劇場公開日 2009年12月19日

「笑った!泣いた!感動した!」のだめカンタービレ 最終楽章 前編 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0笑った!泣いた!感動した!

2009年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

いやぁ、よかった!
こんなに、笑っちゃうとは!
こんなに、感涙しちゃうとは!
番組改編期前に、前編をテレビ放送したいのと、GW狙いで
4月にしたんでしょうが、それまで待てないんですけど!!
『ライアー・ゲーム』と順番入れ替えましょうよ!!!!!

パンフを買いに行こうとしましたが、
ネタバレがあると嫌なので、後編も観てから購入することにしました。

予告編の反応が表すように、
お客さんのノリも、非常によく、
笑うところは、ほぼ爆笑に近かったですし、
緊張するシーンは、さっきが嘘のように、静まり返る。
集中力満点の状態。一緒に観たお客さんにも恵まれました(笑顔)

上映後の表情は、
女の子のほうが明るく、
「チョーよかったんだけど」
「チョーかっこよかったんだけど」
「え~、4月なの。早くやってよ」
公開初日に来るくらいなので、おそらく
作品のファンが多かったのもあるのでしょうが、
劇場には、満開の笑顔があふれていました!!

◇   ◇

〈 調和~ハーモニー~ 〉

クラシック
音楽家としての成長
この二つをコミカルに、
時にはシットリと描き上げる。
ザックリ表すと、こんな作風です。

作品冒頭に紙芝居調で断り書きがでますが
フランス人のセリフは、日本人の声優が吹替えていますし、
作品中には、マンガちっくなCGや、アニメーションが挿入されます。
作品ファンは、そんなこと百も承知ですから、なんの違和感もなく、
作品世界に没頭できますが、リアリティを求める人は、この部分を
念頭において、劇場に足をお運び下さい。“許せる嘘”は必要ですから。

私が一番感動したのは、
こんなの初めてだと思うのですが、
お客さんのリアクションなんです。

クライマックス、
予告編でも流れていた
千秋が指揮台に立つ、マルレ・オケの演奏会開始直前。

それまでノリよくざわめいていた劇場の
お客さんが、まるで自分たちも音楽会の
会場にいるかのように、息を呑んで見守っているんです。

“静寂”

気分は映画の鑑賞者じゃないんですね。
マルレ・オケにとって、そして千秋にとって
どれだけこの演奏会が、重要かをお客さんも知っている。
そして、成功を信じて、心を打つハーモニーが奏でられるのを、
心の底から願っている。ここは日本の映画館じゃない。フランス・パリなんです。

そのお客さんのメリハリのよさに、
感動をしてしまいました。え~、決して私は関係者ではございません(苦笑)

玉木宏さんも、
夢にでてきたというほど
苦労されたようですが、
本物の指揮者にしか見えませんでした!

☆彡     ☆彡

終盤には、
後編への前振りも用意されています。
後編は、上野さんのピアノシーンが、もっと増えそうです。

エンドロール終了後には、
後編の予告も流れますので、
席を立たずに、お待ち下さい。

後編が待ち遠しいです。
4月の楽しみが増えました(笑顔)

septaka