「当事者」ダウト あるカトリック学校で めるさんの映画レビュー(感想・評価)
当事者
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物語が進むにつれその人物の印象が変わっていく。真相は結局当事者たちしか知らない。やけど、疑われるような状況ではあるし校長がクロというのも説得力がないわけではない。別の映画のありふれた教室でもそうやったけど、決定的な証拠がない以上罪を認めさせるのは難しいよね…
校長の最後の涙は嘘をつくという禁忌を冒したことに対する懺悔の気持ちだったのかな。
メリル・ストリープ、フィリップシーモアホフマン、エイミーアダムスと実力派俳優陣たちが物語に説得性を持たせている。特にフィリップシーモアホフマンは善人、悪人どちらもできる名バイプレイヤー。好きな俳優さん。
それにしても、「カトリック 児童虐待」で検索をすると数千人規模の被害者が出ていることがわかる。前にみたスポットライトでも神父による性虐待がテーマになっていたが神に仕えるものという立場を利用し人を傷つける行為はほんまに罪深いと感じる。
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