なくもんかのレビュー・感想・評価
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秘伝のソース
給食のソースの方が美味しいなんて〜!
あんまりだ〜!
それはさておき。
クドカン&阿部サダヲはコアだが、それ以外はあまり常連さん?が少なくて、それがちょっと新鮮だったな。
映画とドラマは違うのだろうか?
タイトルとは裏腹によく泣く兄山ちゃん。
や、泣き過ぎでしょ〜。
でもやり過ぎ頑張り過ぎも阿部サダヲなら許容範囲かな。
見た目とは違って男前のテツコ。
カッコいい。
一方が怒れば一方がなだめる。
バランスの良い夫婦である。
日曜の夜の秘密は意外だったが、それはそれでいい…のか?
そこはよくわからないが、阿部サダヲの女装が意外ときれいでびっくり。
最後のステージシーン。
やはりすべってたが、全てを打ち消すかのような沖縄の景色、夕焼けが素晴らしかった。
支離滅裂
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ろくでもない親父のせいで幼くして生き別れた兄弟。
兄の安部サダヲは捨てられるも、下町商店街のハムカツ屋の店主に救われた。
そして一生懸命に働いた事が評価され、店主の娘を差し置いて後を継いだ。
一方弟は人からいじめられない術としてお笑いのテクニックを身につける。
そしてお笑い芸人としてブレイクしていた。
ある日豚だったハムカツ屋の娘が美人になって帰って来た。
一目で気に入った安部はこの娘と結婚。そして弟とも再会。
弟は悲劇のヒーロー的気取りのショボい男だった。
兄に今さら現れてもらっても困るとか言い出す。
そしていつでも笑顔で親切な兄に対してコンプレックス持ちまくり。
弟は一緒にコンビを組んでる先輩を尊敬していた。
が、先輩は自分の方が人気ないから捨てられやしないかとノイローゼ気味。
そしてある日行方不明に。
一人になった弟は沖縄のステージにピンで立つが、滑りまくり。
そんな時に兄がオカマに扮して出てきて笑いを取って終了。
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結局何が言いたいかわからんままに突然終わった感じ。
兄が出て来てピンチを救ったはええけど、その後どうすんの?
先輩が出て来ないと、丸く収まったとは言えないでないの?
それとも恩師の店を継いだ責任を捨てたサダヲが芸人なるんか?
兄弟愛を描きたかったのかも知れんが全く伝わって来ない。
それは上記のようなその場凌ぎのオチで終わったからだろう。
っていうか、弟がショボすぎて面倒くさい。
こんな奴が芸人として売れてるってのがありえん。
コンビを組んでる先輩がすごいからやと思ってたけど、
先輩曰く、人気はこいつの方がずっと上みたいやし。
でもこのバカ弟はそんなことも客観視出来てへんし。
多分この弟がショボ過ぎて感情移入できんのが最大の要因。
主要キャラでは兄もその嫁も結構苦労して人間が完成してる。
ってことはこの弟の成長を描くしかないと思うんやけど、
最初から最後まで一貫してウジウジしてショボくて無成長。
ラストのショボさを見るまでは、少しは楽しめた。
かなり残念な映画だと思う。
家族を得るまで
ずっとずっとずっと、
寂しさに堪えてきて、居場所に飢えてきた。
そんな気持ち、出すもんか。
惨めを認めるもんか。
そうやって笑顔を貼り付け、善人でいよう、誰かの役に立とうとすることで、
何もしなくてもいい、ありのままを認めてくれる存在がいない家族構成だったから、
貢献度で自分を承認する人生だった、兄。
その物悲しさがよくわかるのは、
肉親の生き別れた弟のみ。
だらしない父親のせいで、兄は父親に引き取られるも商店街のハムカツ屋さんに押し付けられ、
弟は母が回す家系では貧困で、その母に先立たれ生きてきた。
どうにかお笑いで兄的存在の他人と出会い、
一緒に売れたが、嘘の生い立ち本よりずっと、
現実の方が辛くて、嘘の生い立ちでも嘘の兄でも、
縋れるならなんでも誰でも良かった弟。
でも、兄も弟も別々の人生で押し殺して生きてきた苦しみ、寂しさ、疎外感は、大人になるにつれ、誰かの同じ気持ちに気が付いて、できることを考える優しさとして開花していく。
先に兄は、育ててくれた惣菜屋さんに出戻った娘と連れ子達の父親代わりを即諾する。
家族といつか認めてもらえたら。
その努力や虚しさを知った弟は、
兄を笑わせてみたいと思い出す。
・血のつながった肉親と、
・居心地の良い穏やかな安心 が揃うのは、
当たり前のことではなくて、
実は
夫に先立たれ娘が出て行ったおばあちゃん、
実家には働き者の山ちゃんがいて、家を出ても大臣の本妻にはなれなかった徹ちゃん、
沖縄から戻って急に父親が変わった静香と徹平、
それぞれ孤独を抱えている。
でも、その気持ちを経験済みで、気付ける人も意外といる。その循環が優しさや、居心地なのかな。
作中エコ環境大臣がサミット開催し、
地球に優しくとテーマがあるが、
優しさは、好かれたいからしてるのではなく、
好きでしているんだ。
山ちゃんがそう言えるのは、
存在意義を確認したい、居候ではだめだ、
何かで貢献しなければ、そして好かれたい
としてきた優しさが、もう板についたから。
亡き母の名前のゆうこ名義で、
山ちゃんはまさかの女装バーのママをしていたが、
その衝撃の光景に、とても安心した。
あ、発散場所を持っているんだなぁと。
家族がわからないと言う兄の祐太と、
優しくされたことがないと言う弟の祐介。
お腹でどう思っていても笑顔でいるのが家族だと思っていた裕太こと山ちゃんだが、弟はストレートに言葉をぶつけてくれる。
それにすらいつも笑って返す兄のこれまでは、
別人格ゆうこを作り上げて、
そちらに言わせてバランスを保っていた。
これからは弟に言える。
徹ちゃんや子供達に言える。
家族ができた。良かったね。
父親に、兄に謝れよと弟が言ってくれたことは嬉しかったと思うが、そこで、
謝られたら、許すとか許さないになるからと山ちゃんが言う場面がある。
謝られたら、これまで生を受けた人生に居場所を作るべくずっと、歯を食いしばる思いも出さずに、ひたすら笑顔で泣くもんかと努力を積み重ねてきた人生を、やっぱり不幸だったとあっさり決められる事になるもんね。
ただ生きているだけであるはずの安心を与えられなかったことが、許せばありになったり、許さないの主語が山ちゃんになったり、おかしいよ。謝ったら消せる苦労ではない。出せた相応しい言葉が、死ね!だったの、良くはないけど理解できる。
人情もの。 阿部サダヲのキャラが最高です。 時にはめちゃくちゃハイ...
人情もの。
阿部サダヲのキャラが最高です。
時にはめちゃくちゃハイテンションだったり、オネエになったり、それだけではなくて悩んで、落ち込んだり、サダヲの様々な表情が観れる。
ラストがもう少し良かったらなぁと途中までが良かっただけに残念。
山ちゃん(サダヲ)のハムカツ美味しそうだったなぁ。
クドカンワールドの人情噺
宮藤官九郎の真骨頂、好き嫌いは分かれるかも。展開の早さと広がりはあるが、見せ場が多すぎて、途中でお腹いっぱいになることがある。この映画もその傾向。ま、飽きさせない映画で良かった。
出演者も多くてそれぞれ味がある。やっぱり竹内さんは良かったなあ。展開で急速に端役になってしまう人も。塚本君のフェイドアウトなんか典型的。
2009年封切時
なくもんかなのに、泣いてばっかり(笑)
少々長い映画のような気はしたが、ストーリーがどんどんと展開していき、休む暇なく詰め込まれている、最後まであまり飽きずに見た。面白かった。
阿部サダヲの作品で前から気になっていたが見ていなかった。
全編にわたり、やかましい感じもするが、なかなか良く出きたストーリー。脚本はクドカンだったか。納得です。
阿部サダヲの父親のだめ男ぶりが、酷い。
人間失格みたいな父親だ。
阿部サダヲが父親に再開した時に、簡単に謝られると困る。そしたら、許すとか、許さないとかいう話になる。死ぬまで許さない。八方美人、善人のかたまりの山ちゃんがはじめて、怒りの感情をあらわにしたシーンが印象的だった。そりゃそうだ。父さんにそれも響いてないんだよね、最後に弟を週刊誌に売る件でも明らかで、本当にひとでなしであった。
山ちゃんが泥棒の濡れ衣を着せられたとき気に誰も山ちゃんを信用しない。これは冷たすぎる。可哀想だった。ちょっと笑えないよなこれは。
弟との再開、すったもんだしたけど、ハムカツを食べてうまいといってくれたシーンも良かった。そして最後に兄さんと呼んでくれる。
竹内結子の連れ子のふたりが、最後にお父さんと呼んでくれるシーンも嬉しかったね。
なくもんかという題名なのに、山ちゃんは全編にわたり、泣いてばかり(笑)
シリアスで不幸なストーリーも、ユーモアで軽く笑い飛ばしてしまう明るい映画だ。
エンターテインメントだな。
しかし、シリアスな場面はとことんじっくり時間をとり深めたい、笑う部分はワッとたくさん笑わせる、うまくいえないけど、そんなメリハリが欲しかったかなという
感じはした点が評価に表れました。
山ちゃんのストレスの発散はゲイバーで女装して働くことという意外性にびっくり
でしたが、娘が、引かずに、受け止めてくれ、旅行に連れていってと言う。優しい娘だね。
なかなか良く出きた映画ですよ。もっと評価高くていいはず。
やっぱり泣く・・・
金を持ち逃げした父親(伊原剛志)。残された祐太はバカみたいに働いて、やがて2代目山ちゃんとして店を任される。その先代(カニング竹山)も死に、痴呆症の安江(いしだあゆみ)を介護しながら、金にならないどんなことでもやってきた。
徹子(竹内)には不倫相手との間に出来た連れ子がいた。それでも結婚した祐太(阿部)。家族がいなかった男がなんとか家庭を持ちたいという気持ち。お人よしの八方美人と自他ともに認める祐太であったが、この決意はよくわかる。いや、男なら子どもがいたって竹内結子だったら結婚したい(笑)。
数々のエピソードはあるが、ストーリーの大きな流れとしては阿部サダヲを中心としたコメディであるためお人よしでの笑いをとるために時間を割いたものだ。お父さんと呼ばれたい、お兄さんと呼ばれたい、そんな家族の絆が中心。もう一つのテーマはなぜか“エコ”。最初から祐太と徹子のエアコンのスイッチのオン・オフ合戦。もしかすると、認知症と認知ということも洒落たかったのかもしれない。
子役の山口愛ちゃん。やっぱり上手い!芦田愛菜が陽なら、この子は陰・・・て言ってもいいのかな・・・
悪くなかった
クドカンの物だそうで。
クドカンは苦手なのと面白いと思うものに二極化するが、これはまあまあ楽しめた。
阿部サダヲの騒々しさが苦手に思える時と受け入れられる時があるのと関連がありそうだが、この設定で 兄がから元気で実は笑ってないというのが割としっくり来た。
俳優陣も女優陣も申し分ない。
借金ギャンブル最低オヤジ
という設定は たまたま直近に見たblanc13とかぶってて、しかもこっちの方が強烈で明るめ。
あまり笑えない弟が選んだ道がお笑いで、相方との距離感が これはありそうだなと、よく知らないながらにも思う。
笑える
泣ける
という触れ込みだったと言うのを知らなかったが
笑えもしないし泣けもしない。
が全体として 面白く視聴した。
アマゾンプライムだったからね。
いしだあゆみ、良かった
阿部サダヲ、普通の髪型でホッとしたが、何かあるとおもったらやっぱり!キュートな姉さん。笑顔を絶やさない、誰からも良く思われたいなんてしなくていいのに。苦しかったんだね、辛かったんだねと抱きしめたくなった。子ども時代は大事。「親に向かってなんてこと言うの!」「孫は大事にしてますから」という家族の意識が認知症を治してくれるんならいいね。
幼い頃父親に捨てられた祐太は、東京下町・善人通りの惣菜屋「デリカの...
幼い頃父親に捨てられた祐太は、東京下町・善人通りの惣菜屋「デリカの山ちゃん」の店主夫婦に養子として育てられ、今では2代目店主となって商店街を盛り上げていた。そして密かに思いを寄せていた初代店主夫婦のひとり娘・徹子と結婚にこぎつけた祐太は、生き別れた弟で人気お笑い芸人「金城ブラザーズ」の祐介の存在を知り、再会を果たすが……。
良い人だけど寂しそう
すごく人のいい主人公。
八方美人すぎて孤独を感じてるように見えました。
ですがいい奥さんですね。
家族は唯一しっかりその人と向き合ってくれてる感じがしました。
人によくしても、結局泥棒に疑われてしまうシーンが切なすぎました。
はやり阿部サダヲさんは演技もうまいし好きな役者さんです。
内容も涙あり笑いありで楽しく見れました。
題名がなくもんかの割に泣いちゃう主人公も愛くるしいですねw
主演 阿部サダヲ
謝られたら、許さなきゃならないから。
「人の頼みを断らない男」祐太。「金城ブラザーズ」として活躍する生き別れた弟との再会を果たすことで止まった時間が動き出すが。
小さい時の決断ってなんでか記憶の奥底に常に残っているものな気がします。
「山ちゃん」の決断は人の為になるけれど自分を甘やかしてあげられないものだから見ていて辛くなってしまった。下町ならではのコミュニティって善し悪しありますしね。
お久しぶりの塚本高史も良い。
ぼーっとして流れるままに笑っていられる130分でした。
私だけかもしれませんが、「舞妓Haaaan!!!」「謝罪の王様」両作のときと同様「主演 阿部サダヲ」というのは画力が強すぎて中盤思考がストップする瞬間があります。笑
家族愛
クドカン×阿部サダヲさん。面白そうな気もするけど、滑りそうな気がする・・・。一か八かで見ました。
サダヲさんありきの作品ですな。「人に頼まれて断ったことがない」。頼りになるけど、こんな兄弟はいやだな(笑)。
ところどころ伏線を引いてあるところも、いいな。夫婦でエアコンを点けたり消したりするシーン。うちもそうだなあと思ったら、そうつながるか!
豪華なちょい役も多いのもウケター。
ハムカツめちゃ食べたーい。ソースはもちろん。
父の不精のために、父と家を出た裕太。まだ母の腹のなかにいた弟・裕介...
父の不精のために、父と家を出た裕太。まだ母の腹のなかにいた弟・裕介。父は唯一頼れる家を息子と共に訪ね、売り上げを持ち逃げ。息子をその家に置いていった。
父は身勝手だ。自分の性癖のせいで、家族をバラバラにし息子を他人の家に置き去りにした。そして息子が稼ぐようになると、のこのこ顔を出して来て、今までのことを謝った。裕太は「謝るな」と言った。謝られたら、許さなきゃいけない。そんな簡単なことじゃないのに、そんなのいやだ、と。
感情をバイオリズムのように揺さぶるかんじだった。 シュールな部分も...
感情をバイオリズムのように揺さぶるかんじだった。
シュールな部分も面白く切り替えてくれて。
面白い部分もシュールに切り替えてくれて。
個人的にはいしだあゆみがいい味出していた。
認知症という設定だけど、ホンマに!?と疑いたくなるほどのいい間を持っている。
日曜の夜が、最後に花開くのにはびっくりした。
そういう性癖なん!?と思ったけど、あれはあれで発散の一種なんだろうね。
クドカンにしては最後まで設定をしっかりしていた感じが否めない。はちゃめちゃかと思ったら、日曜の夜の秘密、大臣とのWパパの設定、全部ちゃんと消化してくれていた。
そういう意味ではすっきりしたような、クドカンぽくないような。
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