「2025年の今から16年前の映画だが、 日本企業を中国の企業が買収することなど普通のことになっていると思う。やたらと浮き沈みの大きい脚本だと感じる。」ハゲタカ ドンチャックさんの映画レビュー(感想・評価)
2025年の今から16年前の映画だが、 日本企業を中国の企業が買収することなど普通のことになっていると思う。やたらと浮き沈みの大きい脚本だと感じる。
動画配信で映画「ハゲタカ」を見た。
2009年製作/134分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2009年6月6日
大森南朋(鷲津政彦)
玉山鉄二(劉一華)
栗山千明(三島由香)
高良健吾(守山翔)
遠藤憲一(古谷隆史)
松田龍平(西野治)
中尾彬(飯島亮介)
柴田恭兵(芝野健夫)
嶋田久作(村田丈志)
志賀廣太郎(中延五郎)
大友啓史監督のメジャー映画デビュー作かもしれない。
多くの企業の買収を成功させてきた敏腕ファンドマネージャーの鷲津は、
日本の閉鎖的なマーケットに絶望し、
海外にその活躍の場を広げていた。
ある日、鷲津のもとを先輩の芝野が訪れ、
中国系ファンドによる日本の大手自動車メーカー買収を阻止してほしいと依頼する。
2025年の今から16年前の映画だが、
日本企業を中国の企業が買収することなど普通のことになっていると思う。
勢いのあった鷲津がブルー・ウォールの背後に中国共産党の影を感じ取ると
急にしょんぼりしたり、
中国残留孤児3世の劉一華が実は成りすましだったことを鷲津に暴かれると、
急激に元気がなくなったり、
やたらと浮き沈みの大きい脚本だと感じる。
遠藤憲一が株主総会でアカマの社長を解任されて涙を流す演技がよかった。
高良健吾は今回もまたエキセントリックな人物を配役されてしまう。
終盤、劉一華を公園で襲った男が滝藤賢一に似ているなあと思ったら、
やっぱり滝藤賢一だった。
滝藤賢一は役所広司主演の「象の背中」でも名もない末期がん患者を演じていた。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
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