「信念を曲げない男の生きざまになぜ辞めないのかという疑問も吹っ飛んだ!」沈まぬ太陽 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
信念を曲げない男の生きざまになぜ辞めないのかという疑問も吹っ飛んだ!
今流行りの時制がバラバラな作りで、少しわかりにくかった。でも、原作は単行本で5冊の大作。3時間20分にまとめるのも苦労があったと思うので、しかたがないのかなと思う。東大法学部出身の恩地があそこまで屈辱的な人事を受けながら、どうして働き続けるのかわからないと思いながら観続けた。でもわかる気がした点が2つ。彼が飛行機を航空産業を愛していたから? もう一つはアフリカの広大な大地に立つと、そんなちっぽけなことなんかバカバカしいと思えたから? 3時間20分も長さを感じず、あっという間だった。なかなか映画化が実現しなかった本作。今の日本航空の状況をみると、山崎豊子は予想していたのかな。映画は関係ないと言っているけど・・・
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