劇場公開日 2012年8月14日

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「特撮戦隊あ!ベンジャー?」アベンジャーズ ボヤッキーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0特撮戦隊あ!ベンジャー?

2013年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

はっきりいって今まで避けていました。まず、キャッチコピーが嫌だったから。
「日本よ、これが映画だ!」て、そりゃ、映画でしょうよ。
でも、映画か?
おいらはうっかり日曜日の戦隊ものシリーズのちょっと豪華版を見てるのかと間違うところでしたよ。

いい大人が何やってんだか・・・。
いやぁ、これは三十半ばのおっさんには辛かった。

それにアメコメにあんまり興味のないおいらには親近感の湧かないパーティー。

なんか分からんパワーを持つ物質が盗まれて、異世界から敵が攻めてくるというのはこういう映画では常套手段。それはそれでいいですよ。なんせ迎え撃つのは地球最強軍団ですからね。

アイアンマン・キャプテンアメリカ(知らん)・超人ハルク・ブラックウィドー(ふつうの女スパイ)・ホークアイ(めっちゃ弓の上手いふつうの人)・ソー。

ソー? 神様じゃねえか!お前ひとりで十分だろう?
しかもその弟が悪さして、王座が欲しいんだか地球を破壊したいんだか、単にダダこねてるだけなのかわからんままで、やられて最後は仲良く帰っちゃった。神の世界に。神!あなたは何て気まぐれなんですか!

街の破壊も見飽きたし、襲ってくる連中も脳みそないような連中やし、クネクネはハルクにあっけなくやられるし、数だけ、数が多いだけや。
つうか、異世界の者たちよ、ピストルや矢で死ぬな!

音楽もがんばったけどね、がんばりすぎちゃったよ。

まぁ、おもしろかったすよ。いや、そりゃ適当に。
でもね、やっぱり大人にはきついっすわ。
どうみても特撮戦隊ものの領域を超えてないから、いちいち恰好良いセリフや行動が逆に幼稚に見えたり、聞こえたりしちゃうんですよね。
クリストファー・ノーランが確立した、シリアスなアメコメ映画というのを見てからでは、きつい・・・・。
いや、おいらが若かった頃には、SF映画なんてこういう感じじゃなかったか?
意味のない恰好良いセリフ。意味のない恰好良い決めポーズ、これ見よがしの華麗な動きのアクションに、それにのっかった音楽。
そうか、こいつは古き良き80年代テイストを現在に甦らせた映画なんだ!
偉大なB級映画じゃないか!

でも、きついわ・・・・・。

ボヤッキー