「アラフォー号泣」レスラー dobubobaさんの映画レビュー(感想・評価)
アラフォー号泣
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ナインハーフで強烈にブレイクしたセクシー俳優ミッキーロークのカムバック作品。ポリスの再結成、ヴァン・ヘイレンの再結成、いろいろ見てきましたが、このカムバックもジーンとくるほど感激。
エンゼル・ハートが彼の作品ではもっとも好きで、ロバート・デ・ニーロとも対張っていたこともありました。(キャメルの煙草を吸う姿がかっこよくて、彼の真似をし煙草を吸い始めました。悪い人です。)
さて、映画では「全盛期を過ぎたプロレスラーが、他にできることもなく、昔の栄光にすがりながらプロレスをやり続けている。しかし、彼がそれまでの人生で失ったものは大きかった。それでも、得たものもやはり大きかった・・・。」という見ていていろんな意味で痛いテーマが語られていきます。
ダレン・アロノフスキーのデビュー作の「π」はサントラまで買ってしまったほど、映像とテクノサウンドが見事に融合したスタイリッシュな作品でした。前作の「ファウンテン」では宗教じみた万人受けはしないであろう作品を製作。今回の「レスラー」でレスラーというショービジネスの裏を描きつつ、「老い」と「人生」について語っていきます。
アラフォー世代には80sのハードロック(クワイエット・ライエット、モトリークルー、ガンズ・アンド・ローゼスなどなど)もうれしい演出。「ニルヴァーナなんてくそだ。」なんて台詞でニヤリ。
不惑の40台で惑いまくっているオーヴァー40世代にお勧めの映画です。是非!
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