劇場版NARUTO ナルト　疾風伝　火の意志を継ぐ者

　大画面での鑑賞が向いている。迫力重視の映像。
　ナルトたちが戦う相手が　壱、弐、参、と登場して　クライマックスの大きいラスボスとの戦いでは　みんなが駆けつける。
　仲間が大事。
　ジッポライターのようなものが登場したり、主人公のナルトが　ラーメンを食べるシーンがあって、現代のような文明を感じた。というか、今作で　日本が舞台　という確信にいたったのは　『NARUTO -ナルト-』の初心者である私には　嬉しい発見なのであった。

初めにカカシ先生が男の決断をしますが、その後の進捗や心理描写は無く、ただのサブキャラで勿体無いと感じました。設定等を台詞で語り続け、これはテキスト段階でもかなりつまらないと感じました。里の未来を守りたいという一辺倒な主張も表面的で、心に響く事はありませんでした。

これを観るまで映画のNARUTOシリーズはDVDでほとんど観てました。

たまたま公開初日に行けることとなり、初日初回に時間ぎりぎり行ったところ、席数が少なめの部屋でしたが見事ほぼ10代の観客で満席という圧巻の光景…流石NARUTOです！

映画はと言いますと、丁寧なキャラクターの表現にすぅっと心も頭も持っていかれ、突飛なストーリーの展開でしたがそこは映画ならでは。

そしてこの展開…NARUTO疾風伝ならぬSHIKAMARU疾風伝というサブタイトルがつくほどたっぷりシカマルづくしでした。

私はNARUTOのなかではシカマルが人間的に一番大好きなので、個人的には観たあと胸いっぱいでしたが、シカマルびいきでなくてもNARUTOの世界観やNARUTOという作品が好きなら、この映画は実に胸をうつテーマではないでしょうか。

西尾さんも毎度格好良い仕事をしてくれるし、キャラクターがとにかくたくさんですが誰一人欠けることなく描(えが)かれており、必殺技も格好良く無駄がなくキレのある見せ方で素晴らしい、ジャンプ漫画の必須映画だったと思います。

何回か観たとき友人とも一緒に観に行き(その時は錦糸町の駅前映画館)、たくさん感想を言い合った思い出深い映画のひとつです。

また観たいな〜。

NARUTOはいつも楽しみに見ています。特に、カカシ先生のファンです。
今回は、その活躍に期待していましたが・・・。
確かに、NARUTOはいつも通り頑張っていたし、みんなもいっぱい出てきた。
でも…いつもの感動が…。
あの内容をこの映画の時間にまとめちゃうのが無理だったんじゃあないかな？
それとも、感動できなかった自分が、期待し過ぎだったのかな～？？
先回、良かったのに…。