「【不穏すぎる、異形ムービー。不穏で、グロテスクで、その後のデヴィッド・リンチ監督ワールドの萌芽を感じさせる作品。】」イレイザーヘッド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【不穏すぎる、異形ムービー。不穏で、グロテスクで、その後のデヴィッド・リンチ監督ワールドの萌芽を感じさせる作品。】
ー デヴィッド・リンチ監督の、本作の製作意図をキチンと語れる人は、いるのだろうか・・。ー
・変な頭髪の男、ヘンリーはふらふらと廃墟を歩いている。
・アパートに戻ると、向かいの部屋の女性から”メアリー・X”の家族が夕食に招待したいと言っていたと告げられる。
・”メアリー・X”の家族との夕食
ー ローストチキンみたいな料理の、手羽が動いている・・。
そして、ヘンリーと、”メアリーX”の間に子供が生まれたと言われる。
□その子供???の容姿がグロテスク極まりない。
胎児のような、頭。身体は包帯に包まれている。
ヌメヌメした肌。
・メアリーは、その子供の出す声に堪えられず、出ていく。
・イキナリ、頬が膨れた女が、明るい歌を歌い出す・・。
ー 何を観ているんだろう・・、私は。ー
・ヘンリーは、子供???の包帯を鋏で切り、身体を刺す。ドロドロとした液体が、子供???の口から吐き出される。
<全編、風の様なノイズを背景に、異形物語は続く。
製作期間は4年もかかり、奥さんは愛想を尽かして去り・・。
けれども、ナント、この作品は徐々に口コミで広がり、3年のロングランを記録。
で、デヴィッド・リンチ監督は、コレマタ異形映画「エレファントマン」を制作し、大ヒットし、スター監督になるのである・・。
只、その次の「砂の惑星」は大失敗作となった・・。
不穏で、グロテスクで、その後のデヴィッド・リンチ監督ワールドの萌芽を感じさせる作品。>
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