チョコレート・ファイターのレビュー・感想・評価
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タイの井上真央こと、ジージャーの傑作
女の子がここまでのアクションをやるのは相当大変だったと思う。実際に怪我もしていたしね。
マッハの女の子版と思っていたけど少しカラーが違う。涙あり、おとぼけありの映画に仕上がっています。もちろんアクションは本物。みててこりゃ痛いってシーンの連続。マッハやトムヤムクンもそうだけど死人が出ないだけましだと思いますが・・・。でもタイの映画ってストーリーラインが必ず、復讐になっていて爽快感が少し薄れています。結構、どぎつい展開もあります。
次回作はもっとチャレンジングに前向きな(スカッとした)続編にしてほしい。誰かが傷つきその為に戦うのはこのかわいい少女には似合わない。
アクションで幸せ気分、ちょっと珍しい
初タイ映画にして、初めて劇場で観たアクションもの。
あらすじは単純明快…てか雑(苦笑)だし、詳しい人なら格闘の巧拙に注文が出るかもしれないが、素人の私には気にならない。
巣鴨風ファッション(パンフより)さえ魅力的な主人公の可愛さと、鮮やかな身のこなしを、たっぷり愛でた。
ちんぴら→大人数→障害物→武器→プロ集団と、敵の難易度アップも愉しい。もう20分長くても良かったくらい。
細かな粗探しなど二の次だと思う。冒頭の監督の献辞、主演ジージャーが映画界に入った経緯、主要から端役に至るまで充ちる命を張ったガッツ。不思議な幸福感と共に、声援を送りたくなった。ここには映画とアクションへの、素直な愛があるからだ。
なお、蛇足ながら微妙なタイ流メイクについて。
ゼンの母親は序盤、仲間の屈強なオカマと区別がつかなかった。いくらマフィアの一員とはいえ、小雪風のたおやかな素顔を、あんなこってり塗らんでも…一目惚れした阿部寛、透視能力でもあるのか。
本作完成まで四年。続編では、ゼン(ジージャー)もすっかり大人のはず。この可憐な美少女が万一、殺しても死ななそうな濃厚メイク女になってたら、私は泣く。ワイヤー・スタント・CGに加えメイクもノー!監督、どうか宜しく。
舞台挨拶などイベントないのに、万雷の拍手喝采!!
日本公開を前に、
届いてくる情報は大絶賛ばかり。
絶対に公開初日、しかも良席で見ようと
上映時間の7時間前に指定席と引き換えました。
映画館入りしたとき、8割以上の席が埋まっていましたので、大正解。
劇場入口で特典なのか、
チョコレートまで頂けて、更にテンション上がっちゃいました(単純だな(苦笑))
★彡 ★彡
いやぁ、すさまじいものを魅せていただきました。
事前期待の高いハードルを軽々と越えちゃいました。
どうしよう、もう1回観に行こうかな(笑顔)
エンドロールが流れているとき、
鳥肌が立ちまくっていたのでしょう。全身の震えが止まりませんでした。
そして、一大決心。
私1人だけでもいい。客電が点灯したら絶対に手を叩いて拍手をしよう。
客電点灯、手を叩き始めると、
劇場の、そこかしこからも同時に拍手が起こりました。
舞台挨拶など、なんのイベントもないときに、拍手が起こるなんて初体験です(驚嘆)
◇ ◇
主演のジージャー。
撮影開始までオーディション合格ののち、4年間アクションの修行。
撮影開始も、撮影が終わるまで、2年の歳月をかけています。元々、
テコンドーのインストラクターの資格を持ち、高校時代には国内で金メダルを獲得するなど、
アクションの素質は十分。そこに、家族の不幸が重なり、家族のためにも、とのハングリー精神が
加わりましたので、もう、どんなに稽古が厳しくても、やめるわけにはいかない。
自分だけでなく、家族の人生を背負っています。
超ハイレベルの、運動神経も兼ねそなえています。
とんでもないアクションシーンのお披露目準備は万全。
彼女が凄いのはアクションシーンだけではない。
今回、脳に障害のある役を演じるにあたり、施設の見学にまでいき、
実際の少年少女たちの姿を、眼に焼きつけた上で、役作りをしています。
作品冒頭にテロップで流される文章は、
この施設にいる人たちに贈られた監督からのメッセージ。
驚きは、ココで終わらない。
阿部寛さん。監督、当初は無名な日本人をタイで探したそうですが見つからずじまい。
こんな有名な人が出演してくれるわけがない。ダメもとでオファーを出したそうですが、
阿部さん、監督作品の大ファンで出演を快諾。監督、うれしさ+ビックリ仰天!!
キャストで、驚きをもう一丁。
ジージャーのお母様役を好演されたアマラー・シリポン。
なんと、歌手が本業で、映画初出演。つまり母子ともに、映画初出演!!!
ここまで気合が入っていたら、良作になるのは、当然でしょうし、
こういうときは、不思議と奇跡や偶然をも呼び込んで、更に奇跡を増幅させちゃいます
アクションシーン凄まじいのに、
人物描写や演出を含めたストーリーに、ここまで周到に準備を重ね、
ここまで精緻に描かれてしまったら、心を激しく揺さぶられないほうがおかしい。
ネタバレ防止のため、詳細は伏せますが、
阿部さんのあるシーンなんて、監督から
「納得がいかないから撮りなおす」と撮影終了から1年以上も経ってから、
声をかけられ、再びタイに足を運んで撮りなおしたらしいですからね。気合の入り方、尋常じゃないです。
★彡 ★彡
アクションシーンには、あえて触れません。
まずは、一度観てください。作品を観たアンジーが衝撃を受け、
「このアクションを教えてほしい」と教鞭を請うたほどのシーンの数々を。
いやぁ、レビューを書いていたら、また興奮がよみがえってきたぞ。
もう1回観たいなぁ。何度も観たいなぁ。でもお金がもたんよなぁ(苦笑)
続編も、ほぼ決定された同作。
この衝撃を、ぜひ劇場の大スクリーンにて、味わってみてください(笑顔)
ノー・ワイヤー ノー・CG ノー・スタント
映画「チョコレート・ファイター」
(プラッチャヤー・ピンゲーオ監督)から。
この言葉しか、見つからない。
耳についた台詞は、
新人女優ジージャーが繰り返す「ママのお金」。
これだけでは、観ない人には通じない。(笑)
本作のために4年間の修行を積み、スタントなしで
繰り広げるアクションという予告に、興味が湧いたが、
エンドロール直前に流れる「メイキング映像」で、
本当に、その凄さを知って、もう一度観たくなった。
最近、アクション映画といっても、
スタント・ワイヤー・CGが花盛りで、
ブルース・リーみたいな映画は、もう観れないのか、と
諦めていたところに、この作品。
「ノー・ワイヤー ノー・CG ノー・スタント」
ピストルを使って殺し合う銃撃戦は苦手だけど、
素手で戦うカンフー系は、大好きな私。
この気持ち、わかってくれるかなぁ。
PS.
タイトルは、私的には
「マーブル・チョコレート・ファイター」だな(笑)
本物の匂いがただよう、手作りアクション
あの「マッハ」を作った、プラッチャヤー・ピンゲーオ監督の
アクション映画です。
物語の主人公ジージャー演じるゼンちゃんは
日本人の父とタイ人の母親から生を受けた可愛い女の子ですが、
自閉症の為一人では何も出来ない、と思いきや
特殊能力の持ち主なのです。
動体視力が超人的に優ている上、見たことを再現出来るのです。
彼女はムエタイが好きだし、アクション映画が大好きなので、
とても強いファイターになってしまっていたのです。
彼女は愛する母の為に闘い始めます。
そのファイトシーンがこの映画の見所です。
なんと、スタント無しで全部彼女が演じているそうなのです。
戦いの相手は多士済々。
オカマ?のお姉さまや、
神経質そうでメガネの危なそうなおにいさん、
ラスボスは、イケメン、イケメン、ボクイケメンと
いっている芸人さんに似た人です。
彼らとのアクションシーンは兎に角、圧巻です。
そのアクションを観るだけで、一見の価値ありです。
これぞ命がけの大運動会!
予告編にもあるボールキャッチのシーンは、
なんだかジージャーが実際に幼く見え、(若干ぽっちゃり?)
ストーリー順に撮影してるのかな、と思った。
そんな感想もつかの間、開会式的アクションシーン!
「よし、行けっ!」と心の中で小さく叫ぶと、
そこから先、「次は、プログラム2番と3番と4番」という感じで、
怒濤の如くアクションが続く。
若干「お、おふっ」となる痛いシーンがありますが、
ストーリーも難しくなく単純過ぎず、
閉会式的な本気NGシーンまで命がけの大運動会を楽しめました。
あー、きっとジージャー(かわいい)の次回作も
アクションてんこ盛りなのだろうなぁ。
あー、応援席的立ち位置の私もチカラが入って、
少し疲れるかもしれないけど見るだろうなぁ。
『あぁぁぁふぉぉぉぉう!!』
アクションとのギャップ
先日試写会に行ってきました。
ストーリーは、オイラが書くより公式サイトとかで見たほうがわかりやすいと思うので書きません。ネタばれしちゃうし。文才ないので軽く箇条書き。
ストーリーは大して難しくはなく、わかりやすい。絵の撮り方、演出方法もわかりやすく綺麗だと思う。すんなり簡単に見れるからこそ何も考えず、アクションが見れる、ジージャーのアクションを魅せる映画だと思う。
ゼン役のジージャーかわいい。素朴と言うかなんと言うか・・・それなのにバキバキのアクション。さすがの元テコンドー選手と思わせる切れのあるアクションなのに、声が軽いアニ声・・・そのギャップがキュンときた(笑)
日本にいる父親役の阿部寛も台詞少ないけど殺陣込みでイイ味出してかっこよすぎ。
NOワイヤーNOスタントを売りにしてるだけあって、テンポあって面白いけど、チョッと生々しくて見てて痛くなってきた。だからこそ、ムン(ゼンの世話役のおデブちゃん)で緩急ができるのだが。やっぱりチョッと痛い。
最後のエンドロールでNGシーンが流れるのだが、ジャッキー映画のように100%笑える感じではなく、「ガチでやってます!!」って感じで笑えもするけど、痛い・・・笑顔でワイワイ楽しそうなんだけどね・・・痛い(泣)
以上
結構楽しめた。とってもバランスいい映画だと思う。見るべきところはジージャーのかわいさとアクション。
見て損はしないと思う。
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