マイティ・ソーのレビュー・感想・評価
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コミカルなテイストがあふれてる
のちの『アベンジャーズ』で見られるようなソーの超人(超神?)ぶりは控えめ。無力化されて地球に追放され、地球人の生活に半ば強引に引きずり込まれる様はチャーミングですらあり、とてもコミカル。
地球でソーと行動を共にするオタク風の物理学者をナタリー・ポートマン、ソーの故郷アスガルド王をアンソニー・ホプキンスが演じており、脇を固めるキャストが超豪華なのも見どころの一つかも。
切ないです
最高の胸熱雷神ヒーロー映画
マーベル・シネマティック・ユニバース第4作目にしてマイティ・ソー1作目。
アベンジャーズ1作目を除いたフェイズ1の単独作では本作がダントツで一番好き。いや、マジで。
ストーリーはホント捻りがないってくらいシンプル。
でもこのシンプルさが自分にはかなり心地よく、個人的に本当に観てよかったと思える映画だ。
この物語の主役は実質二人。
ソーが表の主役ならロキは裏の主役なのである。
ソーはその傲慢な性格故に親父にハンマーを取り上げられ地球に追放、アメリカにあるニューメキシコに飛ばされ、ジェーン、ダーシー、セルヴィグと運命的な出会いを果たす。
アホな食欲と猪突猛進ぶりで何も考えなしのおバカ全開だけど、どう見たって親近感たっぷりの近所のいい兄ちゃんっぷりを発揮する彼がハンマーを取り戻そうと突き進み、ハンマーを目の前にして柄に手を伸ばした瞬間、物語は大きく動くのかと思えば、そう簡単には進まないのがこの映画の肝。
そう彼は序盤こそ無敵のパワーで氷の巨人たちを一網打尽にするが、この時点で力こそ正義と思って疑わなかった彼はまだ「スーパーヒーロー」には程遠い人物だったのだ。
ここはさらっとしてるがかなり重要なポイントなのである。
だからこそムニョムニョは彼を拒絶し、一瞬の内に絶望の淵に立たせる。
親父に言われたように「お前は相応しくない」と。
絶望するソーの何と哀愁漂う姿よ。
あのシーンを思い出すとグッときちまう。
その後ジェーン達との関わりあいを通して、自分に何が足りなかったか、何が問題だったのかを、学んでいく。
自分の存在を誇示するために力があるのではない。
過ちを認め、弱き者を労り、大事な物を守ろうとするその「高潔」な精神に力は手を貸してくれるのだ。
「相応しき物のみがこのハンマーのパワーを授かる」
その意味を知った時、ムニョムニョは瀕死のソーの手に戻り、「スーパーヒーロー」となって復活する。
カァァァァァァァ!!!!
ベッタベタながらもなんて熱い展開だ!!
これだからヒーロー物はやめられん!!
ロキにもロキの物語がしっかりとある。
なぜソーばかりもてはやされ、自分はチャンスをもらえないのか、答えは単純明快ながらも自身にとっては残酷なものだった。
自分は氷の巨人ラウフェイの息子であり、アスガルドとヨトゥンヘイムの平和を繋ぐただの道具でしかなかったから。
だからこそロキはソーを一層妬み、自らの力を証明せんとあの手この手で世界を掌握しようとする。
「王になりたいんじゃない!!あんたと対等になりたかっただけだ!!」
カァァァァァァ!!!!
なんつう悲しい台詞よ。
そりゃこんな大事なこと隠してたら神じゃなくても誰だってグレるぜ、オーディンさんよ!!
ソーとロキのこの確執が、ニューヨーク大決戦にまで発展したとなると地球人からしたら何ともはた迷惑な兄弟ではあるがw。
もちろんアベンジャーズのリンクネタも忘れちゃいかん。
最後のシーンにはキーアイテム四次元キューブが、ホークアイは中盤辺りで申し訳程度にちょこっと登場、セルヴィグが「ガンマ線研究者」(ファンなら言わなくても分かるだろう)と言ったり、デストロイアーと対面した際の「スタークのマシンか?」、「いや、トニーには何も聞いてない。」
もはや台詞だけでニヤニヤしてくる。
ラストのビフレストが破壊され、音楽も相まってジェーンが置き去りにされるあの悲壮感溢れるシーン、ヘイムダルが放つ「あなたを探しています。」
この映画を観て以来、すっかりソーの大ファンになってしまった。
ありがとうギルデロイ・ロックハート(ケネス・ブラナー)。
いや〜映画ってやっぱりいいもんですねぇ…。
(どうでもいいが、海外で役もらえてよかったな、浅野さん)
チート雷神降臨
9つの世界を治めるオーディンの息子ソーとロキ。
長年にわたるオーディンの王座を継承したソーだが王位継承の儀式を妨害した敵国ヨトゥンヘイムに憤り、敵陣に報復に繰り出すも仲間を危機に陥れた傲慢さと自信過剰を責められ、オーディンの手により母国アスガルドから追放されてしまう。
たどり着いたミッドガルド、地球にて出会ったジェーンやエリック博士、S.H.I.E.L.D.、そして異母兄弟のロキとの確執を描いたマイティソーシリーズ第1作目にしてMCU第4作目。
主人公のソーは神の子で、マントを翻し、空中を飛び回り、雷を自由に操るハンマーを持って大暴れ。
強すぎる笑。ソー1人いればだいたいの戦いに勝てる笑。
傲慢かつ自信家な性格が仇となり、神の親父オーディンに愛想尽かされ、現代の地球へ。見たことのない世界に戸惑い暴れ回るが、割とすぐ馴染む笑。
メシがうまい酒がうまいとご満悦、敵視されていたエリック博士とも酒を交わして意気投合笑。ちょっとあっさり順応し過ぎでね?と思ったけど意外とクリスヘムズワーズの笑顔がかわいいから許す笑。
MARVEL版スーパーマンにして余りある強さ!ムジョルニアがソーの元に飛んでくるってのもカッコいい。
そんでロキも良い!悪い顔似合うなートムヒ。 兄貴のソーを掌で転がす狡猾さと簡単に乗せられてすぐ行動しちゃうソーの単純さとの対比が笑えるのにどこか似ているところもあると感じさせるまさにハマリ役だった。
ただその2人がメイン過ぎてウォリーアズスリーとかシフとか活かしきれてないのがちょっと残念だった。浅野忠信MCU出てんだぜ?すごくねぇか?とはなりきらない存在だった笑。
あとはアベンジャーズの主力なのにチョイ役で初出演だったホークアイが死ぬほど美味しい役だった。弓構えてただけだけど笑。ジェレミーレナー画になる俳優だよなぁ。
MCU前3作が地球メインで描かれていたため、今回の新しい世界観がちょっと詰め込みすぎで話ついていけない感じもあるけどロキソーの兄弟喧嘩の見栄えが良いのでまずまずの印象。
アスガルドの空すごい綺麗だったなぁもう少しこっちの世界の詳しい描写あれば見やすいと思う。いきなり9つの世界って言われても実際3〜4つくらいしか出てこなかったもんね笑。
あと要所要所でFFのWalk使われてて最高。
2016年04月30日(土)1回目
2017年10月29日(日)2回目
2018年03月23日(金)3回目
2019年03月24日(日)4回目
王道な展開
力が発揮できずずっとモヤモヤさせて、ようやくドカーンと弾ける。王道やけど気持ち良く見れる。車にひかれたり眠らされたり、コミカルな部分も楽しい。武器がハンマーってのもイカす。ロキが持ち上げられなかったシーンも良い。
おうち-39
ただただお金かけたアメコミのアクション作品じゃないっていうの、
ケネス・ブラナーが監督だってことで納得。
なかなかドラマティックです。
やっと皆さんが「マイティ・ソー バトルロイヤル」が違和感って言ってるのがわかった気がする。
この作品と2を飛ばして見ちゃった自分としては、お祭りムービーだと思ってましたが、違うんですね。
これを見ると、なんであっちはロキがあんな陽気キャラなんだとか、ジェーンは?てか浅野忠信!ってなるの、ようやっとわかりました。
ドラマティックながら、ちゃんと笑えるところもあるし、難しい顔して見る必要はないです。
地球人じゃない人や昔の人が今の地球に降り立つ話って、ベタに面白い気がしますが、今回もしかり。
それにしてもナタリー・ポートマンきれいすぎ。
典型的
3が面白かったので、今頃になって鑑賞。
色々と連なる話しの元でもあるので、ああそんな事があったのかあと、納得。
お話自体は序盤とも言えるのだろうか、ああだこうだとこねくり回すより、ストレートに人物相関図に則したような話しだった。
この頃のCGも凄かったんだなあと感心するが、今の進化に目を見張る。
とんでもない事が出来るようになってんだなあ…今日のマーベル作品の快進撃はこのCGのおかげといっても過言はないよな。
シリーズ最初とあって、登場人物たちが色々と初々しい。
マイティ・ソー
ケネス・ブラナー監督が放つアメコミ原作ヒーロー・アクション大作。
傍若無人な振る舞いがたたって力を奪われ神の世界を追放された男が、
人間の女性との交流を通して心の成長を遂げていくさまと、
やがて訪れる地球と神の世界の危機に立ち上がる姿を描く。
これは単なるヒーローの物語ではない。
王位をめぐる父との確執。
実は敵側の血をひいていた弟との争い。
これはもうシェイクスピア劇です。
ソー演じるクリス・ヘムズワースは初見でしたが、
とても魅力的でした。
地球でソーは、
車に轢かれたり、
スタンガンで気絶したり、
注射器で気を失ったりと笑いも提供してくれる。
浅野忠信がソーの側近として出演してるけど、
あまり出番が無かったのがちょっと残念。
Shall possess the power of Thor. MCU第4弾は王道中の王道!
アイアンマン、キャプテン・アメリカと並ぶ、いわゆる「マーベル・ビック3」の一角ソーを、シェークスピア俳優兼監督のケネス・ブラナー監督で実写化です。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では4作目にあたります。まぁ、観なくてもストーリーが想像できる王道中の王道なので捻った感じが好きな人にはイマイチかもしれませんが、個人的には満足でした。
よくよく考えれば異次元人の襲来という大事ををアメリカの片田舎で済ませちゃう小並感。意外と田舎狙ってくる作品って少ないのではないでしょうか?田舎にアスガルド人がやってきてコスプレ大会になってるのが楽しい。
もともとオーストラリア人のクリス・ヘムズワース、一応神様なんだけど気のいい兄ちゃんという感じがとっても似合います。脳筋なんで直ぐにロキに騙されちゃう所がまた良い。トム・ヒドルストンのイヤらしいロキも良かったですね。絶対粘着系やわ。ナタリー・ポートマンのジェーンも相変わらず美人で可愛かったですが、やっぱりカット・デニングス演じるダーシーでしょう!ちょっとトボけた感じが最高です。ムニョムニョ~。
ジェレミー・レナーのホークアイは元々登場予定なかったみたいなのですが(だからソーとは一緒の画面に映ってない)、後に付け加えた事でMCUの繋がり感が出て英断だったと思われます。
尚、原作アメコミのソーは通常地球では人間に憑依してて、何かあった時にソーに戻るという設定なのですが、その憑依している人間の名前が「ドナルド・ブレイク」。そう、セルヴィグ博士がソーをシールドから引き取る時に使った偽名です。こういったアメコミファンにわかるネタが含まれてると思わずニヤニヤしてしまいます。
恐らくMCUの中では一番王道でコメディ色の強いマイティ・ソー。成長しても何だかんだでこのまま脳筋キャラで突き進んでもらいたい物です。さぁ、お次は「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」だ!!
再鑑賞履歴
2022/7/4
ロキには同情する…。そりゃグレるわ。
主人公マイティ・ソー(クリス・ヘムズワース)は
父オーディン(アンソニー・ホプキンス)の反対を押し切り
氷の世界 ヨトゥンヘイムに住む巨人討伐へ向かった。
オーディンはこれに激怒。ソーを地球へ追放する。
雷神の力を奪ったうえで。
その頃アスガルドではロキが王の座につき不穏な動きを見せ始める。
ソーは力を取り戻し、ロキの暴走を止められるのか…。
ロキの行動はやり過ぎだと思うが、
あんなことを父親から伝え聞いたら誰だってグレると思った。
家庭環境になじめず夜な夜な不良グループと
悪さをする子供が問題になるが
ロキの心境はそんな子供たちと同じだったのかもしれない。
ただ、神であり王だから、悪さのスケールは段違いだが。
ソーとロキが生まれるより前
オーディンがある行動を起こした時から
兄弟が対立することは決まっていたのだろう。
運命とは残酷だ。
ロキの境遇には同情する。
シリーズ1作目ということもあり
バトルシーンの演出の仕方を掴みきれていないような気がした。
だからこそ、兄弟・親子の人間模様に注目してみるのが
この映画の楽しみ方だと思った。
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