劇場公開日 2009年8月29日

「最後までみたけれど、やっぱり最初の印象のままだった」20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0最後までみたけれど、やっぱり最初の印象のままだった

2013年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

総合:55点
ストーリー: 55
キャスト: 60
演出: 40
ビジュアル: 75
音楽: 65

 武装解除を常盤貴子が提案したときに兵士たちがあっさりすぎるほどそれに応じたり、唐沢寿明がバイクに乗って表れると「十戒」のごとく群衆が真っ二つに割れて道が出現したり、ポール・モーリアの代わりにロックを校内放送で流すためにわざわざ放送部員の女子生徒を縛ってみたりと、相変わらず演出が安っぽい。三作最後まで見てきたが、これだけのことをしているのに全体の印象として緊張感がないし質感が低い。金もかかってそうだしこんな大作なのに、それでもこんな程度のものかと思うとがっかり。長編漫画が原作で、それを忠実に再現しようとすると無理が出てくるのはわかる。それでももっとましな演出が出来る製作者はいなかったのか、それともこれが邦画の限界だろうか。自分は堤幸彦監督は好きではないことがはっきりわかった。

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Cape God