劇場公開日 2009年8月29日

「平愛梨は何処へ行った。活躍しません。」20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5平愛梨は何処へ行った。活躍しません。

2009年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『20世紀少年』の最終第三部。ともだちが誰か?と言う謎が解き明かされます。また、ケンジの生死も明らかになります。

ここまでの2作と違い、これまでの謎の解き明かし、ここから先起こる事の説明、逆に説明の無い状況変化と結末に持っていく気満々のストーリーです。結末を描かなくてはならないのである程度仕方ないのかもしれませんが、ちょっと退屈なストーリーに感じます。もう少し盛り上がりがあっても良かったかも。時間も 155分と少し長いしね。また、突っ込みどころは満載です。でも、それには触れないことにしましょう。

前作では主役だった平愛梨の影が薄いです。彼女の影が薄いのは、謎の男[矢吹丈]が登場して遠藤カンナの役どころが変わってしまったと言うせいもあるのですが、前作で鳴り物入りで登場したので残念です。カンナの話が出たのでついでに触れると、カンナの友人小泉響子役の木南晴夏は今回もちゃんと出演しています。セリフは無いですけどね。それにしても、彼女、響子に似てますねぇ。

地球防衛軍で高嶋政伸、田村淳[ロンドンブーツ1号2号]、最後のライブシーンでダイアモンドユカイ、吉田照美、原口あきまさなどが出演?しています。画面を要チェック。それら有名人出演者?が数多く出ているんですが、驚いたのがYMOの高橋幸宏。セリフは無いんですが、結構出演シーン数は多いです。

原作を知らないので、映画の結末は原作と違うと言われてもピンと来ませんが、「そう言う風に来たか。」と、いい意味でも、悪い意味でも唸らせる結末です。エンドロール後もストーリーが続くので要注意です。って言うか、そのエンドロール後で結末が語られると言う事です。

勝手な評論家