「原作の面白さは伝わるが、悲惨な演出で台無しに……」20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 浮遊きびなごさんの映画レビュー(感想・評価)
原作の面白さは伝わるが、悲惨な演出で台無しに……
どこから文句付けりゃいいんだか。
携帯からだとあまり量は書けないし。
スコアは三部作の総合点。
面白みのないカメラの構図。間延びしたアクションシーン。TVCM並のCG。“20TH CENTURY BOYS”等の既成曲以外の楽曲のショボさとその非個性。
何より耐え難いのが漫画から切り抜いただけのような薄っぺらいキャラクター描写だ。見た目がそっくりでも、与えられた台詞を喋る人形のようにしか見えないようでは感情移入できる訳がないだろう? 新人俳優だけでなく演技派の俳優さんですらそう見えるのだから、これはもう演出が酷いとしか思えない。お陰で今回の最終章でも、各登場人物が劇的な結末を迎えるのに、こちらの感情は驚くほど平静なままだ。
邦画史上最大の制作費を掛けた結果がこれじゃ……ため息のひとつも出ますわ。
悲惨な演出でも見続けられたのはひとえに原作の功績だろう(ちなみに僕は昨日まで原作未読)。
映画の背骨を支えるサスペンスや謎解きは面白いし、誰にでもあるノスタルジイの念を超巨大スケールの話に持っていくアイデアは抜群だもの。
「原作はもっと面白いんだろうな」と思わせる点では、この映画は大いに成功しているかも。
もう十億どころか46億を3日間で売り上げたそうですね!コロナの中でのこの盛り上がりはびっくりです!子供達の会社でも金曜日に休んでまで鬼滅の刃を観に行ったという方が少なからず居た!そうです!
原作は面白かったんですね?では私はしっかり読んでないかも知れませんね。制作費は本当に謎ですね(笑)
話は違いますが「鬼滅の刃」凄いですね!もう10億円の興収を上げたとか!日本映画はアニメには勝てないのでしょうか?でも 今の映画界には救世主なのでしょうね。
なるほど!確かに…なんだかラストまで引っ張られて観てしまった!(失敗した)と思った作品でした。その後 確か原作を読んだような気がしますが、忘れてしまいました(笑) 包帯姿の一つ目と人差し指を立てるポーズの印象しか残ってません。