「シスター校長の真摯な追求に感動」ダウト あるカトリック学校で ふたり映画さんの映画レビュー(感想・評価)
シスター校長の真摯な追求に感動
12歳の子どもに手を出す大人は人であらず鬼畜の所業、というのは私の気持ちであって、それだけで単純な話にならないのがこの物語の深いところ。一瞬神父と子どもに肩入れしてしまいそうになるけれど、それをぶった切ってくれる『貴方と私は違う』というシスター校長の言葉。彼女は平等だった。そして罪と真っ向から向き合い誠実だった、自分にでさえ。立場の強い神父に対して怯まず糾弾し追求する姿は神々しくでさえあり、かっこよくて感動しました。さすがメリル・ストリープ。
私はカトリックの高校へ通っていたので、担任の先生はシスターだったし、各授業に様々なシスターが授業をしに来てくれました。厳しい人からひたすら優しい人まで、とても貴重な時間でした。彼女たちとお話できたことは今でも大切な思い出です。
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