「 最近観たのが『キャプテン・アメリカ』と『マイティ・ソー』。どちら...」アベンジャーズ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
最近観たのが『キャプテン・アメリカ』と『マイティ・ソー』。どちら...
最近観たのが『キャプテン・アメリカ』と『マイティ・ソー』。どちらもこの『アベンジャーズ』の前日譚としての役割しか果たしてないような印象もあった。アメリカ人にとっては本当に楽しめるヒーロー祭りといったシリーズではあるが、世界の危機とかいってもニューヨークの街が破壊される映像を見ると、どうやって楽しむんだろうと不思議な感覚になってしまう。さすがに同時多発テロを想起させるような映像は極力避けていたみたいけど・・・
最初からヒーローたちがまとまっているわけじゃないストーリーは評価できる。ソー以外の5人は簡単に集められていたが、アスガルドで王の座を奪えなかったロキは時空の扉から現れたロキによってホークアイはて捕まり洗脳され、ロキの攻撃の手助けまでしてしまった。そのロキも簡単に捕まるものの、個人的な恨みのある兄ソーがロキを連れ去ったりして、いきなりわけのわからぬ展開。さらに、未知の世界から軍隊を送りつつあることを知ったシールドだったが、アベンジャーズのメンバーたちはそれぞれの考えの違いから確執を持ってしまう。
おいおい、いきなり喧嘩かよ?と、不安になる展開の中にも、戦争兵器が大嫌いなバナー博士の言葉に共感できるものがあった。フューリーは説得しようとするも、メンバーの中には兵器産業の社長スタークまでいるのだ(笑)。なんやかんやと、フューリーが悪玉のような印象をも持たせるのだが、さらなる政府上層部が核攻撃しようとフューリー長官の命令権をもはく奪して勝手に核攻撃するところを彼が止めに入る。しかし、止められなかったジェット機がミサイル攻撃してしまったのをアイアンマンがミサイルを抱えて時空の扉に飛び込んでゆく・・・鉄腕アトムの世界だな。