような感じがした。とても演技力のある俳優陣がたくさん出ていたが、何か生かせなかったような感じがするのは私だけだろうか。鶴瓶は、あまりにも自然過ぎていいのか、あるいは我々が鶴瓶はもともとこういう人物である(酒のみで酔っ払い)というイメージがあって、なんだ、ふだんどおりじゃないか、がっかりといったようなことがあるのか、この辺が難しいところなのではないかと思う。姉が弟を思う気持ち、私の周りにもこういう人がいるが、まさしく同じことをしている。あほな弟ほど、弟が可愛いのでしょう。
「おとうと」なのか「寅さん」なのか、どちらに近いのか興味があった。
こういう映画いいと思う。 刺激的なエピソードや、大掛かりなCGや3Dで驚かしたりする物が多い中で、身近な生活のささいな面白さとか、感動する人情噺みたいなものを追求していくものがあってもいいと思う。 でもこれは簡単なようで、一番難しくて、山田監督ぐらいの大監督にならないとできないような気がします。 内容的には、題名どおり「おとうと」に近いのか、「寅さん」に近いのか興味があった。 見たけど、「おとうと」ではないように思う。 銀残しではないし、似ているのは最後のリボンのところくらい。 「寅さん」でもないと思う。「寅さん」はほとんどファンタジーだけどこれはリアル。 出演者が出ていたり、映画のシーンが挿入されているけど、イメージが違う。 やっぱり一番似ているのは前作の「母べえ」かな? 「母べえ」の鶴瓶さんのところエピソードが面白そうだったので、映画にしてみたら「おとうと」みたいになってしまったんじゃないかな? でもいい映画だった、「母べえ」よりいいと思う。 一番よかったのは吉永小百合さんです。本当にぴったりの役だった。 一分の隙もないいい人で、すごく優しい。 異様に若くてきれいで、生活感はまるでないんだけど、こんなお姉さんいたらいいだろうなと思った。 でも現実だったら、悪いのはこのお姉さんだと思う。 こんなお姉さんがいたら、誰でも、やんちゃして、心配かけて、めちゃくちゃ甘えたくなると思う。 過ぎたるは及ばざるがごとしで、一見鶴瓶さんが一方的に悪いみたいだけど、被害者的面もあると思う。 関係ないけど、山田洋次監督は大好き。 最近の初詣は、葛飾帝釈天で、寅さん記念館から、山田洋次ミュージアムに行くのがパターンになった。
役者が光る
吉永さんの自然でおしとやかな雰囲気が存分にでていました 笑福亭さんの演技は少し一本通行な感じがしましたが 本人らしくていきいきと感じました 蒼井優さんも可愛らしく、 名付けられた名前とともにおじさんとの関係性を演じていました
豆腐屋が豆腐を作り続ける尊さ
元々山田洋次監督の作品は好きなので、本作も無難に満足。 まだ日本の何処かに居るであろう温かな人情劇は、寅さんもそうだが、どうしても僕の胸に響く。 よく山田洋次監督の作品を、古臭いだの、新鮮味が無いだの、アンチ意見も多いが、昔ながらの伝統芸を作り続ける事は大事。 実際、今、松竹には、山田洋次監督のような作品を継承出来る人材は居ないし、もし山田洋次監督がお亡くなりになってしまえば、その伝統芸は途絶えてしまう。 そういった作品があるからこそ、ベストセラー小説・漫画・TVドラマの映画化が氾濫しても、今の日本映画界は何とかバランスが保たれていると思う。 なので、僕は山田洋次監督の作品は支持するし、最新作「東京家族」も楽しみだ。 本作「おとうと」は何と言っても、鶴瓶師匠の存在あってこそ! 型破りな鉄ちゃんが居て、笑わせ泣かせ、ストーリーにいいメリハリがついた。 寅さん以降、最も寅さんに近い、駄目人間なんだけど何だか憎めないヤツ、である。
「そんなに私が邪魔なの?」「うん・・」
映画「おとうと」(山田洋次監督)から。
物語の大筋とは関係ないけれど、
やや痴呆気味の義母(加藤治子さん)に対する、
嫁(吉永小百合さん)の厳しい会話が印象的だった。
「これは大事な問題ですから、
お母さんは自分の部屋へ行っていてください」と言ってみたり
「そんなに私が邪魔なの?」「うん・・」とハッキリ言う。
役柄とはいえ、ちょっと可哀相だなぁ、と感じるほど。
弟(笑福亭鶴瓶さん)には、娘(蒼井優さん)の結婚式で
アルコールを飲みすぎて、大暴れしても、
こんな毅然な態度は、一度もみせることがないのである。
どちらが本当の彼女なんだろう・・と考えてしまった。
この二面性が、どんな意味を持つのだろうか?
結局は、わからずじまいで、ストーリーを終えた。
私にとって、やや消化不良で終わった作品である。
追記
(今年の日本アカデミー賞にノミネートされていたなんて。
私の見る目がなかったんだろうか・・とほほ) (汗)
ありがちな話を…
どこにでも有りそうな話を、ドラマチックにしたのは監督の力なのかな?姉さんが甘いとか、いい大人が弟の尻拭いなどとか言った見方はこの映画の場合、違うと思う。
“ダメな弟でも愛しい弟なんだ”この一言なんだと思う。きっと。
たった一人の弟を最後まで看た姉(吉永小百合)と、投げ出した兄(小林稔侍)、鶴瓶が息を引き取る場面にその対比がうかがえます。
どちらが正しいとかじゃなく、どちらも愛なのかもしれない…どちらを選択するかだけで…
本当にどこにでも有りそうな話を感動作にしてしまっています。
脇を固める俳優陣が素晴らしい
特に祖母役の加藤治子とホスピスの所長役の小日向文世、この二人はピカイチです。
役者たちの自然な姿
山田洋次監督10年ぶりの現代劇。でも、携帯電話がほとんど登場しないあたりが(確か加瀬亮が一回だけ仕事の電話を受けるので映っていた気が? あとはお医者さんの院内PHSくらい)、さすがに山田監督ですね。 人と人のつながり、家族のつながりは大切。でも、それは携帯電話によってつながるのではなくて…って感じかしら。鶴瓶と吉永小百合さんが姉妹? 吉永小百合と蒼井優が親子? ってところで疑問も感じたけど、見ていると不思議と気にならない。役者たちの自然な姿に見入る作品でした。
良い邦画に巡りあえました☆
劇場というか、公民館のホールで鑑賞しました。 チケットについていた映画評論を並んでいる途中に読んだだけでも涙が出そうに…(←この方、凄く文才のあるお方なのです) 祖父母と観に行きました。 私自身、来年挙式予定なので、蒼井優さんが結婚式前に『今までお世話になりました』とお母さんに言う序盤の場面からボロ泣きしてしまいました。。。 小百合さんは素晴らしい名女優だと思います。 鶴瓶さんが、まさかこんなに演技が上手かったとは…驚きました。 鶴瓶最期の場面。。。 私も昔、介護看護医療系の仕事に携わっており、ホスピスの存在は知っていましたが、この様な最期を迎えられるのは、ある意味とっても幸せなことなのかもしれない…と、深く考えさせられました。 涙が止まりませんでした。。。 どんなに幸せな家庭にも、親族に一人位、ちょっとばかり困った人っているのかもしれません。 核家族が進み、家族や親族との触れ合いが薄れてきた昨今、若い方々や同世代の方々にも、多くの人々に観て頂きたい作品だと感じました。 寅さんは、世代的にリアルタイムで観たことがないのですが、この作品をきっかけに山田監督の代表作ともいえる寅さんシリーズを観てみたくなりました。 邦画でこんなにも涙を流したのは初めてかもしれません…。
甘え
「寅さん」映画は好きだったのですが、正直この山田作品には
入り込めませんでした。
嫁いだ娘が、その夫とメールでやりとりする位なのだから、舞台は
間違いなく現代なのでしょうが、どうにもこうにもセリフが現代劇
ではありえない古さ。
まるで修身の本(見たことないのでイメージですが)を登場人物が
朗読しているかのような不自然な堅苦しさを感じました。
もしかしたら山田監督は現代日本の日本語の乱れを相当に危惧して
おられて、敢えて不自然さに目をつむって、「正しい日本語」
「死語となった美しい言葉の使い方」にこだわったのでしょうか?
なにより鶴瓶さん演じるところの弟の不始末の尻拭いに奔走する吉永姉。
ここに全く共感できなかった。
時には突き放すことも愛のはず。それもお互いいい年の大人。
パチンコで電車賃をすった弟に帰りの旅費を渡すくだりや、女の人との
トラブルの後始末など・・・正直あきれ果てました。
よっぽど弟に対して負い目があるのかと思っていたら、そういった
過去のシーンもなかったし。
劇場では周りの人がみんなハンカチで涙をぬぐっていたのですから、
いい映画と感じる方はたくさんいるでしょうね。
でも私は、こういう話は藤山直美とかに舞台上でやってもらいたかった。
それなら素直に泣けたと思いました。
出てくる皆さん,イイ人ばっか!?
現実を見据えていない,キレイゴトにしか,見えなかった…
キレイは,キレイでも,
フィクションだからか?
美容,化粧術の勝利か?
現代SFX技術のなせる技なのか?
御歳ウン才にも,なろうか,という吉永"オネエチャン"小百合様は,サユリストの方々が,いまだに(?)忠誠を誓うのも,ワカらなくもないぐらい,お美しいかぎりで…
そりゃあ,鶴瓶師匠も役作りとはいえ,痩せられもするよなぁ〜と思えた.
仰天コンビ(?)の中居クンとのブツカリ合いや,酔っぱらい演技あたりは,師匠のやりたい放題が,演技?とも取れるし,
看取られるシーンにいたっては,悲しみよりも,3女優に囲まれて,至福の時に,ほくそ笑んでいたに違いない師匠への羨ましさの方が勝ってしまった…
感動!!
ホントにいい映画です!!!鶴瓶がエンジン全開ではちゃめちゃやなおとうとを演じてますね!最後の鶴瓶演じる鉄っちゃんが死ぬときのあのVサイン…グッときました。そして吉永小百合さん、蒼井優さんの世紀の共演…!ステキな親子!!でした✨ 今まで向き合って話すことってなるべく避けてた部分があり、そこを深ーく!反省させられた映画です。🎬
心が優しくなる作品です・・。
劇場に2度、観に行きました。
決して派手な映画ではありませんし、
若い方たちには少々退屈な作品なの
かもしれませんが・・。
私は、鶴瓶さん演じる鉄郎と自分とが重なって見えたのです・・。
若い頃の放蕩が、鉄郎のそれとダブりました。
ストーリー後半のホスピスのシーンは、優しさに溢れ、涙が止まりませんでした。
こういう映画に出会えて、とても幸せに思っています・・。
山田洋次監督の更なるご活躍を祈念いたします。
ディア・姉ちゃん。
いかにも山田洋次らしい、心温まる作品だった。
市川崑の『おとうと』にオマージュを捧げつつ、
内容はすっかり寅さんワールド^^;に仕上げた監督。
鍋焼きうどん、手を紐で結ぶ、という名シーンを
さりげなく表現したところも巧い。幸田文の原作は
かなり時代背景が違うこともあり難しかったと思う。
さて、吉永小百合ファンには申し訳ないが^^;
本当にこの人はなにを演っても吉永小百合である。
美しい、凛としている、どこをとっても小百合様然と
した感じが抜けないのは今回も同じ。ただお相手が
鶴瓶なもんだから、今回かなり軽妙に演じている。
監督特有のホームドラマ形式、笑って泣いて怒って
泣いての繰り返し、娘の結婚・離婚に至っては現代
のすれ違い生活を反映し、みどりのいえに至っては
介護や奉仕の真実を描く。今時こんな…?という
はてなマークが、若い世代には大いに浮かぶだろう
演出にやや苦笑いしつつ、でも今の時代に足りない
のってこういう繋がりなんだよね。と心で強く感じた。
そして、どこの家にもこんな厄介者がいたな、と。
近親者というわけではなかったが、亡くなる最期の
最期まで周囲に迷惑をかけ続けた伯母さんがいた。
子供がおらず、夫は先に他界、多額の資産があった
にも拘らず、すべてを酒とギャンブル等で使い果たし、
病に倒れてからは誰も見舞いにすら来なくなった。
そんな伯母に、私の母はせっせと食べ物を運んでは
世話をしていた。文句も多かったが^^;なんでまた?
とその頃の私は思っていた。理由を聞いても「あんな
風に自分がなりたくないから」とか「かわいそう」とか
そのくらいの返事しかなかったが、誰もしないことを
せっせと繰り返す母には計り知れないものを感じた。
今でもその伯母の墓には墓参りを欠かさない。
今作で描かれる姉弟の造詣に涙が出たのは、
弟が小さな頃から抱き続けた姉や周囲への劣等感を
なんとか拭い去ってやりたいと奮闘する姉の頑張りと、
そんな姉の気持ちを見抜いて弟に子供の命名をさせた
亡き夫の器の大きさである。何の取り柄もないとまで
言われた弟が、死に際にどれだけの言葉を貰えたか。
どうしようもないアホにはどうしようもない魅力があり
どうしようもなく人を惹き付けるのは、強ち嘘ではない。
やりすぎ?鶴瓶は飄々と弟を演じ、最後まで崩れない。
どう見ても姉弟に見えない二人に絆を感じてしまうのは
他ならぬ山田洋次監督の技量によるものだと思える^^;
こういう日本映画は、これからもっと必要になると思うし、
ずっと作り続けて欲しいなぁ。
(加藤治子が素晴らしい演技^^;近藤公園もいい役だったv)
百三十万円とバツイチ女
蒼井優ファンなので、観ました。 周りは年齢層高めでしたが、楽しめました。 蒼井優の語りから映画は始まります。 鶴瓶演じるやんちゃなおじさんと姉である蒼井優の母、吉永小百合との家族を巡る物語。 やんちゃな弟をもった姉、吉永小百合は寛大すぎるお姉さんなのです。 迷惑をかけつづける弟をいつも心配し、いつしか弟は病を患い、いまわの際がやってきて、 まぁいわゆる僕が言う「死んじゃう系」なのですが、 重みが違う、というか。 死がメインではなく、 兄弟愛を描き出しています。 どんなに迷惑をかけ、 縁を切ると言っても、ふらふらしている弟を心のどこかで想う姉の力強い優しさに、感涙です。 吉永小百合さん、会心の演技力です。 美しい、発する言葉の音が。 まさに大女優。 蒼井優も自然と溶け込み、安定した存在感でした。 加瀬亮の素直な雰囲気は染みます。 日本映画良いです。
とびらはちゃんと閉めて欲しい
ごめんなさい
期待が大きかったのですが、
だめでした
そういえば、寅さん嫌いだったっけな~
とびらの締めからまで細かく演出しているのでしょうね
何回もいろいろな人がとびらを閉めるんですけど、微妙に、開いたままだったり、跳ね返って開いたり、きっちり、閉めていくというのは一回もなかったです。
でも、ちゃんと閉めないの嫌いなんです。
全体的にそんな微妙な感じのズレがあるのかな。
おとうとは最後まで、特に改心している様子も無く、逝っちゃいますし。それでは、おじさんは、感動できないんですよね。
笑福亭鶴瓶は立派に役者さんになったようで。
今回の役は、売れない芸人役ですので、いつものテレビでの振舞いそのままで行けたところもあるとおもいますが
おじさんは、山田洋次監督の作品を観るレベルには達していないようで
まだ早かったようです
泣いてスッキリしたい方にオススメします!
この作品は吉永小百合さんの美しさを観るだけでも価値があります。 あわせて脇を固める俳優人の演技にも感動させられます。 なかでも笹野高史さん、加藤治子さんの演技は味に加え、匂いがありますね。 ラストシーンの加藤さんのセリフには涙、なみだでした。 控え目な演出と日本語の美しさを実感できる良い作品です。
人情が沁みる。
しっかりと丹野鉄郎として画面に存在した笑福亭鶴瓶。 美しい吉永小百合。 好印象な蒼井優&加瀬亮。 彼らが演じる人間たちが直面する喜び悲しみを, 丁寧に色濃く紡ぎあげてゆくドラマが, 人情と善意にあふれ素晴らしい。 「厄介者」を突き放さず, 孤独を強調しない目線が好き。 人と人の繋がり, 家族の絆の心強さを, 優しく歌い上げる人間物語に静かに感動。
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