劇場公開日 2012年8月14日

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「アベンジャーズ、遂に見参!」アベンジャーズ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アベンジャーズ、遂に見参!

2012年8月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

いやー、待った待った。ようやく日本公開!
アメリカや他の国々では初夏の公開だったのに、日本だけ遅れて8月の公開。
何でやねん!と思ったが、日本ではまずヒットしないアメコミ映画を浸透させる充分な宣伝期間なのは言うまでもない。
これだけの超話題作だもの、コケさせたくないしね。

今年はビッグなアメコミ・ヒーローの当たり年。
それぞれに特色があるのが面白い。
『アメイジング・スパイダーマン』はアメコミ・ヒーローに等身大の青春ラブストーリーを加え、『ダークナイト ライジング』はアメコミ・ヒーローにリアリティと深いドラマを加えた。
この『アベンジャーズ』は、アメコミ映画の原点に立ち返った痛快愉快なエンターテイメント。

ストーリーは至ってシンプルと言うより、もはや漫画。
強大な敵が現れ、地球滅亡の危機。
ヒーローたちが集結し、地球の命運を懸けて戦う、さながら“地球最大の決戦“。
ウルトラ兄弟や歴代ライダー集結!なノリだ。

かと言って、ヒーローの集結とアクション以外、疎かにされている訳ではない。
バラバラだったヒーローたちが次第に力を合わせて戦う姿は、こういう展開は古今東西何度も何度も描かれているが、ストレートな潔さが良く、やっぱり興奮。
また、相変わらずチャラいアイアンマン、兄弟との戦いに苦悩するソー、スーパーパワーはないが熱い正義感でチームをまとめるキャプテン・アメリカ、実は誰よりも人間味溢れるハルク、とにかくストイックでクール過ぎるホークアイ、男臭い面々の中でセクシーな華を添えるブラック・ウィドウ、その個性的なチームを束ねる司令官ニック・フューリー…全員に見せ場とドラマと背景があり、つい自分だったらどのヒーローに似てるかな?共感出来るかな?と置き換えてしまう。
悪役を一手に堂々と引き受けたロキや、何よりエージェント・コールソンに一票!

3Dが存分に活かされたアクションの迫力とスケールは劇場の大スクリーンで見るに相応しいスーパー・エンターテイメント。
アメコミはちょっと…と食わず嫌いしないで、とことん楽しもうではないか!

近大