のだめカンタービレ 最終楽章 後編のレビュー・感想・評価
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やっぱり苦手・・
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のだめが何か知らんけどいつの間にかピアノがうまくなる。
で、発表会的なんに出るが、微妙な関係となった恋人には言わない。
他の奴から聞いた恋人はちゃっかり見に来る。
で、演奏はうまかったらしく会場中から拍手が巻き起こる。
そのままのだめは姿を消す。
演奏家は燃え尽き症候群みたいなんになることがあり、それらしい。
結局帰って来たところを恋人が訪れて一緒に演奏。
2人とも相手が必要みたいな感じになってハッピーエンド。
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いやあ、長い、つまらない。
恋愛中心の映画自体苦手、頭の弱そうなのだめのキャラも苦手。
早く終わらんかなあ、ばっかり考えてしまったわ。
前編の時点でそうやったから、後編は見るべきではなかった。
何でのだめなんやろ思ってたけど、野田めぐみやからってわかった。
それ以外は何ひとつ収穫のない映画。展開も前編見た時点で予測できたし。
まあ個人的に嫌い内容ってだけで、1点はちと厳しすぎるかな。
でも前後編ある上に異常に長いのを考慮すると1点やな。
あっさり
原作と比べるとあっさり感は有るかなぁ。ミルフィーと共演した後ののだめの脱走も無いし。ただ、映画前後編でまとめるとなるとこう言う形になるだろうな。原作でもあの脱走辺りは蛇足感有ったし。
ただ、ラストは原作の方が良かったか。この二人に長いキスシーンは期待して無いw
もう無理だけど(時間経ちすぎ)オペラ編をテレビSPで観たかった。
どこまでも最高のものを目指し続けなくてはいけない音楽家、芸術家の宿命を感じさせられた
総監督武内英樹、監督川村泰祐 による2010年製作の日本映画。
配給:東宝
前編では魅了を感じなかった上野樹里さんだが、本映画ではピアニストの苦悩の様なものが表現されており、良い女優と思わされた。確かに、今までにない最高の演奏をしても、それで終わりではなく、それを超えていかなければいけないのが音楽家の宿命。ただの恋愛ドタバタ劇ではなく、芸術家の本質の様なものを描いていて感心させられた。勿論、脚本家や監督、俳優、漫画家、共通の苦しさで、作り手の共感性も感じさせた。
今回の曲目は、ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(清良のコンクール演奏曲)、ラヴェル: ピアノ協奏曲 (のだめが惹かれた演奏曲/Ruiと千秋の共演曲)、ショパン: ピアノ・ソナタ第3番(オクレール先生からの課題曲1)、ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第31番(オクレール先生からの課題曲2)、ショパン: ピアノ協奏曲第1番(のだめのシュトレーゼマンとの共演デビュー曲)、ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 - 第2楽章
(のだめが幼稚園で子供たちに聴かせた曲)、モーツァルト: 2台のピアノのためのソナタ K448 - 第1楽章(のだめと千秋の合奏による演奏曲)等。
のだめ(実際のピアノ演奏は中国出身のラン・ラン(1982年生まれ ))による「ピアノ協奏曲第1番」は勿論良かったけど、千秋とのだめ2人による「2台のピアノのためのソナタ K448 」はピアノ二重奏の心浮き立つ楽しさを具現化していて、とても良かった。
総監督武内英樹、監督川村泰祐、製作亀山千広、エグゼクティブプロデューサー石原隆 、和田行 、吉羽治、 畠中達郎、 島谷能成、プロデュース若松央樹、プロデューサー前田久、閑 和田倉和利、原作二ノ宮知子、脚本衛藤凛、撮影山本英夫。
主演上野樹里、玉木宏、永山瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー、山田優、なだぎ武、福士誠治、吉瀬美智子、伊武雅刀、竹中直人。
やっぱり大好き
ドラマの再放送を見て、ヨーロッパ編、映画と一気に観直しました。
数年振りののだめ熱が再燃。またのだめにハマってしまい再放送を観たことを少し後悔…
しかし何年経っても面白いものは面白い。大好きなものは大好きでした。
自分も歳を取ったのでまた見方も違う。
映画編はただ楽しいだけで観てられない。
のだめが切な過ぎる。
ただ映画編は二人の恋人らしさを見ることが出来るのでとても素敵。
またドラマから観直します。
お互いに高めあう事の危うさ
「のだめカンタービレ」を見た。マンガの方ではなく、テレビドラマ(VOD)と続編・映画(レンタルDVD)の方だ。1,2週間かけて、一気に見た。
今回も、かなりのネタバレが含まれていますので、ご注意ください。(テレビ・映画とマンガはかなり近いそうです。)
オーケストラの青春モノの部分は、正直、この年齢の私には面白くない。面白いのは、やはり、上野樹里(のだめ)と玉木宏(千秋先輩)の二人の演技だ。二人とも、この難しい役をうまく演じている。特に、玉木は、ややもすると三枚目になってしまう役を、最後まで崩れることなく二枚目として演じた。
このドラマは、もちろん、のだめと千秋のラブストーリーなのだが、ストーリー展開が心地よい。その理由は明らかで、三角関係がほとんどないからだ。三角関係が登場して、二人の関係が崩れたり、または進んだりするストーリーにはもう飽きた。
ドラマの前半(テレビドラマ)では、のだめの天真爛漫、一途で一方的な千秋への愛情と、それを受け流しつつもだんだんのだめが気になる千秋の心の動きが、ストーリー展開の中心となっている。これはこれで面白かった。
しかし、後半、特に映画では、のだめの視線がだんだんと千秋の方を向かなくなる。むしろ、千秋の視線がいつものだめを追いかけるぐらいだ。のだめの視線は、宙をさまよい始める。うつろで、なげやりで、よどんだ視線だ。
その理由は明らかだ。千秋ののだめへの想いは、のだめが持つピアノの才能と未来への期待にあるからだ。そのための向上心、努力、情熱を、千秋はのだめに期待する。同時に、自分自身も、一歩一歩、夢に向かって、未来に向かって前進し、成功の階段を上り始めている。
互いに高め合う愛。互いに尊敬し合う愛。千秋が求める愛の形に、のだめは応えることができない。
のだめには、野心がない。向上心もない。のだめにあるのは、千秋への一途な思いだけだ。優秀なピアニストになりたいのではない。千秋のお嫁さんになり、幼稚園の先生になりたいのだ。
のだめは、ドラマの中で、何度も言う。「どうして、私が頑張らないといけないんですか。もう十分じゃないですか。どうして楽しくピアノを弾くだけではダメなんですか。」
のだめは知っている。千秋の自分への関心は、自分のピアノの才能にあることを。のだめは、それを失うことが怖い。だから頑張ろうとするが、やっぱりできない。才能を開花させるのは、努力だ。熱意だ。野心だ。自分には、それが足りない。頑張ってもどうしようもない。
のだめは自分の気持ちのやり場を失う。千秋先輩が好きだ。とても好きだ。でも、先輩の期待には応えることができない。のだめの視線は宙をさまよい、その顔からは表情がなくなる。あれほどの笑顔を見せ続けたのだめから、一切の笑いが消えてしまう。
映画のほぼ最後のシーン、私はここが事実上のラストシーンだと思うが、二人は夕暮れの部屋で、並んだピアノに向かって演奏する。それは、昔、二人が初めて一緒に演奏した曲だ。モーツァルト「2台のピアノのためのソナタ」。
二人の演奏は素晴らしい。しかし、弾き終わったのだめの表情は硬いままだ。あきらめたような弱弱しい笑顔が、のだめのせいいっぱいだ。千秋が立って、向こうを向いたまま言う。「昔と違うおまえって、どこだ?」
私は、のだめが何というのか、緊張しながら見守っていた。その時ののだめのセリフは、最近見た映画の中では最も印象に残る言葉だった。
「先輩の背中・・・とびつきたくて、ドキドキ♪これって、フォーリンラブですか?」
そうだ。それでよいのだと思った。のだめは、やっぱりのだめだ。昔と何も変わっていない。どんなに心を凍らせようとしても、千秋への愛情は何も変わらない。
千秋の期待に応えることが愛情ではない。千秋を好きだという気持ちが愛情なのだ。のだめは、最後まで自分の気持ちに素直だった。自分に無理をして千秋の気持ちを得ることを拒んだ。
そんなのだめを、千秋は抱きしめる。千秋は、初めて、ありのままののだめを受け入れる。
このブログのいろいろなところに書いているように、互いに高め合う男女の関係に、私はあこがれる。互いを尊敬しあう愛情は、理想だと思う。
しかし、それは、同時に危うさともろさを兼ね備えた愛情だ。男も、女も、一人の人間だ。尊敬できる強さや力を、いつか失うこともある。尊敬していた部分が変わっていくこともある。
尊敬を失うと、愛も消えるのか?
相手をありのままに受け入れる愛。尊敬と信頼に基づいた愛を求めることとは矛盾しているようだが、これが本当の愛だと思う。
尊敬のない愛を、求めたいとは思わない。尊敬と信頼こそが、私が人を愛するよりどころだ。しかし、尊敬から始まった愛は、最後には相手をすべてを受け入れる愛にたどり着きたい。その時には、二人の間に尊敬の対象がそこに存在しなくなっていたとしても。
何度も観たい
劇場で4回観ました。ちなみに前編は2回。もともとのだめ~はテレビシリーズから観てはいましたが、映画でどっぷりハマッてしまいました。
最近は観終わっても、何が言いたいのか、伝えたいのかわからなかったり、観た人によって捉え方が違ったり、観た人に解釈は任せますみたいなあいまいな終わり方の作品が多い中で、見終わった後に心があったかくなるような作品でした。
私は、コタツの中での2人のシーンが好きです。予告では2人のキスシーンがアップで流れていたのに、本編では引きでしか流れず…、そこがまたもどかしくもありました。
DVDになってから観るより、オーケストラのシーンを考えると、やはりスクリーンで観たい作品です。
ぎゃぼ〜
すっごく良かったです✨
これはぜひ観るべき‼
最初からのだめワールド全開で始まり、笑わずにはいられない!
でも、最後はうっとり〜
笑い泣き感動の連続で観た後は恋したくなっちゃいます(笑)
映画初めて2回みました!
それくらい良かったです。あともう一回行けたらいこうと思います。映画館だからこそ音楽の良さがあるので、ぜひ一度映画館でみるべき(^O^)
悪意無き、ほのぼの感…でも、女子には、…?
のだめ好きには、王道パターン(?)で、安心(?)して観ていられるけど、せっかくの大画面なんだから、もう少し、そいつを使いきって、ハッチャケて(?)、欲しかった感も残るハッピーエンド作…。
おそらく、前編の頃から、言い尽くされてたかもしれないが、
TVサイズでは、気にならなかった(?)、肝心の演奏シーンでの「弾いてないじゃん!」感は、TV業界お得意の口パク体質を映画サイズにまで持ち込んでも、それもまた、「お遊び、または、おチャラけ(?)」とのゴマカシが通用しなくなってしまう事の証明、
っていうか、「本物」は、無理にしても、アマチュア演奏家でもイイから、せめて、音楽家が見ても、「弾いてるんだぁ」感ぐらいは、欲しかったトコ(?←情報不足で、もし、演奏家が協力しているなら、演出家のせいかな?)
女子(男子も?)の中には、のだめ風(?)の天然ブリ子が生理的に、どうしても受け付けられんし、ムリッ!ってタイプも存在すると聞くが、役柄とはいえ、「自分の素直な気持ちに従うカンジ(?)」は、見習いたい、っていうか、大事にしたいなぁ〜、と思ってしまう。
あと、音楽映画なんだから、知ってて、当然(?)なのかもしれないし、クラシック好きにしたら、超有名曲なんだろうが、そうでもない我々(?)素人TVファンに言わせてもらうと、
TVの「名曲〜選」みたいな字幕スーパー式の曲名紹介(←メロディーは、よく知ってるんだけど、「コレ、何て曲名だっけ?」てな時に、
たまたま、点けたTVで、そのメロディーが流れてて、しかも曲名字幕も表示されていたおかげで、その曲が、誰の、何て曲だか知った時って、
まるで?、名は知らなかったけど、顔だけは見知っていた憧れの人の名前を初めて知った時みたい?に嬉しかったりしませんか?)
とか付いてたら(DVD作品には、そういう、機能とか有るのかな?←ココらで、忠実なるファンで、ないのがバレばれ?)、
さらなる、クラシック・ファンの拡大に貢献したりするんではないか?と思えたりするんですが、如何なもんでしょうか?
のだめの成長。
原作はチラ見程度、前編を観てハマり、深夜アニメを
録画鑑賞、で…この後編を観たという順番になるのだが、
アニメでストーリーを知ってしまっていたせいか^^;
あまり感動も驚きもなかった。とはいえ実写版、他に
感動できる役者の演技とか演奏シーンなどはあると思う。
うーん、、でもやはり前編の方が面白かったなぁ。
どうも後編はのだめの苦悩メインで悶々とした空気が
漂い、それがずーっと続くのでかなりのしつこさが残り
なんだか千秋が可哀相になってきてしまう。
かつての友人たちが押し寄せてきて、コンクール場面が
前半を占めるなど(水川あさみは巧かった!)明るい場面
があって良かった、と思えた。
ファンにとってはこれで終わってしまうの?という寂しさが
残るんだろうけど、のだめと千秋の音楽人生はこれからも
まだまだ続いていくという(当り前でしょうが…^^;)前向きな
終わり方をするので良いのでは、と思う。
一時期のだめが放心状態となり、もうピアノから遠ざかって
しまうんじゃないかと思わせるあたり、それを千秋が試し?
にとデュエットを弾いて確かめるあたり、もちろんこういう
立場にいなければ分からない^^;心情ではあるが、どんな
仕事や趣味も壁にぶち当たり停滞する時期はあるもので、
しかし勇気あるのもはへこたれず、また這い上がってくる。
才能があるからといって、それを活かせるとは限らないし、
何より本人がやりたいと思わなければ続くものでもない。
一番大切なのはそれがどうにも「好き」であるかどうか、
「好き」であるがゆえとことん自分が頑張れるのかどうか。
難しい、なんだか永遠のテーマのような気がする。
プロと名のつく人々がその力をキープし続けることには
どれだけの根気と執念が息づいてるのだろうと敬服する。
のだめがずいぶんと大人になって^^;
サラリとそれを言い放つところがなんとも言えなかったが
この面倒くさい子(ゴメン^^;)にはたくさんの他力が働き、
幸せな人生を歩んでいるのだと思える。
だいたいどうなんだ?あの汚い部屋と料理ベタの恋人を
甲斐甲斐しく愛せる偏屈だけどイケメンで完璧な千秋の
ような男性がこの世にどれだけいるんだろう(でもいるよな)
すいませんが、どうぞ我が家にも来てください。
しかし玉木くんと樹里ちゃんはお疲れさまでした。
見事にそのキャラにハマり世界観を構築させたことが
本当に素敵。原作が音を奏でたことがなによりなのだv
(クラシックは現代劇にも通じる素敵な音楽なんですねぇ)
むふぅ~( ̄▽ ̄)
前編を見てから待ち遠しくて、初日に行っちゃいました。
さらに、おとといに二回目も見ちゃいました。
のだめちゃんの頑張りと葛藤と千秋への思いとかがズシズシと心に響きました。
もともとクラッシックが好きなので、オケを見るというだけでも映画でよかったなぁと思います。
千秋の俺様主義・自分道にのだめちゃんがどんどん入り込んで、
ラストにはのだめちゃんでいっぱいになっていく。うるうるきちゃいました。
久々に登場の峰くんや真澄ちゃん、清良ちゃんが嬉しかった^^。
やっぱり、あの二人にはハッピーエンドが一番です。
多分、また仕事で疲れた頃、もう一回くらい行くんじゃないかなぁ。
音楽が繋ぐもの
今回は、なかなか感想が書けなかった。
何だか、気持ちがもやもやして。
天才の素質を持つのだめに、本気で音楽と向き合うことを教えようと、オクレール先生や千秋やシュトレーゼマンが、各人のやり方で試みる。
何が何だかわからなくなり、ゆれる のだめ。
でも、それでいいのだ。
そうして成長していくんだ。
後編は、悩みの部分が多かったので、前編のようなコミカルな映像が随分と影をひそめていた。
音楽や会場はもちろん、素晴らしくて、聴いているだけ、見ているだけで、大満足。
のだめの切ない気持は、手に取るようによくわかって、途中涙も出てきた。
でも、登場人物の気持ちが、リアルタイムでわからない時もあり、少しズレてわかったりした。
説明セリフも多かったように思う。
う~ん。。。
感想をなかなか書けなかった原因(不満)は、
シュトレーゼマンを登場させるための、ストーリーの無理やり感と、
千秋とのだめの、素敵な指揮と演奏を、オーケストラバージョンで見られなかったせいかもしれない。
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