「確かに凄かった」アベンジャーズ tochiroさんの映画レビュー(感想・評価)
確かに凄かった
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前宣で散々煽られた反動で「本当にそんなに凄いのか?」と思っていたが、確かになかなか凄かった。オールスターキャストだと、どうしても顔見せ的に扱われる場合もあるが、この作品は全員のキャラがよく描き分けられている。個々のファンの人が見ても十分納得できるのではないか。正直生身のホークやブラックウィドウは見劣りがするのではないかと思っていたが、全然そんなことはなく、特にブラックウィドウはロキも舌先三寸で手玉に取ってしまうわ、アクションシーンもよく撮れているわで、大変魅力的だった。
前半少し長すぎる位に各キャラの対立描写があったが、それが後半の共闘体制を取った時の高揚感につながっている。
ただ少し気になった点もあって、まずラストでアイアンマンが核ミサイルを操って敵の宇宙空間に突入し、母艦にぶつけて破壊してしまうシーン。これは少し安易で、宇宙での距離感がなさすぎて全然迫力がないし、単に突っ込んでくるだけのミサイルをなぜ迎撃できないのか説得力がない。別にここはゲートを閉じるだけでもよかったのではないのか。そしてエンドロール後の、ヒーローが勢揃いして面白くなさそうにファーストフードを食べているシーン。これは一体何のために必要だったのか、さっぱり分からない。
ともあれ、SFヒーローアクション物が好きな人には、ぜひお勧めしたい映画である。
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