「電話に出てくれ」ダウト あるカトリック学校で Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
電話に出てくれ
疑いの確度をどの程度に設定するかによって見方は変わるのだろうが、強引ともとれる疑念に設定したことで、秩序の維持に必要以上の使命を設定して、不寛容と規律に固執する生き方を是とせざるを得ないメリルの心の葛藤に焦点が行く。エイミーアダムスはメリルを測るものさしであり、フィリップは規律を超えた社会的な納まりを志向する。
メリルと真逆の価値観を提示するヴィオラデイビス。規則が全てではないと言い切るこのやり取りが見せ場。戸惑うメリル。それがタイトルのダウトそのものかもしれない。最初の説教にも繋がる。是とされていることに疑問を持つことから、それが社会との絆になる。
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